「一生懸命がんばる」「人を思いやる」学校生活を紹介します。

0605分散登校期間が終わります

学校再開にあたっての第2段階期間である、全学年による分散登校期間が終わります。
来週からは、第3段階期間である、全学年による一斉登校が始まります。
1週間を通して登校したことで、疲れている生徒も一部見受けられました。
週末にしっかり休養をとり、来週からの午前中4時間授業を引き続き頑張りましょう。
感染症については、まだまだ油断できない状況です。
不要不急の外出を避けるとともに、外出時の感染症対策も引き続き行っていきましょう。
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0604新しい生活様式に向けて

現在は、体育館を普通教室として使用し、保健体育の授業は保健分野のみの指導となっています。武道場も同様に普通教室として使用しています。
しかし、このままずっと体育館を教室と使用すると体育の授業ができなくなってしまうので、来週からは普通教室での指導が始まります。体育分野の授業も中旬以降から始める予定です。
来週からは、これまで以上に個人個人の行動に対する意識が大切になります。

(1)登下校や休み時間をふくめ、身体的距離を確保すること(3密の回避)
(2)風通しの良い環境で、必ずマスクを着用すること(咳エチケット)
(3)こまめに、正しく手洗いすること(ハンカチやタオルの持参)
(4)毎朝の検温(自らの感染はもとより、他人へ感染させるリスクも下げる)

学校だよりでもお知らせした4項目ですが、生徒への指導も重ねていきます。
感染防止のため、ご家庭・地域、すべての皆様のご協力をお願いします。
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0603三年生は優先指導を行いました

臨時休業期間中も、3年生は感染症対策を講じた上で、5月18日(月)から優先指導を行いました。現在も、同じ環境で3年生は授業を受けています。
隣との席が遠かったり、先生の発声が確認しにくかったり、話し合い活動が制限されたりと、不慣れな環境でしたが、「さすが3年生」と思わせるような、見事な集中力で授業にのぞんでいました。
「早く先生の授業が受けたい」「卒業後の進路が心配」「友達と一緒に学びたい」というそれぞれの思いが、授業の雰囲気にもあらわれていました。
1・2年生にも、ぜひ見習ってほしいです。
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0602学校が再開されました

6月1日に1学期が再開されました。
まだ3年生は3時間、1・2年生は2時間の授業時間です。
しかも、教室2個分以上の面積となる特別教室を普通教室に転用して授業を行っています。
机と机の間に距離があり、先生との距離もありますので、少し不便を感じるかもしれませんが、当面の間はこの形で実施していきます。
限られた時間になりますが、だからこそ学校では集中するとともに、家庭学習を大切にしていきましょう。
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0601校長一日一話

校長 一日一話
 皆さんに伝えたいこと、感じたことやこれからのことを臨時休業の期間中、毎日一話ずつご紹介していきます。

6月1日 「学校再開に向けて」
 今日から、学校再開の第1歩として、分散登校による授業が始まります。今まで、続けてきた「校長 一日一話」も今日で最後にしたいと思います。また、朝礼や学校だよりで、皆さんにいろいろなことを伝えていきたいと思います。
 この大変な時期に、医療関係者や多くの人達が私たちの生活を支えてくれことに対して、感謝の気持ちをいろいろな人から表されています。本当にありがとうございました。
私は、中学生や若い人たちにも、感謝を表します。ありがとう。それは、いろいろ我慢をしなければならない生活をみんなが意識して、頑張ってくれているからです。
 本来であれば、卒業式や入学式が行われて、みんなで門出や歓迎を祝福し、授業や部活動では友達や先生との楽しい生活があったはずでした。しかし、臨時休校で、自宅で過ごすことになり、学習も先生や友達と一緒ではなく、自分で課題をすることになり、外出も制限されて、我慢をすることの多い生活でした。
 若い時に大切なのは、いろいろな人との関わりの中で、いろいろな体験をし、そこから学び、成長していくことです。その日その日、体験することは何気ない事でも、かけがいのない体験です。授業で考えたり、友達とおしゃべりをして笑いあったり、普通の一日を積み重ねることが大切だと思います。
 今年は特別な時です。「全ては元に戻るよ」と言うことができません。いつもの暮らしに待ったをかけられ、行動を変えることを余儀なくされることになると思います。でも、若い皆さんに必ず良い時が訪れることを信じています。そして、安全にいつもの学校生活ができるだけできるよう考えていきたいと思います。そして、その生活が皆さんを成長させてくれると思います。
 そのためには、まず最初は、学校生活に慣れることを目標に登校してください。そして、何か心や体に不安を感じたら、先生や保護者の方に相談してください。必ず、力になってくれると思います。 我慢せず、無理をせず、遠慮なく人を頼っていいと思います。

