2月9日(金)今日は「ごぼう」のお話です。「ごぼう」の育つ所はヨーロッパから中国大陸、そして日本と広い地域で育つ植物ですが、食用として食べられているところは日本とフランスの一部だけという珍しい野菜です。ですから、このような話があります。昔、日本に来ていたアメリカの人が、日本で出された食事にごぼうを使っていたところ、ごぼうを木と勘違いしてしまい「木の根っこを食べさられた」と言って怒ってしまった。という話があるほどほかの国では食べられていない野菜です。しかし、その香りと食感は独特でとてもおいしく、煮物、きんぴら、汁物とごぼうが入らなければおいしくない料理もたくさんあり、和食の材料になくてはならないものです。また、「ごぼう」の栄養は何と言っても食物繊維がたっぷり入っているところです。食物繊維は、おなかの調子を整える。生活習慣病の予防になる。など健康な体を作るためには大切な栄養です。今日の給食は「ごぼう」をたっぷり使った「かわりきんぴら」を作りました。 2月8日(木)白菜は冬から春にかけ旬を迎え、寒い今の季節になると、どんどん甘く、おいしくなる野菜です。日本国内で作られる野菜のなかで「白菜」は、大根・キャベツの次に多く作られています。日本では白菜は主に和食や中華料理で使われますが、洋食や韓国料理のキムチなど世界中の料理に使われることも多く、どんな料理にも合う野菜です。日本では特に、寒い冬に食べることが多い「鍋料理」には欠かせない野菜です。白菜の栄養は、風邪など病気の予防になるビタミンCや、おなかの調子を整える食物繊維、塩分を体の外に出し、生活習慣病を予防するカリウムなどがたくさん入っています。皆さんも、白菜をたっぷり食べて、風邪に負けない元気な体を作りましょう。今日の給食は、旬のはくさいをたっぷり使った「白菜のゆず風味」を作りました。 2月7日(水)ナムルはもうすぐ始まる平昌オリンピックが開催される。お隣の国「韓国」の家庭料理ひとつです。野菜、山菜、野草を塩ゆでし、調味料とごま油で味付けをしたものです。日本ではピビンパの具として使われることで有名ですが、韓国では毎日の食事のおかずに欠かせない料理です。韓国では「ナムルの味を見ればその家の料理が上手かよくわかる」ということわざもあるほど、どこの家でもよく作られる料理です。ナムルは野菜がたくさん食べられるようにくふうされていて、体の調子を整えてくれる、体にとっても良い料理です。ですから、ナムルを食べる韓国では野菜の消費量が世界1位になっています。今日の給食は、もやし・にんじん・きくらげ でナムルを作りました。 2月6日(火)寒い日に食べたくなる料理に「おでん」があります。でもよく考えると「おでん」って面白い名前ですね。どうして「おでん」という名前なのでしょう? 「おでん」は、蒟蒻・大根・竹輪・昆布などをしょう油味のつゆで煮込んだ料理のことです。「おでん」の歴史は古く、今から500年ほど前の室町時代に「田楽」と言って豆腐を串に刺し、みそを塗って焼いた料理がありました。その当時、宮中(今でいう皇室)に仕えていた女性が「田楽」のことを丁寧に「お」をつけて「おでん」と呼んでいたところから「おでん」と呼ぶようになりました。その頃の田楽には「焼き田楽」とみそで味付けした「煮込み田楽」がありましたが、江戸時代になって「みそ煮込み田楽」を「おでん」と呼び、「田楽」は豆腐を焼いたもののことを言うようになりました。その後、昭和の時代になると今のようなしょうゆ味の煮込みおでんとなり、具もたまごや竹輪・さつま揚げなどが加わり現在のようになりました。 2月5日(月)キャベツは1年を通して食べられる野菜ですが、キャベツの種類は季節にわけて大きく3つあります。寒玉という「冬キャベツ」、春玉という「春キャベツ」、高原で栽培されることが多いので、「高原キャベツ」と呼ばれる、「夏キャベツ」の3つです。今の季節に食べられる「冬キャベツ」は球がよく締まり、葉っぱは厚く、葉っぱと葉っぱが隙間なくつまっていて加熱すると甘くておいしいので、茹でてサラダにしたり、煮込み料理や汁物の具にもむいています。