「一生懸命がんばる」「人を思いやる」学校生活を紹介します。

0625「一生懸命がんばる心」

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川口中では、「一生懸命がんばる心」を大切にしています。
写真は、廊下に掲示されている2年生の書写の作品です。
上手、下手に関係なく、一生懸命がんばっていることが大切です。

「書は人なり」

その人の書いた字は、その人の人がらや人物そのものを表すという意味です。
たとえできなくても、心を込めて一生懸命に取り組んだものはわかります。
一生懸命取り組んだものは、必ず他人が評価してくれます。
書写に限らず、これからもいろいろなことに頑張ってほしいと願っています。

0623配慮をしながら実技教科の指導を行っています

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6時間授業の再開から2週目を迎えました。
実技教科についても、配慮をしながら授業を進めています。
左の写真は家庭科の様子です。1学期の調理実習は行いません。
真ん中の写真は美術の様子です。1年生は手のデッサンに取り組んでいます。
個人の作業が主となりますので、1学期は共同制作を行いません。
右の写真は、音楽で使用するための衝立(ついたて)です。
今後の合唱や合奏など、飛沫感染を防止するために用意しているものです。
臨時休業前の学習活動を最大限保証できるよう、工夫しながら授業を進めています。
感染リスクをゼロにすることはできませんが、保護者や地域の皆様のご理解とご協力をお願いします。

0619NIE教育

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川口中学校では、NIE教育を進めています。
NIEは「Newspaper in Education」の略で、「新聞を活用した教育」のことです。
川口中学校には、各教室図書室に新聞があり、いつでも見られるようになっています。
世の中の出来事を知ることや、その出来事について考えることや、友達と世の中の出来事について話すこと、話し合うことや、それによって自分の考えが固まったり、変わったりすることは、とても大切です。
新入生も、中学校で積極的に新聞を活用してほしいです。

0618新しい生活様式を意識しています

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通常通りの授業となりましたが、臨時休業前とは違う生活スタイルで学校も進んでいます。
少しずつ、新しい生活様式に慣れてきています。
学校のあちこちにポスターや身体的距離を示す表示があり、飛沫感染防止用の道具などが使われるようになりました。

(1)朝の健康チェック
(2)マスクの着用
(3)こまめな手洗いとタオルの持参
(4)密集の回避
(5)対面しない形での給食 などです。

学校でも、換気と熱中症予防の両立、教室や廊下の環境整備・消毒など、少しずつ、新しい生活様式に合わせてきました。
感染リスクをゼロにすることはできませんが、学校で過ごす人たちが一体となって意識することで、少しでも感染リスクを減らしつつ、教育活動にみんなが取り組めるようにしていくことが1学期の大きな学校のテーマです。
マスクを着用しているだけでも不便を感じることがありますが、みんなの力で乗り切っていきましょう。

0617授業にしっかり取り組んでいます

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学校再開の最終段階を迎え、給食も部活動も始まりました。
「新しい日常生活」が始まり、6時間の授業が続いています。
気温や湿度が高い日も多くなりましたが、ほとんどの生徒が元気にしっかりと授業に取り組んでいます。
体調を崩して欠席している生徒や、登校後に保健室を利用している生徒が心配です。
換気、マスク着用、身体的距離の確保など、注意することはたくさんありますが、とにかく「健康でいること」が一番です。
休養や睡眠、栄養をしっかりとり、健康に注意していきましょう。

0616三年生が登校時にあいさつをしてくれています

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先週は、教職員が正門や東門で登校生徒にあいさつをしましたが、今週は3年生が朝にあさいつをしてくれています。
川口中では「み・そ・あ・じ・は」を合言葉に、基本的な生活習慣の指導をしています。
その中でも「あ」のあいさつは、生徒も、教職員も、保護者や地域からも、もっと取り組むべきと考えている重点です。
飛沫感染やマスク着用など、元気なあいさつをしにくい状況ですが、3年生のあいさつに対して、さわやかに返してくれる生徒ばかりです。
正門でのあいさつは期間限定ですが、すすんであいさつをすることについては、ぜひこれからも続けていきましょう。