 今日のパワーフレーズ
「まずは楽しむこと。そのためには、肩の力を抜くこと!」
 悩みすぎず、考えすぎず、自分ができること、やれることを頑張ってみよう。

0529校長一日一話

校長 一日一話
 皆さんに伝えたいこと、感じたことやこれからのことを臨時休業の期間中、毎日一話ずつご紹介していきます。

5月29日「笑顔の効果」
 昔から「笑う門には福来る」ということわざがあるように、笑顔にはたくさんの幸せをもたらす力があると考えられています。周りの人の笑顔から元気がもらえたり、自分自身が笑顔でいることでも、気持ちがリラックスする気持ちになります。
そんな「笑顔」には、驚くほど多くの効果があります。そこで、今日は、笑顔の効果について、お話します。
 笑顔の一番大きな効果が、「ストレスが解消される」ということです。それは、笑顔に よって、脳内に、幸せホルモンである「セロトニン」などの脳内物質が多く分泌されます。このセロトニンが分泌されていると、人の心のストレスは解消されプラス思考になると考えられています。この効果は、科学的にも証明されているそうです。
 また、笑顔でいることで、学級や学年の集団でも笑顔効果でストレスを軽減することができます。電車の中や街中で、後ろ向きに抱っこされている赤ちゃんがニッコリ笑うと、こっちまでつられて顔がほころんだ経験があるのではないかと思います。これは笑顔のミラー効果といって、相手の表情や動作を無意識にまねたり、自分と同じような表情や動作を行う相手に好感を抱いたりする効果です。
 また、笑顔のバンドワゴン効果もあります。「友達がやっているから自分もやってみようかな」と周りに影響されて、やってみようと何かを始めたことがある人もいると思います。このように 「みんなやっているから安心」、「みんなやっているから自分もやりたい」といった考えになる現象がバンドワゴン効果です。個人が笑顔になると、この笑顔のミラー効果とバンドワゴン効果によって、笑顔が集団に波及していくということです。 
 また、笑顔は心だけでなく、体にも良い効果があります。その中でも有名なのが、笑顔でいることでの「免疫力アップ」の効果です。
 人の身体には、細菌やウイルスなどの外敵から私たちを守ってくれている「NK細胞」という免疫細胞があります。NK細胞は免疫細胞の要であり、この細胞が減ってしまうと免疫力が低下して、ガンを発症してしまうこともあると言われています。そこで、このNK細胞を活性化するにはどうすれば良いのかという研究が行われているのですが、笑うことによってNK細胞が活性化して細胞の数が増えたという研究結果が報告されています。
 これも、笑顔でいることでもたらされる驚くべき効果だといえるでしょう。
笑顔でストレス解消して、まずは自分自身がプラス思考になると、その笑顔が波及して、 みんなも笑顔になり、集団レベルでのストレス軽減ができます。笑顔がもたらしてくれる素晴らしい効果についてお話しました。
笑顔には、『自分と周りの人』、さらには『心と体』も良くしてくれる素晴らしい効果があります。つらいことがあったり、落ち込みそうになったら、ちょっと笑ってみるだけで、少し心が明るくなります。

今日のパワーフレーズ
「笑顔にまさる化粧なし。」
 人間関係を築く上で、笑顔がとっても大切です。また、人間関係で困ったときに解決のきっかけになるのは、笑顔かもしれません。

0528校長一日一話

校長 一日一話
 皆さんに伝えたいこと、感じたことやこれからのことを臨時休業の期間中、毎日一話ずつご紹介していきます。

5月28日「自立するために」
 臨時休校中は、以前とは違う経験をすることが多かったと思います。家の手伝いをする人、自分や家族の食事を作る人、兄弟の面倒を見た人など、いろいろなことを経験したと思います。また、考える時間も多く、自分を見つめながら、将来について、深く考えた人もいたことでしょう。そこで、今日は、自立というお話です。
 分かりやすく言うと「ひとり立ちした大人になる」ということです。
 自立には、いくつかの側面があります。「身辺的自立」、「生活的自立」は、他人の手を借りずに、自分で食事ができたり、服を着て身の回りのことが自分でできるようになることです。
 次に、「経済的自立」があります。生きていくためには、お金や物が必要です。これらを手にするためには働くことが必要です。今は、家族から経済的援助を受けていて、自立ではなく依存の状況です。
 さらに、「社会的自立」があります。私たちは、一人だけでは生きていくことはできません。社会の一員として、お互いに助け合うなど、協調的に生きることが必要で、行動や発言にも、他の人や社会にどのような結果を及ぼすかを考えて、責任を持った行動が求められます。
 自立するためには、書いたようなことを自分が少しずつできるようになるプロセスがありますが、その根底で支えていることは「精神的自立」です。
 「精神的自立」の1つとして、「将来の目標を自分で決める」というものがあります。自分がどのようになることを目指しているのかをはっきり意識できることを指します。
その目標は「自分が何をしていると楽しいか」と考えて、「私はこれがいいと思う」とものを見つけ、それを将来の目標に結び付けて決めていくことになります。
 自分で決めたことであれば判断したことそのものに納得しているので、その後困難にぶつかっても他人のせいにすることはありません。この「人のせいにしない」ということが、「精神的自立」をしていく上で、大切なことになります。
 ただ、「自立したい」ということで、依存を断ち切ろうとする人がいます。人への甘えを許さず困難は全て自己責任かつ自己解決、頼ることも頼られることも拒否しようとします。これは自立でなく孤立です。
 他者との関わりを断つことは自立ではありません。自分の能力の範囲で解決できることには努力を惜しまず、自分の力が及ばない時には適切な援助を求められる。本当の自立とはそういうことです。もし、「自分の目標が見つからない」「自分の判断に自信がない」と困ったら、家族や先生など、誰か大人に援助を求めてください。
 依存させてもらった恩を忘れず、他者との関りを大切にしながら自分の方向を定めて行く。そうすれば、かつては依存しなければ解決できなかったことが自分の力で解決できるようになります。

