上川口小学校で稲刈り作業を実施(令和4年10月4日)

 秋晴れのもと、上川口小学校の全児童が学校近くの里山(上川の里)で稲作体験の一環として稲刈り作業を行いました。この活動は、地域の里山を利用し、平成29年から保護者や地域の方々の協力のもと行われている郷土学習です。
 6月3日に高月清流米の苗を植えてから123日間。きれいな水と太陽の日を浴びた稲穂は、黄金色に輝き、頭が重く垂れ下がっていました。今回指導していただいた地域の方によれば、今年の稲は6年間で一番良い出来で、お米は大体1俵ほどにもなる見込みです。
 高学年が鎌で稲を刈り、低学年がその稲を運搬、先生や保護者、地域の方々が結束し、乾燥のための稲掛けを行いました。最後に、落ち穂拾いを行った子どもたち。さわやかな笑顔で達成感に満ちた稲作体験となりました。
 子どもたちは「田植えから稲刈りまで体験し、お米ひと粒ひと粒の大切さが分かった。自分たちで作ったお米を食べるのが楽しみ」などと話していました。
 今回収穫した稲は、天日干し後、今月中旬に、足踏み脱穀機と唐箕(とうみ)を使用して脱穀、精米を行い、来月以降に給食で提供される予定です。

学校フォトニュース(八王子市ホームページ)


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緑が丘小学校で車人形公演を開催(令和4年9月20日)

 緑が丘小学校に西川古柳座(にしかわこりゅうざ)の五代目家元・西川古柳さんをはじめとする座員の皆さんをお招きして「八王子車人形公演」を開催しました。「八王子車人形」は本市が世界に誇る伝統芸能。日本遺産認定ストーリー「霊気満山 高尾山 〜人々の祈りが紡ぐ桑都物語〜」の構成文化財でもあるこの「八王子車人形」は、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
 はじめに、人形芝居のルーツや日本の文化などの説明を受けた後、豊作を祈願するなどの意味を持つ演目「三番叟(さんばそう)」を鑑賞しました。顔や目線など体全体の動きで、人形の指先まで息を吹き込む演技に子どもたちは心を動かされていました。
 次に、子どもたちが座員の皆さんの指導受けて実際に車人形を操作し、感情などを表現。初めての人形と名前の由来となった車輪がついた箱型の「ろくろ車」の操作に苦戦しながらも笑顔でとても楽しそうに車人形を体験しました。
 最後に、アメリカやヨーロッパなど各国でも活動することで、日本の伝統を海外に広めていく重要性と一方で海外の文化を知ることの重要性を伝え、スペインの文化を取り入れた踊りを披露。変わっていく時代の中で、伝統にとらわれるだけではなく、新しいことにチャレンジしていきたいと西川古柳さんは語りました。
 子どもたちは「機械を使わず操作する仕組みとなっていて、これを考えた人がすごい。人形がまるで生きているみたいで迫力があった」などと話していました。

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