11.29 総合の目的は問題解決能力を高めること

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総合的な学習の時間を活用して、4年生は「福祉」を題材として問題解決能力を高めています。
今年度の4年生は、おそらく皆にとって最も身近な福祉領域である「認知症」を新たに題材に取り入れました。

今週、「高齢者あんしんサポート由井」の方にご来校いただき、認知症について体験的な学習を行っていただきました。
「加齢に伴う心身諸機能の不自由さ」は、多かれ少なかれ家族や自分自身に訪れます。視力、聴力、筋力、関節機能が不自由になる体験を行ってみて、感想を共有しました。
子「体が重くて自由がなくなった」
子「聞こえづらいと不安になる」
子「声かけの仕方が分かった」
体験してみたからこその気づきがたくさんありました。

総合的な学習の時間は、福祉の知識を増やすことが直接的な目的ではありません。知ったことから何を考えるか、もっと知りたいことは何か、自分の生き方にどう生かすかなど、学び方を学ぶことが大切です。12月の盲導犬を利用する方の講話や点字の学習などと合わせて考察する力も高めてほしいと思います。みなみ野君田小学校の教員は、学習の目的と手段を混同せずに授業を構成する力を高めてまいります。

えんしんサポート由井の皆様、道具やボランティアさんの手配などありがとうございました。子どもたちにとって貴重な学びの機会となりました。

11.16 令和の学習では考える際の視点を指導する

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【写真1】M教諭紹介
11月より任用開始したM内教諭の算数授業の様子です。M内教諭は中学・高校数学の教員免許を持っています。任用初日から休み時間に子どもたちと一緒に外遊びをするなどすることで子どもたちとの距離を縮め、今週よりまずは4年生の算数指導のメインティーチャーとなっています。
よろしくお願いします。

【写真2】平成と令和の指導観の相違
4年生概数の学習です。およその数を求めることの有効性やその求め方について学習をします。
平成と令和では、教員の子どもたちへのアプローチが大きく異なります。
平成の先生→「概数を求めると便利です。昨日のかけ算の時みたいに、今日みたいなわり算の時も、上から3桁目を四捨五入するといいです。」
令和の先生→「およその数を求めるのに細かな計算は困ったね。これまでの学習で似たような場面はあったかな。概数にするって勉強していますね。このプリントの考え方、どのように考えたのでしょう。わられる数とわる数の概数の仕方、説明できますか。習ったことと比べたり、共通点を見つけたりしてみましょう。」
平成では、知識を伝える指導に重きがおかれていましたが、令和の指導では、知識を子どもたちが自分の力で考えながら導き出せるよう、考え方やその視点を指導することが重視されています。

【写真3】考えをアウトプット
子どもたちは、どのように考えたのか、何を見つけたのかをノートに記したり、仲間に説明したり、発表をしたりしてアウトプットします。考えの出力(アウトプット)を通して、自分の考えをブラッシュアップさせていきます。

この授業実践は現算数少人数担当のM山教諭とともに授業準備をして行っています。
君田小学校では、よりよい授業となるよう、教員相互に授業を見合ったり、助言し合ったりして、令和型の指導力を身全教員が付けられるよう取り組んでいます。

11.8 具体物操作、思考共有、比較検討

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みなみ野君田小学校では、全教員が少なくとも年3回以上の授業をその指導案とともに全教員に向けて公開しています。また、それに加え、全学年が一度ずつ研究授業を行い、学力向上のための手立てを検証しています。これらを合わせると、年間60回近くの授業を互いに見合い、自分の授業づくりに生かす機会が設けられています。

10月下旬、1年生の研究授業がありました。図形概念を形成する基礎となる形の学習です。

【写真1】具体物操作
「さんかくが2つあると、ましかくができるよ」
「さんかくが5つで、大きなさんかくがつくれたよ」
「さんかくがあれば、いろいろなかたちがつくれるよ」
手元の具体物を操作することでさまざまな発見があります。

【写真2】思考共有ツールの活用
学習用端末を通して、自分が作った形を写真に撮って先生に提出します。すると、席を立つことなく、全員の考えたことを。お互いに知ることができます。学習用端末を操作する力は、1年生から育んでいますので、どの学年でも思考共有の手段として利用ができます。

【写真3】比較検討
思考を共有することの最大のねらいは、「比較する」という活動を加えることにあります。手元にある自分の考えとクラスメイトの考えを比較してみた途端に、「そのような形の合わせ方ができるんだ」.「形は似てるけど大きさが違うのはなぜだろう」など、新たな発見や疑問がどんどんと湧いていました。

視点を切り取ることにより。研究授業のその授業だけでなく、どの学年の授業づくりにも活かせる手立てを確認することができました。
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