今日のパワーフレーズ
「元気は出るものではなく、出すものです。」
 ネガティブな気持ちになりそうな時は、ポジティブな言葉を自分に言い聞かせ、元気が出るのを待つのではなく、自分から元気を出していきましょう。

0527校長一日一話

校長 一日一話
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5月27日「リーダーへの期待」
 ハトやムクドリなど鳥が群れになって、飛んでいるものを見ることがあります。空を見上げると、鳥が様々な形の群れを作って飛び回っている様子を見ていると、群れたままで、どうしてぶつからずに、同時に方向を変えることができるのか不思議です。どうやって互いに連絡を取り合っているのでしょうか。鳥の群れには、リーダーがいるのでしょうか。
 鳥の群れに、次の行動を指示するリーダーはいません。そのかわり、どの鳥もすぐ隣の鳥の動向にたえず注意を払っています。そして、それぞれは単純なルールに従って行動しているだけです。
 コンピューター・グラフィックスを研究しているクレイグ・レイノルズは、鳥の動きを支配するルールに興味を持ち、1986年に「ボイド」というプログラムを作りました。ボイド(Boid)というのは、鳥 (bird) に似たもの (-oid) を短くして造られた言葉です。これは群れを動かすプログラムで、そのプログラムのルールはたった3つしかありません。

1)近づきすぎない… 衝突しそうな他の鳥や物体がいたら衝突しないように離れる。
2)進む方向をだいたい揃える… 近くにいる他の鳥と速さと方向を合わせる。
3)離れすぎない… 群れからはぐれないように、鳥が多くいるほうに近づく。

 この3つの動きは、学年や学級など、仲間としてのまとまりをつくる上で、参考になります。友好関係を求めて、より近づこうとする行動。でも、あまり近づきすぎるとお互いにストレスを感じ、度が過ぎた言動でトラブルになることもあります。そして、何か一緒に取り組むときに、みんなで離れないように気持ちを合わせることです。学校の集団生活と鳥の群れの大きな違いは、学校の生活の中には、リーダーがいることです。リーダーがいることで、目的に向かってより強いまとまりが作られ、さまざまな活動が充実します。
いよいよ学校の活動が始まります。リーダーの活躍と皆さんの協力で、学年、学級がまとまり、また、3年生の頑張りで、よりよい学校がつくられていくと思います。

今日のパワーフレーズ
「あなたのみちを、あるけるまち、八王子」
 かけがいのない自分の良さに気付き、自分らしい「みち」をあゆんでいけるよう思いを込めた八王子市のキャッチフレーズです。

0526校長一日一話

校長 一日一話
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5月26日「川中タイム 朝読書」
 川口中には、「川中タイム 朝読書」の時間があります。3年生は、午前授業が始まり、川中タイムもいつものように行っています。この朝読書の取り組みは、1988年に千葉県の高校で始まりました。生徒と先生が朝の10分間、自分の読みたい本を持ってきて、自由に読むというものです。2020年には、全国の小、中、高校の26,540校が実践しています。読書の面白さを経験することや朝、読書をして落ち着いた時間を過ごし、一日の始まりをスタートすることを考えて始まったものです。
 2019年6月に実施された第65回学校読書調査の結果では、「5月1か月間の平均読書冊数」は、小学生は11.3冊(前年比+1.5冊)、中学生は4.7冊(前年比+0.4冊)、高校生は1.4冊(前年比+0.1冊)となり、全体的にわずかに増加しています。また、1か月間に読んだ本が0冊である「不読者」の割合は、小学生は6.8%、中学生は12.5%、高校生は55.3%で、年齢が高くなると多くなる傾向があります。
 私も、5月に川中の図書室から本を借りて、読みました。それは、瀬尾まいこさんの書いた「そして、バトンは渡された」です。選んだきっかけは、瀬尾さんの本が好きでよく読んでいたこと、2019年の本屋大賞に選ばれた本であることです。その後、続けて、「君が夏を走らせる」、「あと少し、もう少し」、「傑作はまだ」を読みました。瀬尾まいこさんの本は、本を読んでいる最中や読んだ後に、ほんわかと温かい気持ちにさせてくれる優しい物語が多いです。興味があったら、ぜひ読んでみてください。ほかの本でも、図書館の本の紹介や何かの賞やテレビのドラマなどをきっかけに本を選び、本の面白さを発見してくれるといいなぁと思います。