また、キャベツの栄養は、体を病気から守ってくれる「ビタミンC」や「ビタミンU」またの名前を「キャベジン」と言って胃の調子をととのえる働きのある成分が含まれています。今日の給食は茹でると甘くておいしい冬キャベツを使って「フレンチサラダ」を作りました。 【オリンピック教育】アスリートによる運動の学習(2月6日(火))1月31日(水)みそ汁・牛乳】 「かぶ」は、春の七草のひとつで、別名「すずな」といいます。色の白いもの・赤いもの、小さいもの・大きいものなど、種類がたくさんあります。根っこの白い部分だけでなく、葉っぱも食べることができるので、捨てる部分がありません。寒い時期に甘みが増しておいしくなります。「かぶ」は 大昔からある野菜で、弥生時代(今から約2000年前)から食べられていました。今日のきゅうしょくは、「みそ汁」の中に旬のかぶを入れて作りました。 2月2日(金)明日2月3日は節分です。節分とは漢字で季節を分けると書き、暦の上での季節の変わり目とされ日本は一年に四つの季節があるので,年に四回あります。特に冬と春の変わり目になる2月の節分は一番大切にされていて、豆をまいて悪いことを追い払い、福を呼ぶという昔からの習わしです。節分には「豆まき」をしますが、これは豆には悪いものを追い払う力があるとされ、豆を撒き年の数だけ食べてその一年を無事に過ごせるようにと願います。また「恵方巻き」と言ってその年の縁起の良い方角【恵方】を向いて(ちなみに、今年は南南東です)福を巻き込む「巻きずし」を無言で食べ、今年一年の健康や願いごとをを祈ります。 2月1日(木)皆さんがふつう「みかん」と呼んでいる果物は、正式な名前は「うんしゅうミカン」といいます。日本の伝統的な果物で、手で簡単に?いて食べることができるので、旬の秋から冬にかけて一番多く食べる機会が多い果物です。主な品種だけでも20種類以上あり、栄養もビタミンAやビタミンCなどがたくさん入っているので、風邪などの病気予防に効果があります。風邪の流行るこの時期に食べる果物としてとても良い食べ物です。今日に給食のみかんは温州ミカンの「はれひめ」を使いました。 1月30日(火)給食の主食が「ごはん」になり和食の献立ができるようになってから40年ほどたちましたが、今では一週間の中で3回から4回も和食の献立を食べられるようになりました。その理由は、和食は栄養バランスがいいからです。和食は栄養バランスがいいことで4年前には世界無形文化遺産にも登録されました。ではどうして和食は栄養バランスがいいのでしょう・・・それは「一汁三菜」という和食の形にあります。一汁三菜とは一汁と言って汁物が一つ。三菜と言って主菜一つと副菜二つを合わせて三つのおかず。それに、主食のごはんを加えた食事の形を言います。この形に合わせて食事をすると自然に栄養バランスのとれた食事になります。今日の給食で例えると、一汁は「かき玉汁」主菜は「鯖の風味焼き」副菜として「ごまあえ」「海苔の佃煮」そして主食に「ごはん」となり、一汁三菜の形になります。みなさんもこの一汁三菜を考えて食事をしましょう。きっとバランスの良い食事ができるはずです。 1月29日(月)今日は「あげパン」です。給食から生まれた献立はたくさんありますが、一番のヒットは何と言っても「あげぱん!」昔から給食といえば「あげぱん」というくらいみんなの大好きな「あげパン」ですが、「あげパン」が給食に登場したのは今から約50年前。「子供たちに栄養のあるものを食べてもらいたい」と東京都大田区立嶺町小学校で開発され、昔から大人気の献立です。「あげぱん」は油でカラリとあげたパンのまわりに味を付けて作るのですが、開発された頃は砂糖味だけでした。しかし今ではいろいろな味があり、きなこ・シナモン・ココア・ごま などいろいろな味があります。今日の揚げパンは、きなこに砂糖とちょっぴりの塩を入れた「きなこあげぱん」を作りました 1月26日(金)今皆さんが食べている給食は、ほとんど毎日のように「ごはん」が主食ですが今から70年から40年くらい前の給食では給食の主食は「パンと麺」だけでした。