0615全学年一斉登校で給食が始まりました

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今日から6時間の授業が始まりました。
学校再開に向けた取組の最終段階です。
朝礼を行い、校庭に全校生徒が集まりました。
いよいよ8月5日までの1学期が本格的に始まります。
健康に気をつけて、元気に2か月間を過ごしていきましょう。

0612来週から給食が始まります

午前授業の1週間が終わりました。
4時間授業の毎日でしたが、暑かったり、慣れていなかったせいか、疲れの見える生徒もいました。
来週から給食が始まります。
いよいよ通常授業となります。
週末に体調を整えて、さらによい1週間にしましょう。
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0611集中しやすい教室環境を整備しました

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臨時休業中に、教室の前にあるロッカーや掲示物を隠すためのカーテンを、全学年の普通教室(10教室)に設置しました。
先生が書いたことをノートに写したり、プロジェクターで映し出されたものを見たり、友達の発表を聞いたりするために、前を見て集中する機会が授業中は多くあります。
目移りするような掲示物や余計な情報が多いと、気が散ってしまいます。
本当に必要なことに集中するために、授業中はカーテンを閉めています。
生徒たちが少しでも授業に集中できるように、2名のスクールサポートスタッフが、4月から2か月がかりで古いカーテンを再利用し、布を切り、縫って作りました。
カーテンレールは、用務主事がサイズに合わせてカットして設置しました。
先生だけなく、たくさんの人が学習を支えてくれていることを知ってもらい、普段の授業にも精いっぱいがんばってほしいです。

0610黒板を新調しました

1年生の教室の後ろにあった黒板を、ホワイトボードに新調しました。
教室の後ろにあったロッカーや掃除用具入れの塗装もし直しています。
すっかりきれいになった教室で、今週は授業を再開しました。
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0609休業中に用務主事が内装をきれいにしました

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臨時休業中に、校舎の内装をきれいにしました。
写真は、廊下の床面のワックスがけとドアのペンキ塗り直し、そして教室内側の壁面の手入れです。
ドアは1枚1枚外し、両面の塗装をし直しています。
汚れていた床面も剥がれていた壁面もすっかりきれいになりました。
ぜひ、長く大切に、きれいに使ってほしいです。

0608一斉登校、午前授業が始まりました

今日は、今年度初めて、全学年から朝から登校し、4時間授業を実施します。
2月末までは当たり前だった朝の登校風景が、やっと戻ってきました。
全員がマスクをしていますが、しっかりとあいさつを返してくれる生徒ばかりです。
元気に登校する生徒の姿を見て、とりあえず安心しました。
健康に気を付けて、長い1学期を、全員が無事に過ごしていきたいものです。
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0605分散登校期間が終わります

学校再開にあたっての第2段階期間である、全学年による分散登校期間が終わります。
来週からは、第3段階期間である、全学年による一斉登校が始まります。
1週間を通して登校したことで、疲れている生徒も一部見受けられました。
週末にしっかり休養をとり、来週からの午前中4時間授業を引き続き頑張りましょう。
感染症については、まだまだ油断できない状況です。
不要不急の外出を避けるとともに、外出時の感染症対策も引き続き行っていきましょう。
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0604新しい生活様式に向けて

現在は、体育館を普通教室として使用し、保健体育の授業は保健分野のみの指導となっています。武道場も同様に普通教室として使用しています。
しかし、このままずっと体育館を教室と使用すると体育の授業ができなくなってしまうので、来週からは普通教室での指導が始まります。体育分野の授業も中旬以降から始める予定です。
来週からは、これまで以上に個人個人の行動に対する意識が大切になります。

(1)登下校や休み時間をふくめ、身体的距離を確保すること(3密の回避)
(2)風通しの良い環境で、必ずマスクを着用すること(咳エチケット)
(3)こまめに、正しく手洗いすること(ハンカチやタオルの持参)
(4)毎朝の検温(自らの感染はもとより、他人へ感染させるリスクも下げる)