今日のパワーフレーズ
「中学校っていくら失敗してもいい場所なんだって」
「力もないのに機会が与えられるのも、目に見える力以外のものに託してもらえるのも、今だけだ。」
 瀬尾さんの小説「あと少し、もう少し」に出てくる言葉です。中学生はいろいろな体験ができるし、成功しても、失敗しても、それが貴重な経験になります。

0525校長一日一話

校長 一日一話
 皆さんに伝えたいこと、感じたことやこれからのことを臨時休業の期間中、毎日一話ずつご紹介していきます。

5月25日「コミュニケーション」
 電子メールやチャットなどが普及して、直接顔を合わせて、会話する機会が少なくなっています。メールは相手の都合をじゃませずに連絡ができたり、会わなくてもコミュニケーションできるところなど、大変便利です。また、直接言いづらいことも、メールなら気軽に書けます。
 けれども、その便利さが逆に怖い落とし穴が待っています。今回は、メールなどのコミュニケーションのお話です。
 心理学者のメーラビアンによると、人と人のコミュニケーションで、最も影響するのは、顔の表情や声の調子で、次に言葉であるそうです。コミュニケーションに影響を与える割合は、「顔の表情」55%、「声の調子」38%が大きく、「言葉」は7%しかないということです。実際、社会でも、トラブルを解消するには、手紙よりは電話、電話よりは直接会って相手の顔を見て話し合うことが解決につながると言われています。
自分自身の経験でも、相手を訪問し、相手の気持ちを顔の表情や声の様子から受け止め、誤解を解きながら、謝罪の気持ちを声に込めて、受け止めてもらったことがあります。それは、どんな表情で、どんな言い方をするのかが、伝える言葉以上に大切であるということです。
 メールやチャットでは、相手の表情や声の調子を感じ取ることはできません。ふだんは穏やかな人で丁寧に対応する人でも、ネット上でのコミュニケーションでは、攻撃的になるということが言われています。
 こうしたネット上のコミュニケーションでの感情的、攻撃的なやり取りは、「フレーミング(flaming)燃えたつ、火を吐く」と言われていて、感情がおさえられず、ちょっとした行き違いがきっかけとなり、話の内容が炎のように燃え盛り、エスカレートしていくことを表しています。特に、匿名(とくめい)で言葉のやり取りをするチャットではその傾向が強くなります。
 ネット上で、フレーミングの状態にならないようにするためには、フレーミングの特性について知っていることと、相手の立場に立って言葉をつかうことが必要です。また、ネット上に書いたものは、永久に消せず残ってしまいます。
 大切なことを伝えるときには、相手会って、直接顔を合わせ、自分の思いを伝えるようにしてください。

今日のパワーフレーズ
「たった一言が人の心を傷つける。たった一言が人の心をあたためる。」
 あたたかい言葉があふれる教室や学校にしたいと誰もが考えています。そして、笑顔あふれるあたたかい社会になるために貢献してほしいです。

0522校長一日一話

校長 一日一話
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5月22日 「集団行動という授業」
 臨時休校期間中、集団で活動することができない日が続いています。体育や音楽の授業で、みんなで一緒に行動したり、歌を歌うことができません。また、生徒総会や体育祭も、延期や実施のやり方を変更していかなければならなくなりました。集団で行動することは、中学校でも大切なことです。 
 集団行動で有名なものは、日本体育大学で披露される「集団行動」です。動画サイトでも、見ることができるので、機会があったら見てください。日体大の「奇跡」とも言えるような「集団行動」はいつ見ても感動します。誰一人失敗が許されないような緊張の中で、一糸乱れぬ行進は、まさしく「奇跡の芸術」だと思います。集団行動では、「気持ちをひとつにする」ことが求められます。日体大の集団行動を指導する監督は「つまらない単純な練習を繰り返し繰り返し行う先に皆の感動がある」という言葉を話されていました。
 また、東日本大震災では、震災直後の日本人の行動のすばらしさが、世界の人々から賞賛されました。また、震災の復興の行動を通して、「絆」の大切さ、「心をひとつにする」ことの大切さを教えてくれました。その行動も、「集団行動」であると思います。
 例年、今の時期には、体育祭があり、そのための練習が行われます。開閉会式の整列、川中体操、大縄跳び、全員リレーなどの練習を全校で行います。集合・整列では、前後左右の列をそろえて素早く並ぶ、姿勢やあいさつ、川中体操では、リーダーの指示に従い、一つ一つの動作をきびきびとそろえ、指先、つま先まで意識して体操をすることなど、「気持ちをひとつにする」集団行動を学ぶはずでした。今学校では、体育祭を、状況と安全に配慮して、2学期以降に実施できるよう考えています。
 体育祭では、いろいろな競技での頑張りや一生懸命さ、開閉会式、川中体操、競技の入退場などの時の集団行動の姿で、見る人に感動を与えられることができると思います。