しかし約40年前から「ごはん」が登場しました。このごはん給食の登場によって給食が大きく変化しました。それは、◎和食の献立ができるようになった。◎バラエティー豊かな給食になった。今日の献立「カレーライス」もそのひとつです。ごはん給食が日本中で作られるようになった今から35年前の昭和57年1月22日に全国の学校給食で「カレーライス」を作るというイベントが行われました。これを記念して毎年1月22日はカレーライスの日」となりました。 1月25日(木)今週は「全国学校給食週間」に合わせ「給食の歴史」をたどる献立を紹介しています。120年以上もの長い歴史のある給食ですが、給食が続けられない苦しい時もありました。それは戦争中や戦争後の日本中で食べ物が足りない時代のことでした。やっとのことで出された給食もその当時はお米がないためにそのかわりとして食べられたのが「すいとん」です。すいとんとは小麦粉で作った「だんご」をみそ汁やお汁にいれた料理のことです。その当時食べ物が足りなかったこの頃の小学6年生の体は今の小学4年生の体と同じくらいの大きさだったそうです。「食べることは生きること」皆さんが元気に大きく成長するためには食べ物がたいせつです。その大切な食べ物で「いたずら」したり粗末に扱ったりせず「食べ物を大切にしましょう」 1月24日(水)1月24日から30日は「全国学校給食週間」です。これは、学校給食が日本で始まった日を記念して作られました。日本で学校給食が始まったのは、今から120年ほど前の明治22年、山形県の忠愛小学校だと言われています。当時は家が貧しくてお弁当を持ってくることのできない子供がたくさんいました。そこで、忠愛小学校を作ったお坊さんが学校でお昼ごはんを出すことにしました。それが、日本初の学校給食と言われています。その時出された最初の給食は「おにぎり・やきざかな・つけもの」でした。はじめて給食を食べたみんなは、大喜びで食べたそうです。今日の給食は日本初の献立にちなんで「セルフおにぎり・鮭の塩焼・大根の浅漬け」です。 1月23日(火)「ぶどう豆」は大豆を甘辛く煮て作る料理です。「ぶどう豆」の名前の由来は、果物のぶどうの粒の形に似ている。そして、ふっくらつやつやに甘く煮た豆。というところからこの名が付きました。 大豆は畑の肉と呼ばれるほど栄養たっぷりで、たんぱくしつ・ビタミン・カルシウム・鉄とバランスも良いすぐれた食べ物です。今日の給食では大豆を甘く美味しく煮た「ぶどう豆」を作りました。 学校公開日・道徳授業地区公開講座【3】(1月27日(土))学校公開日・道徳授業地区公開講座【2】(1月27日(土))学校公開日・道徳授業地区公開講座【1】(1月27日(土))学校保健委員会(1月25日(木))1月22日(月)白糠町(しらぬかちょう)と八王子市のつながりは、1800年に『八王子千人同心頭・原半左衛門』が、千人同心50人を連れて北海道白糠の地に移住し、開拓や道路づくりを進めました。このことが縁で、八王子市と白糠町の小学生は、お互いの市と町を毎年交互に訪問し、友情を深めています。また、アイヌ文化保存会とも交流し、アイヌ文化を学んでいます。そこで、今日の給食は、アイヌ料理を作りました。まずは「アマム」。アイヌのことばで「アマム」は穀物や米のことです。アイヌの人々は、イナキビや豆、米などをお粥にして食べていました。給食では、白いんげん豆ときびを入れて、アイヌ風のごはんを作りました。次に「チェプ・オハウ」です。「チェプ」は鮭、「オハウ」は温かい汁のことです。寒い土地に住むアイヌの人々の体を温めてきた伝統的な料理です。味付けは薄い塩味で、北海道の郷土料理、石狩鍋や三平汁のルーツとも言われています。 最後は「イモシト」です。アイヌ料理の「イモ」はじゃがいも、「シト」はアワやきび、米の粉に水分をいれてこね、茹でたものという意味です。給食では、蒸してつぶしたじゃがいもに、かたくり粉を混ぜて焼きました。 |