学校だよりでもお知らせした4項目ですが、生徒への指導も重ねていきます。
感染防止のため、ご家庭・地域、すべての皆様のご協力をお願いします。
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0603三年生は優先指導を行いました

臨時休業期間中も、3年生は感染症対策を講じた上で、5月18日(月)から優先指導を行いました。現在も、同じ環境で3年生は授業を受けています。
隣との席が遠かったり、先生の発声が確認しにくかったり、話し合い活動が制限されたりと、不慣れな環境でしたが、「さすが3年生」と思わせるような、見事な集中力で授業にのぞんでいました。
「早く先生の授業が受けたい」「卒業後の進路が心配」「友達と一緒に学びたい」というそれぞれの思いが、授業の雰囲気にもあらわれていました。
1・2年生にも、ぜひ見習ってほしいです。
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0602学校が再開されました

6月1日に1学期が再開されました。
まだ3年生は3時間、1・2年生は2時間の授業時間です。
しかも、教室2個分以上の面積となる特別教室を普通教室に転用して授業を行っています。
机と机の間に距離があり、先生との距離もありますので、少し不便を感じるかもしれませんが、当面の間はこの形で実施していきます。
限られた時間になりますが、だからこそ学校では集中するとともに、家庭学習を大切にしていきましょう。
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0601校長一日一話

校長 一日一話
 皆さんに伝えたいこと、感じたことやこれからのことを臨時休業の期間中、毎日一話ずつご紹介していきます。

6月1日 「学校再開に向けて」
 今日から、学校再開の第1歩として、分散登校による授業が始まります。今まで、続けてきた「校長 一日一話」も今日で最後にしたいと思います。また、朝礼や学校だよりで、皆さんにいろいろなことを伝えていきたいと思います。
 この大変な時期に、医療関係者や多くの人達が私たちの生活を支えてくれことに対して、感謝の気持ちをいろいろな人から表されています。本当にありがとうございました。
私は、中学生や若い人たちにも、感謝を表します。ありがとう。それは、いろいろ我慢をしなければならない生活をみんなが意識して、頑張ってくれているからです。
 本来であれば、卒業式や入学式が行われて、みんなで門出や歓迎を祝福し、授業や部活動では友達や先生との楽しい生活があったはずでした。しかし、臨時休校で、自宅で過ごすことになり、学習も先生や友達と一緒ではなく、自分で課題をすることになり、外出も制限されて、我慢をすることの多い生活でした。
 若い時に大切なのは、いろいろな人との関わりの中で、いろいろな体験をし、そこから学び、成長していくことです。その日その日、体験することは何気ない事でも、かけがいのない体験です。授業で考えたり、友達とおしゃべりをして笑いあったり、普通の一日を積み重ねることが大切だと思います。
 今年は特別な時です。「全ては元に戻るよ」と言うことができません。いつもの暮らしに待ったをかけられ、行動を変えることを余儀なくされることになると思います。でも、若い皆さんに必ず良い時が訪れることを信じています。そして、安全にいつもの学校生活ができるだけできるよう考えていきたいと思います。そして、その生活が皆さんを成長させてくれると思います。
 そのためには、まず最初は、学校生活に慣れることを目標に登校してください。そして、何か心や体に不安を感じたら、先生や保護者の方に相談してください。必ず、力になってくれると思います。 我慢せず、無理をせず、遠慮なく人を頼っていいと思います。