今日のパワーフレーズ
「嫌なことは、賢くなるチャンス。」
 いい日もあれば、嫌な日もあります。嫌な日には、賢くなるチャンスと考えれば、必要な日になります。

0521校長一日一話

校長 一日一話
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5月21日 「明るい社会をつくるために」
 みんなが安全で安心な暮らしができる「明るい社会をつくる」ことはすべての人の望みです。犯罪や非行をなくすためには,どうすればよいのでしょうか。取締りを強化して、罪を犯した人を処罰することも必要なことです。しかし,立ち直ろうと決意した人を社会で受け入れていくことや犯罪や非行をする人を生み出さない家庭や地域づくりをすることも、とても大切なことなのです。
 明るい社会をつくるためには,一部の人たちだけでなく,地域のすべての人たちがそれぞれの立場で関わっていく必要があります。では、中学生として、どのような行動をとったらよいでしょうか。そのことについて、社会を明るくする運動(社明運動)についてのある中学生の意見を紹介します。
 まず、みなさんは「社明運動って何?」という疑問を持つと思います。「社明運動」とは、社会を明るくする運動というものです。その目的は、犯罪や非行を防止し、犯罪のない地域をつくっていこうということが目的です。
 では、私たちは、どのようにしてこの運動に携わっていけば良いのでしょうか。
 私はこう考えます。
 まず、自分が悪い行動をしないということです。
 みなさんは、「なんだ、当たり前のことじゃないか」と思うと思います。ですが、その当たり前のことをいつも行うということは、簡単ではありません。例えば、軽い気持ちで、少し夜遅くに出歩いて、遊んで出たゴミを道や公園に捨ててしまうなどをしてしまうかもしれません。当たり前の正しい判断をするために、常に冷静な判断ができるよう、自分で考える習慣が大切です。
 次に、みなさんから見て、この行動は良くないと思ったら、注意してあげるということです。「何かトラブルが起きそうだ」、そう思ったら、そうなる前に止めてあげられるようにしましょう。
 少し声を掛けてあげる、その小さな行動で、その人を正しい道へ戻し、地域での悪い行動をする人を減らしていくことにつながると思います。
 一人ひとりがしっかり気をつけ、これから地域での犯罪、非行を減らしていき、明るい社会を作ることに貢献していきましょう。』
 犯罪や非行の防止のために、中学生としてできることは、紹介した意見にあるように、『自分が悪い行動をしない』、『この行動は良くないと思ったら、注意してあげる』などの小さな行動で、自分や地域での悪い行動をする人を減らすことが大切だと思います。 
明るい社会をつくるために、自分がどのような行動をしたら良いかを考えてみてください。そして、そのために、小さな行動で良いので、実行してみてください。自分で考え、自分の行動に責任を持って、川中生全員が過ごせることを期待しています。

 今日のパワーフレーズ
「与えた恩は忘れろ。受けた恩は忘れるな。」
 だれかに「力になってあげたのに!」と思うことがあります。でも、力を貸した時には、見返りを求めて力を貸したわけではないと思います。また、自分自身も、ほかの人から恩を受けたことに気が付かなかったり、忘れてしまったこともあるかもしれません。

0520校長一日一話

校長 一日一話
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5月20日 「部活動の目的」
 部活動紹介動画を公開しています。今日は部活動の意義や目的について、お話します。
社会人を対象に 「部活が今に役立っていることを教えてください。」というアンケート結果のデータがあります。

(女性)
1位 上下関係 25.7%    
2位 礼儀 24.8%  
3位 人間関係 14.2%
4位 我慢強さ・忍耐力 14.0%   
5位 仲間とのきずな 13.3%

(男性)
1位 上下関係 30.1%   
2位 礼儀 25.5%  
3位 我慢強さ・忍耐力 14.2%
4位 人間関係 13.8%   
5位 頑張れるようになった 11.2%

■上下関係
・「先輩後輩への振る舞い方や、仲間意識の持ち方などを学んだと思う」
・「スポーツ系だったので、上下関係はよく学べた。先輩が絶対ではないけれど、尊敬するのは当然のような風潮がありました」

■礼儀
・「敬語、あいさつが問題なくできるようになったこと」
・「柔道をやっていて良かったことは、礼儀をわきまえられるようになったことです。武道は、礼に始まり礼に終わる、の例え通りです」

■人間関係
・「人間関係の難しさを初めて感じられたのが部活体験だった」
・「集団で何かを成し遂げるコツを学んだ」
・「仲間を信頼すること、チームワーク、人間関係の大切さを学んだ」
・「人見知りしなくなった」

■我慢強さ・忍耐力
・「弓道部でしたが、我慢と集中のスポーツでした。今でも落ち着きがないなぁと思いますが、もし弓道をやってなかったらもっと落ち着きがなかったことうけあいです」

■頑張れるようになった
・達成感「学生時代だからこそこなせた1,000本投げ。これをクリアしたのは財産。自信や忍耐力など、いろいろついた」
・「目標をクリアするためにひたすら努力する、ということが身についた。試合でヒットを打てるように毎日欠かさず素振りをしたのを覚えています」

