「生徒の皆さんへ」 第2学年 河西茉未

 みなさん、こんにちは。
 4月に第七中学校に着任しました数学科の河西茉未(かさいまみ)です。

 3月まで育児休業をいただいていました。その期間、育児の大変さを感じながらも何か新しいことに挑戦したいと思っていました。ちょうどそのときに素敵な出会いがあり、新しいことに挑戦するきっかけとなりました。

 その出会いとは……。
 2018年4月に復職し、娘が保育園に通い始めました。そのとき、娘のクラスに耳の聞こえないお友達が2人いました。お友達のお父さん、お母さんも耳が聞こえません。どうにかしてそのお友達家族とコミュニケーションをとりたくて、独学で手話の勉強を始めました。しかし、仕事・育児に加え、2人目の出産。なかなか思うように勉強することができないでいました。独学は難しいことを自覚し、2019年5月から保育付きの手話講習会を受講することにしました。手話の先生は耳が聞こえません。復習を怠ると先生とコミュニケーションがとれなくなる。「そんなのは嫌だ!」という気持ちで、講習会・復習・みんなの手話(NHK)など……で勉強を継続していました。
 それまでは「手話ができないから耳の聞こえない方とコミュニケーションをとることは難しい」と勝手に思っていましたが、手話の先生やお友達家族とふれ合う中で、コミュニケーションの取り方は手話だけではないし、どんなことに困っているのかなど、今まで知らなかったことや見えていなかったことに気づくことができ、自分の世界が広がったように思います。まだまだ手話ではなく、身振り手振りで話すことも多いですが、コミュニケーションができることに喜びを感じます。

 みなさんは今、これまでより多くの時間を家で過ごすことになっていると思います。
 この機会に何か新しいことに挑戦してみるのはいかがですか。
 そこから新しい発見や新しい出会い(今すぐでなくても今後……)があり、自分の世界が広がるチャンス!!……になるかもしれません。

 と、みなさんとこのようなお話をする機会もなく、もうすぐ4月が終わります。

 みなさんと第七中学校で元気に再会できることを願っています。

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