 今日のパワーフレーズ
「まずは楽しむこと。そのためには、肩の力を抜くこと!」
 悩みすぎず、考えすぎず、自分ができること、やれることを頑張ってみよう。

0529校長一日一話

校長 一日一話
 皆さんに伝えたいこと、感じたことやこれからのことを臨時休業の期間中、毎日一話ずつご紹介していきます。

5月29日「笑顔の効果」
 昔から「笑う門には福来る」ということわざがあるように、笑顔にはたくさんの幸せをもたらす力があると考えられています。周りの人の笑顔から元気がもらえたり、自分自身が笑顔でいることでも、気持ちがリラックスする気持ちになります。
そんな「笑顔」には、驚くほど多くの効果があります。そこで、今日は、笑顔の効果について、お話します。
 笑顔の一番大きな効果が、「ストレスが解消される」ということです。それは、笑顔に よって、脳内に、幸せホルモンである「セロトニン」などの脳内物質が多く分泌されます。このセロトニンが分泌されていると、人の心のストレスは解消されプラス思考になると考えられています。この効果は、科学的にも証明されているそうです。
 また、笑顔でいることで、学級や学年の集団でも笑顔効果でストレスを軽減することができます。電車の中や街中で、後ろ向きに抱っこされている赤ちゃんがニッコリ笑うと、こっちまでつられて顔がほころんだ経験があるのではないかと思います。これは笑顔のミラー効果といって、相手の表情や動作を無意識にまねたり、自分と同じような表情や動作を行う相手に好感を抱いたりする効果です。
 また、笑顔のバンドワゴン効果もあります。「友達がやっているから自分もやってみようかな」と周りに影響されて、やってみようと何かを始めたことがある人もいると思います。このように 「みんなやっているから安心」、「みんなやっているから自分もやりたい」といった考えになる現象がバンドワゴン効果です。個人が笑顔になると、この笑顔のミラー効果とバンドワゴン効果によって、笑顔が集団に波及していくということです。 
 また、笑顔は心だけでなく、体にも良い効果があります。その中でも有名なのが、笑顔でいることでの「免疫力アップ」の効果です。
 人の身体には、細菌やウイルスなどの外敵から私たちを守ってくれている「NK細胞」という免疫細胞があります。NK細胞は免疫細胞の要であり、この細胞が減ってしまうと免疫力が低下して、ガンを発症してしまうこともあると言われています。そこで、このNK細胞を活性化するにはどうすれば良いのかという研究が行われているのですが、笑うことによってNK細胞が活性化して細胞の数が増えたという研究結果が報告されています。
 これも、笑顔でいることでもたらされる驚くべき効果だといえるでしょう。
笑顔でストレス解消して、まずは自分自身がプラス思考になると、その笑顔が波及して、 みんなも笑顔になり、集団レベルでのストレス軽減ができます。笑顔がもたらしてくれる素晴らしい効果についてお話しました。
笑顔には、『自分と周りの人』、さらには『心と体』も良くしてくれる素晴らしい効果があります。つらいことがあったり、落ち込みそうになったら、ちょっと笑ってみるだけで、少し心が明るくなります。

今日のパワーフレーズ
「笑顔にまさる化粧なし。」
 人間関係を築く上で、笑顔がとっても大切です。また、人間関係で困ったときに解決のきっかけになるのは、笑顔かもしれません。