■仲間とのきずな
・「吹奏楽部だったので、チームでやる今の仕事に生きている気がする」
・「昔お世話になった先生の教えが素晴らしかったのが今になってありがたいし、今もお付き合いがある」

■仕事で役立つことも学べました
・怒られても平気になった「現在、注意や悪口が何も感じない」
・体力「人並み以上の体力はついている感じはする」
・壇上にあがれるようになった「部活で壇上に上がるようになり、目立つのが嫌いだったのが、そんなことを気にせずいられるようになりました」

 川口中学校の部活動でも、アンケートにあるような「上下関係」「礼儀」「人間関係」「我慢強さ・忍耐力」「頑張った経験」などを学ぶことを目標としています。単に勝敗や結果だけにこだわることなく、趣味やスポーツに親しむための基礎や人間性豊かな生徒を育てるために、生徒、顧問、保護者、地域が協力しあって、活動していくことができることが大切です。
 1年生の皆さんは、動画を見て、参加したい部活動を見つけて、準備をしてください。

今日のパワーフレーズ
「いくつになっても、新しいことは始められる。」
 どんなことでも、始めるのが遅くて出来ないことはありません。目標ややりたいことを決めたら、迷わず頑張ってみましょう。

0519校長一日一話

校長 一日一話
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5月19日 見えない部分
 あちらこちらの庭で、鮮やかな花が咲き誇っています。それらは洋風のガーデンで、花や野菜を育てたりして、庭いじりや植物を育てることを楽しむことが目的です。それに対して、日本庭園は、木や石、砂などが配置され、見て楽しんだり、心を落ち着かせることが目的であると思います。
 日本庭園には、「枯山水(かれさんすい)」や「書院式」など様々な様式があります。庭を造る専門家を「庭師」といいます。日本庭園での石の配置はとても重要です。様々な色、形、大きさ、そして、いろいろな種類の石の中から、選び抜いて、最適な場所に全体のバランスを考え、石を配置します。ただ、地面に石を置いているだけのように見えますが、秘密があります。実は、置いてあるのではなく、地面に埋め込まれているのです。見えている部分は、石全体からするとほんの一部分です。
 では、どのくらい土に埋め込まれているかというと、三分の一や半分では不十分で、全体の三分の二以上を埋めているそうです。庭師によると、そうしないと落ち着かず、理想的な庭には仕上がらないといいます。
 このことは、人物についても同じことが言えます。信頼や尊敬を受ける人には存在感や安心感があります。それは、目に見えている部分だけでなく、見えない部分も大きく成長しているからです。学校が始まり、3年生がリーダーとして、手本となり、頼りとなる存在であるためには、行事だけでなく、生活態度はもちろん、なかでも学習への意欲や取り組みにおいて、秀でた姿を示してほしいと思います。今日、3年生が登校してきて、校庭で、先生の話を聞く様子や授業で、確認テストに取り組む姿は、今までの学校生活で、目には見えない部分を成長させてきたことを感じさせます。3年生は、上級生としてあるべき姿をさらに求め、1,2年生はそれを見て感じていけば、川口中をさらに安定した学校、熱心に学習に取り組む学校に高めていくことができます。

今日のパワーフレーズ
「失敗は恥ずかしいことではない。恥ずべきことは、そこから立ち上がらないことだ。」
失敗しない人はいません。失敗して落ち込んでも、また、気持ちを持ち直して、次のことに挑戦してみてください。

0518校長一日一話

校長 一日一話
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5月18日 挨拶(あいさつ)
 今日から、3年生は学年登校、コロナウイルス感染防止を考えた学習活動が始まりました。
 1、2年生も個別・分散登校から、学年登校や学習活動が始めることのできる日が近づいています  
 今日は、あいさつについてお話をします。
「挨拶」という言葉は、もともと禅宗の言葉からきています。「挨」も「拶」も「せまる」とか「おす」という意味があり、「そばに身をすりよせて、押し合うこと」を表しています。禅の問答をするときに、相手の修行が浅いか深いかをはかることを意味しました。つまり、人と接するときに、まず押してみたり、たたいてみて、相手の心の扉を開くという行為です。
 あいさつは、お互いがより良く、円滑に生活をするためには、大変重要ですが、実は、動物の中にもあいさつするものとしないものがあるそうです。中でも、人間に近い行動をする動物は、チンパンジーです。そのあいさつの仕方は、「おじぎ」「握手」「抱き合う」「ひれ伏す」「肩をたたく」「軽く相手に触れる」「キスをする」など、いろいろなあいさつ行動をするようです。
 そのあいさつ行動があることには、理由があります。 チンパンジーや二ホンザルは数十から百匹くらいの集団生活(群れ)をしています。ニホンザルの群れは閉鎖的で、その群れから離れて4,5日もたつと、群れに戻り仲間に入れてもらうことはできなくなります。しかし、チンパンジーの群れは開放的で、1か月も離れていても、仲間にあいさつすると、ごく自然に集団に受け入れてもらえます。あいさつによって、離れていたことで生まれる疎外感を消し去り、お互いを元の関係に戻す作用があります。さらに、人間には、知らない者同士が心をつなぐことができるという素晴らしい作用があります。川口中は、明るいあいさつが飛び交う学校です。臨時休校の期間中、少し離れていた関係をあいさつで、お互いに心を通い合う関係に戻すことができると思います。明るいあいさつで、学校生活に活気と潤いが出ます。元気なあいさつから学校生活を始めましょう。

