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全校朝会(7月27日)希望の力

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 本日は、久しぶりに校庭で全校朝会を行いました。
 校庭の花壇がきれいになっていますね。1学期はまだ縦割りがないので、地域の方々が皆さんのために草を抜いてくださいました。2学期からは、三密に注意しながら、縦割りも始まります。先週の連休はオリンピック開会式が予定されていましたが、新型コロナウイルス感染症が世界的に流行しているので延期となりました。そこで東京五輪の1年前セレモニーが開かれました。
そのときいけえりかこさんという水泳の選手がスピーチしました。この選手はオリンピック前に白血病という血液の癌になり治療をし、今はパリオリンピックの出場を目指している方です。では、スピーチの一部を紹介します。
「本当なら、明日の今ごろ、この国立競技場ではTOKYO 2020の開会式が華やかに行われているはずでした。私も、この大会に出るのが夢でした。オリンピックやパラリンピックはアスリートにとって、特別なものです。
その大きな目標が目の前から、突然消えてしまったことは、アスリートたちにとって、言葉にできないほどの喪失感だったと思います。私も、白血病という大きな病気をしたから、よくわかります。
思っていた未来が、一夜にして、別世界のように変わる。それは、とてもキツい経験でした。
そんな中でも、救いになったのはお医者さん、看護婦さんなど、たくさんの医療従事者の方に、支えていただいたことです。
身近で見ていて、いかに大変なお仕事をされているのか、実感しました。
しかも今は、コロナという新たな敵とも戦っている。
本当に感謝しかありません。ありがとうございます。
スポーツは、人に勇気や、絆をくれるものだと思います。
私も闘病中、仲間のアスリートの頑張りにたくさんの力をもらいました。今だって、そうです。
練習でみんなに追いつけない。悔しい。そういう思いも含めて、前に進む力になっています。
TOKYO 2020。
今日、ここから始まる1年を単なる1年の延期ではなく「プラス1」と考える。
それはとても、未来志向で前向きな考え方だと思いました。
逆境からはい上がっていく時には、どうしても、希望の力が必要だということです。
希望が、遠くに輝いているからこそ、どんなにつらくても、前を向いて頑張れる。
私の場合、もう1度プールに戻りたい。その一心でつらい治療を乗り越えることができました。
世界中のアスリートと、アスリートから勇気をもらっているすべての人のために。
1年後の今日、この場所で、希望の炎が、輝いていてほしいと思います。」
みなさんは、コロナウイルス感染症対応のためにこれまでと違った学校生活を送っています。
その中で、先生、おうちの人、地域の人はどうしたら皆さんが新しい生活様式の中で学校生活を楽しく過ごせるか考えています。八王子市では、子どもが先生と離れていてもパソコンで勉強できるような仕組みを考えました。そのことについては、今後、詳しく先生たちから説明します。
これから学校の突然予定が変わることがあるかもしれない。だけど今日のいけえりかこさんの「希望の力」を思い出して前に進んでほしいと思います。


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