みなみ野冬のイルミネーション点灯初日の夜には、七国小学校の子供たちとご家族がたくさん鑑賞にいらしていました。点灯時間は夕方の5時から夜中の1時までです。1月14日(金)までの長期間、楽しんでいただけます。実行委員会と造形大学のご厚意で「七国小学校」の校名が設置されています。 消防署から感謝状バングラデシュの学校と子供たちバングラデシュの小学校での算数や理科の学習の進め方の現状を知り、その改善に向けて取り組んだ経験談もうかがいました。左の写真は、算数のたし算が日本のような繰り上がりの計算方法でなく「数え足し」だと説明を受けて、自分の指を使ってその仕方を試している場面です。指の関節を使って両手で40まで数え足しをすることが可能なのだそうです。算数ブロックを日本から送る活動や使い方の説明書作り、授業作りなどにも取り組まれたそうです。暗記・暗唱中心で実験をやらない理科の授業など、意味よりも覚える勉強が重視されている背景には、日本とは異なる理由がありました。そうした経験から「自分の教育観を押し付けるのでなく本当に必要なことを現地の人と一緒に考えていくことが大切なのかも知れない」という気付きを得たそうです。 「支援物資を送りたい」と考えていた子たちにとって、相手が「いるもの」「いらないもの」の考え方に寄り添う必要があることを示してくださる展開でした。相手にとって不足しているものをどう考えていくのか、特別授業の最後は子供たちに向けた「開かれた問い」でした。一つの正解があるわけでない、決まりきった答えがない「問い」に向き合い、自分たちにできることを探り続けていこうという貴重な学びになりました。 さあ、これからの総合的な学習の時間をどのように展開していくのか、主役は子供たちです。正解のない問いに向き合い、具体的な行動を伴う解決策に協働的に取り組んでほしいと願っています。きっと各教科で身に付けた見方・考え方を総合的に働かせてくれることでしょう。大人でさえ解決できない実社会の問題だからこそ子供たちは本気で取り組むと期待しています。 バングラデシュの学校と子供たちSDGsについて学びながら「自分たちができることをしたい」と考え行動し始めている子供たちに、バングラデシュへの小学校教育隊員(青年海外協力隊)経験者から写真等を交えて国と教育のようすを教えていただきました。北海道2つ分くらいの面積の国に日本より多くの人たちが暮らす国であること、バングラデシュの人たちは日本が大好きであることなど、初めて知ることがたくさんありました。義務教育は小学校の5年間だけであることや、先生と子供の関係が日本とは異なることに関心をもって聞き入っていました。 行動には必ず理由があるので価値観の違いを受け入れることや、「いるもの」と「いらないもの」の考え方には文化の違いがあるかも知れないので「相手を信じて待つこと」の大切さなどのお話もうかがいました。 予告なしの避難訓練中西農園オンライン訪問振り返り右の写真は、前回のオンライン訪問を振り返っている場面です。 左の写真は、現場で中継した担任がお土産にいただいた野菜です。 実物を見るとオンラインの映像を通した印象とはまた違った迫力があり、子供たちから歓声が上がっていました。ダイコンやニンジンなどの野菜の色合いについても、オンラインで知った「赤」「紫」「オレンジ」「黒」というイメージとは一味違う発見がありました。オンラインの便利さと、実物のもつ力の両方を感じる学習展開になりました。 校内研究全体会右の写真で大型テレビに映っているのは、跳び箱などの運び方を担任が実演して説明する自作動画です。児童が学習端末でいつでも見られるようにしていることを報告している場面です。 遠くに跳んで みんなで作って 跳び箱名人日本調べ隊ひばり学級では、これまで自分が気になることについてテーマを決めて時間をかけて調べてきました。分かったことや伝えたいことを新聞やポスターにまとめました。今日はそれらの資料を使って1人1人が発表しています。聞いてくれるお客さんがどんどん交代するので、発表も何度も行っています。繰り返すうちに発表の仕方がぐんぐんみがかれて自信たっぷりになっていくのが分かります。 かたちづくり三角形の組み合わせだけで好きな形をつくった後は、それぞれの子がスクリーンショットを撮影し「オクリンク」で共有し、大型テレビに全員分を投影して交流しました。 中西農園オンライン訪問中西さんとつながったところで、はじめの言葉です。 「私は中西さんの話で楽しみなことは、どうやって野菜をうまく育てているか知りたいと思いました。栽培も大変だと思うけど、いっぱい野菜を育てたいです。