今日のパワーフレーズ
「ねこはやらない。ひとががんばれ! てあらい、うがい、かおさわらない、よくたべ、よくねて、いえにいる」
学校に貼ってあるポスターの言葉です。学校に来たら、探してみてください。

0516第3学年の皆さんへ

18日(月)の週は、毎日登校となります。

18日(月)の集合は、8:30校庭です。
雨天の場合は、登校時に指示をします。

持ち物は、次の6点です。
1.青い健康調査票(検温済みのもの)、マスク、タオル(手洗い用)
2.学習計画表(5月17日まで記入済みのもの)
3.教材費確認書(押印済みのもの)
4.国語・漢字の学習3(54ページまでやってあるもの)
5.保健体育・レポート(調べ学習「オリンピック・パラリンピックを知る」、短距離走・ハードル走)
6.進路ガイド(22〜23ページをやってあるもの)

一日の流れは次の通りです(お知らせの通りです)。
 8:30登校(校庭)
 1時間目 学活(感染症について)
 2時間目 理科(テスト)
 3時間目 英語(テスト)
11:50 学活(美山バスは12:30)

テストがあるので、筆記用具が必ず必要です。
個人でも感染症対策をした上で、登校してください。
学校でもできるだけの対策をして、皆さんの登校を待っています。
体調に注意して、よい週末を過ごしてください。

0515校長一日一話

校長 一日一話
 皆さんに伝えたいこと、感じたことやこれからのことを臨時休業の期間中、毎日一話ずつご紹介していきます。

5月15日 「持続可能な開発目標 SDGs」
 14日のお話で、SDGs(エスディージーズ)について、書きました。今日は、その続きです。
 SDGsは、日本語では、「持続可能な 開発 目標」と訳されています。それは、いったいどういう意味なのでしょうか?
 持続可能な開発という言葉をふたつに分けて考えてみると分かりやすいかもしれません。「持続可能」ということは,“今だけではなく,ずっと続けていけること”という意味です。経済や環境、社会や制度などの仕組みを工夫して、未来が豊で幸せであり続けられるということです。「開発」ということは、“今あるいろいろな問題を解決して、みんなが安心して満足した暮らしができるようにする”ということです。貧しい人やおなかをすかせた人がいなくなる、健康で長生きができる、きちんと教育が受けられる、差別されずに平等が守られるなどの環境や社会をつくることになります。
 持続可能な開発目標ということは、「自分を含めたみんなの暮くらしや地球を守りながら、いろいろな問題を解決して、豊かで幸せな未来をつくる」ためのみんなの目標ということになります。
 では、SDGsに役立つことをしたいなと思ったら、なにからはじめたらいいのでしょうか?
 例えば、毎日の生活の中で、SDGsを考えるヒントがいっぱいあります。水や照明をこまめに止めて、水や電気を節約する。地元の野菜や環境にやさしい取り組みをしている製品を買う。紙、プラスティック、ガラス、アルミなどをリサイクルする。移動には徒歩や自転車、公共交通機関をできるだけ使う。買い物にはマイバックを持っていく、など。
 そして、大事なこととして、SDGsの目標17に「パートナーシップで目標を達成しよう」ということがあります。それは、いろんな人がおたがいに知っていることを伝えあって,そこから協力してできることを見つけていく。それが,未来の社会を変えていく力になるということです。
 学校の授業や活動でも、おたがいに気づいたことや分かったことを伝えあって、そこから、より良い考えややり方を見つけていくことも、SDGsのための行動や練習になると思います。自分でできることを見つけたり、調べてみてください。

SDGsを学ぶためのウェイブサイト
国連広報センター https://www.unic.or.jp/
日本ユニセフ協会 https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/
JAPAN SDGs Action Platform(外務省)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/ind...
EduTown SDGs https://sdgs.edutown.jp

今日のパワーフレーズ
「遅刻は、相手の時間をうばうこと。」
遅刻は、自分に対しての行動であると同時に、相手に対しての行動です。

0514第2学年の皆さんへ

 次の登校日(18日)に「中間テスト(過去問)」のプリントを提出してください。ワークや「漢字の学習」を見てもかまいません。作文も含め、できるだけ空欄がないようにして提出してください。
 さらに次の登校日(26日)には「レスキュー(採点しなくても可)」を、6月1日には「硬筆練習帳」を提出してもらう予定ですので、準備をしておいてください。
(国語科 小松先生より)

