下柚木小の窓から【6月7日】

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[全校朝会 校長講話(オンライン)]みなさんおはようございます。今日はオンライン朝会です。校長先生の顔が見えていますか。さて、今日は「3つの言葉」というお話をします。校長先生が高校生の時に当時の英語の先生から聞いたお話ですから、もう40年も前のお話です。その英語の先生は50歳位の日本人でしたが、大学を出てからしばらくイギリスに住んでいたそうで、「僕の英語はイギリスの人の英語なので、アメリカの人の英語とはちょっと発音が違います」なんて言っていたことを思い出します。その先生は英語だけではなく、昔のイギリスでの生活についてもよく話を聞かせてくれました。今はどうかわかりませんが、当時のイギリスは礼儀正しく、やはり紳士の国というイメージでした。特にイギリスの方が生活の中で気を付けている言葉は「サンキュー」と「ソーリー」と「プリーズ」の3つ。高学年の人は分かりますね。日本語で言えば「ありがとう」と「ごめんなさい」と「お願いします」の3つです。イギリスの国全体が自分の子供でなくても、この3つの言葉をすすんで子供たちに注意をして、きちんと使えるように教えている様子にびっくりしたそうです。若いころのその英語の先生にも、こんなことがあったそうです。お店で買い物をするのに、品物の名前を言って、お金を出していてもなかなか品物を用意してくれないので、何回も繰り返していたら、ひげを生やしたおじいさんの店員さんに「正しい言葉を言ってください」と言われたそうです。そこではじめて「プリーズ」と言うのを忘れていることに気付き、正しく言い直すと、そのおじいさんはにっこりとした笑顔になって品物とおつりを丁寧に渡してくれたそうです。今の日本ではどうでしょうか。下柚木小学校ではどうでしょうか。「ありがとう」「ごめんなさい」「お願いします」をみんな正しく使えているでしょうか。友達にわざとではなくても、ぶつかってしまったとき、すぐに「ごめんなさい」と言えれば、そのあとのお互いの気持ちは言えなかった時に比べて全然違うはずです。もちろんうわべの言葉だけではなく、心からその気持ちになっていることが大切ですね。そういえば校長先生も家の近くのコンビニに行くとき、同じくらいの距離なので、いつも「ありがとうございます」と笑顔で言ってくれる店員さんがいるお店を選んだことがあったなあと思います。人は一人では生きていけません。相手がいて、自分がいます。そして人は言葉でつながっています。多くの人が集まれば集まるほど、お互いに相手を大切にしていくことが必要です。そこにちょっとした言葉がもつ力を上手に使うことができると、より良く生きることにつながります。下柚木小学校のみなさんは、学校に来るお客さんたちがびっくりするくらい挨拶がよくできます。毎日朝夕、皆さんの明るい挨拶が学校をより良くしてくれています。そしてさらにステップアップするために、この「3つの言葉」もいつも上手に使えるようにしていきましょう。「サンキュー」「ソーリー」「プリーズ」、日本語では「ありがとう」「ごめんなさい」「お願いします」です。
 最後にもう一つ別のお話をします。だんだんと暑くなってきました。暑くなると気を付けなくてはいけないのが、熱中症です。いまはコロナウイルスの感染予防のためにみんなマスクを着けています。体育などで先生が「マスクとってもいいですよ」と言った時は、マスクを外して熱中症にならないように気を付けてください。でもマスクをとって大声でおしゃべりしてはいけませんよ。体育以外にも暑くて気分が悪くなりそうなときは、我慢せずに遠慮なく先生に言ってください。こまめな手洗いは必ず続けてくださいね。1学期も後半になりました。夏休みまで、みんな元気に過ごせるようにしていきましょう。お話を終わります。


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