もっと野菜を好きになりたいです。中西ファームの中西さんとの交流を始めます。」 その後、中西農園に待機している担任と、子供たちと一緒に家庭科室にいる担任の両方が進行役となり、子供たちが班ごとに練りに練った質問をし、中西さんに答えていただく展開になりました。 「今までやってきて大変だった野菜は何ですか?」という質問には、農業は自然が相手なので毎年毎年同じものはできないのが野菜作りであること、ハウスだと管理しやすいが野菜作りは年々難しくなってきていること、できないものほどどうやったらできるかなと考えていることを教えていただきました。 「野菜は何種類作っていますか?」という質問には、「100種類くらい」と答えていただきました。白だけでなく赤・紫・緑・黒のダイコンがあることや、果物も育てていることを教えていただきました。 「中西ファームはいつからありますか?」という質問には、「200年以上前、江戸時代から」と答えていただきました。最初は麦やお米が主だったそうです。10年前から今のようにお店に野菜を出すようになったそうです。古い農具には「天保十年」と書いてあるものもあるそうです。 「どうやってきれいに間引きするんですか?」という質問には、驚く答えが返ってきました。種をたくさんまくと間引きをするが面倒なので間引きはしない、と聞いて子供たちはびっくりしました。その代わりに10センチおきに種が入っているひもを使うのだそうです。ダイコンだと25センチおきだそうです。種の値段も高いし、農業につかう道具も様々に新しくなっていることが分かりました。 「中西さんはいつから野菜をやっているんですか?」という質問には「42年くらい」と答えていただきました。中西さんは6代目だそうです。お子さんが7代目。今は20人位の大きな農園になったこと、今は機械が良くなり、耕したり洗ったり間引きもなくなったり便利になったこと、薬も良くなったことを教えていただきました。20人というのは東京で一番位の規模だそうです。 「野菜が枯れないように気を付けていることは何ですか?」という質問には、台風や雨などの自然災害で野菜は傷つくことをお話いただきました。白いネットをかけて虫の害の予防や日よけ風よけにして病気にならないようにしているそうです。ネットも品質が良くなって健康に育つようになったそうです。 「なんで失敗することがあっても諦めないで作っているんですか?」という質問には、大勢の人と工夫して話し合ってやっていること、失敗は成功のもとであること、諦めないことが大切だというお話をしてくださいました。 「雨の対策はどうしているのですか?」という質問には、最近は雨が多くなり、雨はどうしようもないが畑に水たまりができないように「うね」を作っていると話してくださいました。雨が上から下へ流れるように畑を坂のように作るそうです。うねを高く作るとよいそうです。 その後、トラクターで移動し、そのがで畑から収穫して様々な色のダイコンやニンジンを見せてくださいました。色だけでなく長さも太さも様々でした。そのようすが映っているのが右の写真です。15頭いるというヤギや、今日種をまいたばかりのホウレンソウの畑やキャベツ畑も案内してくださいました。生食用のシュンギクを撮影中の担任が試食する一幕もあり子供たちの歓声があがりました。 交流の最後には、2人が感想を述べました。 「ぼくが心に残っていることは中西ファームさんが200年以上も前からやっていて、しかも昔は野菜を育てていなかったことと、野菜で同じものでもたくさん作っていて、動物は売れ残った野菜を食べることと、ニンジンやダイコンがあったことです。」 「白・紫・赤のダイコンを初めて知りました。もっと学校の給食もいっぱい食べたいです。ぼくは将来、中西ファームさんの仕事につきたいです。」 そして、終わりの言葉です。 「ぼくたちも栽培活動でこれから一生懸命野菜を育てたいです。中西ファームの中西さんとの交流を終わります。最後にみんなでお礼のあいさつをしましょう。」 子供たちが主役になってオンラインながらに中西さんと交流できたよい学習になりました。充実した学びになり、子供たちもとてもうれしそうでした。収穫して見せてくださった野菜をお土産にいただきました。 運動委員会 縄跳び週間集会長縄では「8の字跳び」「十字跳び」「ダブルダッチ」が紹介されました。 短縄はSDGsをもじって「やってみよう!17の跳び方」と称して、「両足跳び」「駆け足跳び」「後ろ跳び」「あや跳び」「後ろあや跳び」「交差跳び」「二重跳び」」「側振跳び」「速側振跳び」「後ろ側振跳び」「返し跳び」「はやぶさ」「こだま」「後ろ二重跳び」「後ろはやぶさ」「うしろこだま」「三重跳び」が紹介されました。 