0514校長一日一話

校長 一日一話
 皆さんに伝えたいこと、感じたことやこれからのことを臨時休業の期間中、毎日一話ずつご紹介していきます。

5月14日 「だれも置き去りにしない社会をつくる」
 異常気象、自然環境の破壊や汚染、経済の格差、紛争など、世界には、解決しなければならない課題がたくさんあります。それらの課題は、そのままにしては、より良い未来をつくることはできず、もっとひどいことになってしまうかもしれません。
 SDGs(エスディージーズ)は、世界の様々な課題を解決して、より良い未来をつくるための「世界の国々の約束」です。これからの世界が解決すべき17の目標(ゴール)と具体的な取組目標(ターゲット)つくり、そして、それが達成されているか確かめる方法も決めています。
 SDGsは、途上国だけの問題でなく、先進国にも格差や健康、不平等などの問題があるため、「だれも置き去りにしない社会をつくる」ことを目指して、様々な立場の人たちが意見を出し合って決めたものです。ですから、その達成には、企業や自治体、個人などたくさんの人たちの協力が必要です。また、私たち一人ひとりの小さな行動が、目標の達成のために、とても重要です。
 では、私たちに何ができるでしょうか? SDGsには、こうしなさいというルールや決まりがありません。実際に何について、どのように取り組むかは、それぞれの立場で考え、まかされています。ですから、私たちができることは、まずは、SDGsについて、知ること、そして、そのことについて考え、小さくても、今の自分でできることから、実行してみることや住んでいる地域での課題を考え、その解決のためにできることをやってみる。その時に、自分だけでなく、ほかの人の考えや意見を聞いてみたり、相談したり協力したりすると、小さいことも少しずつ大きなものになり、より良い未来のための行動になります。
SDGs=Sustainable Development Goals
  持続可能な   開発    目標
SDGsの17の目標
1. 貧困をなくそう    
2. 飢餓をゼロに     
3. すべての人に健康と福祉を
4. 質の高い教育をみんなに   
5. ジェンダー平等を実現しよう
6. 安全な水とトイレを世界中に   
7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
8. 働きがいも経済成長も   
9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
10. 人や国の不平等をなくそう    
11. 住み続けられるまちづくりを
12. つくる責任 つかう責任    
13. 気候変動に具体的な対策を
14. 海の豊かさを守ろう    
15. 陸の豊かさも守ろう  
16. 平和と公正をすべての人に     
17. パートナーシップで目標を達成しよう

今日のパワーフレーズ
「ため息よりも深呼吸!」
同じ行動でも、気持ちの持ち方で、前向きになれると思います。

0513校長一日一話

校長 一日一話
 皆さんに伝えたいこと、感じたことやこれからのことを臨時休業の期間中、毎日一話ずつご紹介していきます。

5月13日 「道徳 いのちの授業」   
 道徳の時間に「いのちの授業」という教材を使って、授業をしたことがあります。病気のため余命半年と告げられた延地和子さんが、その2年前まで校長をしていた大阪市吹田市の中学校で、卒業を控えた3年生36人にした「最後の授業」をもとに書かれた資料です。延地さんが亡くなる25日前に自分の人生を中学生に語りました。教師としての仕事のこと、突然死した娘さんのこと、自分とつながっている仲間のこと、生き抜くという「使命」のことなどを中学生に語っていました。また、その時には、次の資料を活用して、「思い」を伝えました。

「かみしめたい人間として生きるすばらしさ」(文部科学省「心のノート」より)

人間として生きること
人はだれでも
心の中に弱さや醜さをもっている。
欠点や弱点のない人間なんて
どこにもいない。
だれもがもっているものがある。
それは
人間らしく生きたい。
人間のして、よりよく生きたいという気持ち。
みんなそう願っているから
悩んだり苦しんだりしているんだ。

そう、生きていればいろいろなことがある。
私たちが送ってきた人生も
うれしいこと、楽しいこと
悲しいこと、つらいこと
いろいろなことがたくさんあった。
これからも
ずっと長い人生を歩んでいく私たち。
もっともっといろいろなことがあるだろう。
自分の人生。
一回限りの私の人生。
心の内にある良心の声に耳を傾け
強く、誇りをもって
生きている意味をかみしめていきたい。

 道徳の授業は、教師が資料を媒体として、子どもに「思い」を伝え、学び合う時間です。普段の教科の授業では、伝えられない「思い」も道徳の授業では、伝えることができます。
 同じ資料を使っても、教える先生の個性や工夫で、生徒に伝える思いが違うこともあると思います。しかし、それぞれの思いは、「今、このことを伝えることが、生徒一人ひとりにとって大事であり、そのことをいつか必要な場面では思い出し、生かして欲しい」という気持ちはどの先生も同じです。
 学校が再開したときには、是非、授業から伝えられたそれぞれの先生の「思い」をしっかり受け止めてほしいと思います。

今日のパワーフレーズ
「得意な人に頼みなさい。自分の得意分野でお返しすればいい。」

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