0528校長一日一話

校長 一日一話
 皆さんに伝えたいこと、感じたことやこれからのことを臨時休業の期間中、毎日一話ずつご紹介していきます。

5月28日「自立するために」
 臨時休校中は、以前とは違う経験をすることが多かったと思います。家の手伝いをする人、自分や家族の食事を作る人、兄弟の面倒を見た人など、いろいろなことを経験したと思います。また、考える時間も多く、自分を見つめながら、将来について、深く考えた人もいたことでしょう。そこで、今日は、自立というお話です。
 分かりやすく言うと「ひとり立ちした大人になる」ということです。
 自立には、いくつかの側面があります。「身辺的自立」、「生活的自立」は、他人の手を借りずに、自分で食事ができたり、服を着て身の回りのことが自分でできるようになることです。
 次に、「経済的自立」があります。生きていくためには、お金や物が必要です。これらを手にするためには働くことが必要です。今は、家族から経済的援助を受けていて、自立ではなく依存の状況です。
 さらに、「社会的自立」があります。私たちは、一人だけでは生きていくことはできません。社会の一員として、お互いに助け合うなど、協調的に生きることが必要で、行動や発言にも、他の人や社会にどのような結果を及ぼすかを考えて、責任を持った行動が求められます。
 自立するためには、書いたようなことを自分が少しずつできるようになるプロセスがありますが、その根底で支えていることは「精神的自立」です。
 「精神的自立」の1つとして、「将来の目標を自分で決める」というものがあります。自分がどのようになることを目指しているのかをはっきり意識できることを指します。
その目標は「自分が何をしていると楽しいか」と考えて、「私はこれがいいと思う」とものを見つけ、それを将来の目標に結び付けて決めていくことになります。
 自分で決めたことであれば判断したことそのものに納得しているので、その後困難にぶつかっても他人のせいにすることはありません。この「人のせいにしない」ということが、「精神的自立」をしていく上で、大切なことになります。
 ただ、「自立したい」ということで、依存を断ち切ろうとする人がいます。人への甘えを許さず困難は全て自己責任かつ自己解決、頼ることも頼られることも拒否しようとします。これは自立でなく孤立です。
 他者との関わりを断つことは自立ではありません。自分の能力の範囲で解決できることには努力を惜しまず、自分の力が及ばない時には適切な援助を求められる。本当の自立とはそういうことです。もし、「自分の目標が見つからない」「自分の判断に自信がない」と困ったら、家族や先生など、誰か大人に援助を求めてください。
 依存させてもらった恩を忘れず、他者との関りを大切にしながら自分の方向を定めて行く。そうすれば、かつては依存しなければ解決できなかったことが自分の力で解決できるようになります。

今日のパワーフレーズ
「元気は出るものではなく、出すものです。」
 ネガティブな気持ちになりそうな時は、ポジティブな言葉を自分に言い聞かせ、元気が出るのを待つのではなく、自分から元気を出していきましょう。

0527校長一日一話

校長 一日一話
 皆さんに伝えたいこと、感じたことやこれからのことを臨時休業の期間中、毎日一話ずつご紹介していきます。

5月27日「リーダーへの期待」
 ハトやムクドリなど鳥が群れになって、飛んでいるものを見ることがあります。空を見上げると、鳥が様々な形の群れを作って飛び回っている様子を見ていると、群れたままで、どうしてぶつからずに、同時に方向を変えることができるのか不思議です。どうやって互いに連絡を取り合っているのでしょうか。鳥の群れには、リーダーがいるのでしょうか。
 鳥の群れに、次の行動を指示するリーダーはいません。そのかわり、どの鳥もすぐ隣の鳥の動向にたえず注意を払っています。そして、それぞれは単純なルールに従って行動しているだけです。
 コンピューター・グラフィックスを研究しているクレイグ・レイノルズは、鳥の動きを支配するルールに興味を持ち、1986年に「ボイド」というプログラムを作りました。ボイド(Boid)というのは、鳥 (bird) に似たもの (-oid) を短くして造られた言葉です。これは群れを動かすプログラムで、そのプログラムのルールはたった3つしかありません。

1)近づきすぎない… 衝突しそうな他の鳥や物体がいたら衝突しないように離れる。
2)進む方向をだいたい揃える… 近くにいる他の鳥と速さと方向を合わせる。
3)離れすぎない… 群れからはぐれないように、鳥が多くいるほうに近づく。

 この3つの動きは、学年や学級など、仲間としてのまとまりをつくる上で、参考になります。友好関係を求めて、より近づこうとする行動。でも、あまり近づきすぎるとお互いにストレスを感じ、度が過ぎた言動でトラブルになることもあります。そして、何か一緒に取り組むときに、みんなで離れないように気持ちを合わせることです。学校の集団生活と鳥の群れの大きな違いは、学校の生活の中には、リーダーがいることです。リーダーがいることで、目的に向かってより強いまとまりが作られ、さまざまな活動が充実します。
いよいよ学校の活動が始まります。リーダーの活躍と皆さんの協力で、学年、学級がまとまり、また、3年生の頑張りで、よりよい学校がつくられていくと思います。

今日のパワーフレーズ
「あなたのみちを、あるけるまち、八王子」
 かけがいのない自分の良さに気付き、自分らしい「みち」をあゆんでいけるよう思いを込めた八王子市のキャッチフレーズです。

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