各教室でテレビで集会を視聴していた子供たちは、運動委員会の5・6年生が次々と実演する跳び方に興味しんしんでした。見入るとともに歓声や大きな拍手がわいていました。 七国小学校の縄跳び週間は11月30日まで続きます。たくさんチャレンジしてパワーアップしてほしいです。 地域清掃七国小学校は、5つあるゴミの回収場所の1つでした。ほかにも、みなみ野君田小学校・閑道西尾根緑地・熊野神社駐車場・シフォンの丘自治会館前などでも回収がありましたので、お近くの場所で参加なさった方々も多かったと思います。 七国小の玄関前では、分別作業や空き缶つぶしなどを行いました。 子供たちは家族やり域の皆様と一緒に活動できて、町のために行動できた誇らしい思いを胸に帰宅できました。今後のまちづくりや地域に根ざした学習に、今回の体験が大いに生きてくると思います。学校の週休日ではありましたが職員も15名ほど参加しました。 青少対七国地区委員会で即日集計なさった結果では、七国小学校での回収分だけで、可燃ごみは45リットル袋で4袋、20リットル袋で3袋、不燃ごみは20リットル袋で4袋、缶が1.5袋、ビン0.5袋、ペットボトル1.5袋、ホイールなどの粗大ごみ1袋となったそうです。 参加人数は174名とのことでした。コロナ禍で2年ぶりの地域清掃となりましたが、多くの方々に参加いただき感謝申し上げます。子供たちは地域の一員です。今後も地域の皆様と一緒に子供たちが活動できる機会がありましたらお声掛けいただければ幸いに存じます。 地域清掃左の写真は、七国中学校に集合して青少対七国地区委員会会長のお話をうかがっている場面です。 その後、七国地区の各地域や通学路などそれぞれに分かれて活動をしました。はじめのうちは「七国地区はゴミが見当たらないね」「きれいな街だね」と話していましたが、そのうち少しずつゴミに気付くようになってきました。公園の一部の森の中を清掃した人たちはたくさんの空き缶を回収してきました。道端のタバコの吸い殻、マスクなどを拾い集めることができました。活動をすることで我が町を見直し、これまで以上に愛する気持ちが芽生えたようです。 みなみ野冬のイルミネーション設置中央の写真の丸みのある飾りが3年生の作品、右の写真の冬の風鈴型が4年生の作品です。記名はしてありません。イルミネーションの点灯は11月20日(土)から1月14日(金)までです。この日は点灯している場面は見られませんでしたが、夕日を浴びて輝いている姿もとても美しいです。実行委員長のお声掛けで造形大の方が特別に七国小の看板を作成してくださることになりました。 みなみ野冬のイルミネーション設置左の飾りは造形大学の学生さんが作成し地域の皆さんが力を合わせて設置したものです。毎年かかわる学生さんたちが変わるので作品も新しいデザインになるそうです。 中央と右の写真は、七国小学校の職員と子供たちが作業をしているようすです。場所は駅とコンビニの間のスペースです。5本ある木のすべてを使ってよいと許可をいただきましたので、3年生と4年生の作品を実行委員会からお借りした電飾と組み合わせて飾り付けしました。 ひばり学級中西農園オンライン学習準備今回の打ち合わせででは、当日の流れの確認や資料となる動画や写真を撮影してきました。 音楽発表会を終えて前回に引き続き、6年生の感想を一部ご紹介します。 ------------------------------------------------------- 「結構緊張しましたがリズムよくできてよかったです。練習ではできないことがあったけれど友達と一緒にがんばったので、本番でも成功したのでうれしいです。」 「練習しているときはどのタイミングでやればいいか分からなかったけど練習していくうちにうまくなってよかった。」 「音楽発表会までにトーンチャイムの練習ではじめはタイミングが合わなかったりしていたけれど、だんだんうまくなって、音楽発表会のときはミスなくできるようになってよかったです。」 「私はみんなで心を一つに、そして最後まで笑顔で演奏できたし友達ともリズムが合ってよかったです。」 「今日の音楽発表会はすごくよくできたと思います。小太鼓と合わせるところは最初はできなかったけど、練習したらできたから、練習って大事だなと改めて思いました。」 「最初はアコーディオンが苦手で楽譜通りにできなかったけど練習していくと完璧になって、本番ミスなくできてよかったです。」 ------------------------------------------------------ いつか、そう遠くないうちに子供たちの演奏を直接鑑賞いただける機会を設けることができる日がくることを願っております。 保護者の皆様には、今回YouTube配信というご不便をおかけしますことをお詫び申し上げるとともに、日ごろの音楽の学習の中で積み上げてきた子供たちの努力と成長、わくわくどきどきした気持ちのたかぶりなどについて対話いただき、ご家庭で価値づけていただきますようお願い申し上げます。 子供たちは年下の学年や年上の学年の演奏にも大変関心をもって鑑賞していました。今より下の学年だったときの自分のことを振り返ったり、上の学年に憧れの気持ちをもったりする、そんな豊かな鑑賞のひとときを、学校だけでなくご家族と一緒にもういちど設けていただければ幸いに存じます。 音楽発表会の舞台裏右の写真は、生演奏を終えて教室に戻る6年生を拍手で送る2年生のようすです。 校舎がオープンスクールのため、隣り合う教室で全学級がオンライン視聴をして鑑賞がしづらくなるのを予防するために、教室配置を考慮して一つ置きに子供たちは特別教室に移動する工夫をしました。家庭科室や算数ルームで視聴した2年生のクラスは、演奏会場の音楽室に近いため、演奏を聴いて「6年生、すごい!」と興奮し廊下に出て拍手を送る行動につながったようです。6年生もとてもうれしそうでした。 前回に引き続き、6年生の感想を一部ご紹介します。 -------------------------------------------------------------- 「音楽会で私はアルトアコーディオンをやりました。楽しかったことは暗譜ができてミスタッチが少なくリズミカルな曲だったことです。難しかったことは速度が速くなると合わせられなかったことです。今は、完璧です。」 「最初に練習をしたとき、音が合ってなかったり、リズムがずれたりして一つになっていなかったけど、今日の発表では心が一つになって迫力のある演奏ができました。とても楽しくて不思議な感覚でした。」 「みんなで心が一つになったと思いました。練習のときはバラバラだったりうまくできないときもあったけど、本番は間違えずに笑顔で演奏できたのでよかったです。」 「最初の練習のときはバラバラだったけどみんなで練習していくうちにそろってきて、とてもうれしかったです。本番も練習のときよりも上手にできたのでうれしかったです。」 「練習で何度も失敗しても諦めずにがんばって、最後にはみんなでそろった演奏をすることができてうれしかったです。」 音楽発表会左の写真のクラスが「Sing Sing Sing」、右の写真のクラスが「情熱大陸」を演奏しました。 前回の記事に引き続き、6年生の感想を一部ご紹介します。 --------------------------------------------------------------- 「最初は全然できなかったけど練習をやっていくうちに上手くできてきて自信をもって演奏ができました。」 「最初は難しくてなかなかできなかったけど、練習をしていくうちにできるようになってから楽しくなった。生演奏ではみんなで心を一つにして演奏できたと思うのでよかった。悔いのない演奏ができた。」 「練習の時は全然バラバラで強弱がつけられなかったけど、みんなとたくさん練習して本番はみごとに成功してうれしかったです。終わった後に、とってもよかったよ!などと言ってもらえてうれしかったです!!」 「たくさん練習してみんなと合わせることができてよかったです。本番のとき緊張したけど最後は音に集中してできました。とても楽しかったです。」 「最初は間違えが多かったけど何回も練習したらできるようになってうれしかったです。」 「私は音楽の時間が好きだったのでとても楽しみでした。練習もいっぱいして、本番とても迫力のある楽しい演奏ができたので良かったです。」 「トーンチャイムになってリズムが合わなくて、でも音楽会うまくできてよかったです。」 「友達と教え合いをしてリズムが分かったり演奏できるようになった時はすごくうれしかったです。本番では一番迫力のある音を出せてよかったです!」 「楽しく演奏することができました。練習がとても大変だったけれど、本番で上手に弾けたのでよかったです。」 「電子キーボードをやって最初はそこまでうまくできなかった、練習して音楽発表会本番で楽しく迫力のある演奏ができたのでよかったです。」 「リコーダーからトーンチャイムになった時はびっくりしたけど、トーンチャイムで成功できてよかったです。」 |