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2月22日土曜日読売新聞編集手帳から

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いろいろなコメントが浅田真央選手に寄せられていて、どれを読んでも涙がでてくるのはわたしだけではないはず。今日はその紹介です。
写真(Yahoo (撮影・大里直也)(写真:サンケイスポーツ)を掲載させていただきました。
2月22日(土)読売新聞 編集手帳から
 「心が凋む(しぼむ)」の凋。
 「凛(りん)として」の凜。
 意味するところは正反対だが、部首は同じである。漢和辞典によれば“にすい”は氷を透かして見える節目のことだという。
 凋んだ心のまま、おざなりに流すのか。
 それとも凜として舞うのか。
 さあどっちだと、氷の神様もなかなか意地が悪い。その意地悪な問いに、完全燃焼することで答えた。ソチ冬季五輪のフィギュアスケート女子フリー、浅田真央選手(23)である。
 前日のショートプログラムに失敗し、メダルの望みが絶たれたなかで、ほぼ完ぺきな演技を見せて観衆を魅了した。フリーでの自己最高得点を更新している。
 勝つために全力を尽くすのは、実はやさしい。負けと決まった後に、全身全霊を込めるのは誰にでもできることではない。その強い心にテレビの前で、“にすい”の言葉をもう一つ、「凄い(すごい)」とうなった方も多かろう。
 思い出す五行歌がある。
 いっそ
 大きく凹(へこ)もう
 いつか
 多くを満たす
 器になるのだ
 <伊藤柚月>
 

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