平成28年度 入 学 式 式 辞
*前後のあいさつの部分は省略してあります。
新入生の皆さん。今日から、義務教育のまとめとしての3年間が始まります。 今日の喜びや緊張、決意、希望等を忘れることなく持ち続け、3年後には、「やり遂げた充実感や、満足した気持ち」を持つことができ、そして、「他の人と共に、よりよく生きる力をしっかりと身につけることができた。」と言えるようにして欲しいと願っています。 このことは、ここまで育ててくれ、また次の世代を担う皆さんに対する、保護者や地域の方々の大きな期待に応えることにもなると同時に、元八王子中学校のすべての教職員の願いでもあります。 私は、これからの世の中においては、自分の周囲にいる人だけでなく、広く世界中のどの国の人とも、あらゆる違いを認め、また、違いを乗り越えて、お互いによりよく生きることが重要だと考えています。 では、この「他の人と共に、よりよく生きる力」を身につけるためには何が必要か、2つお話をしたいと思います。 一つ目は、思いやりの気持ちを持つことです。 ここにいる新入生のどの人もそれぞれ顔が違うように、ものの見方や考え方もそれぞれ違うはずですが、皆さんの中には今までに、この「違い」をなかなか認めることができずに、自分と違う人を「仲間はずれ」にしてしまった経験はないでしょうか。 しかし、この、「ものの見方や考え方の違い」から、「新しいものが生まれる」と考えられるようになって欲しいのです。 このことは、他の人を大切にすること、つまり、思いやりの気持ちを持つことができて初めてできることです。 また、「人を思いやる気持ち」の一つに「挨拶」があります。 元八王子中の生徒は、とてもよく挨拶ができます。 爽やかな挨拶は、「他の人とともによりよく生きていく」ための基本です。私は、爽やかな挨拶のできる学校に、いじめや暴力は起きないと思います。 「人を思いやる気持ち」をぜひ身につけてください。 二つ目は、「挑戦」・「チャレンジ」です。 例えば、中学から始まる英語や数学に挑戦する、生徒会や委員会また行事等で責任のある仕事に挑戦する、また、部活動で自分の限界に挑戦する、などが自分のできることを増やすことに繋がります。元八王子中の先生方は、皆さんが挑戦する材料を幅広く、豊富に準備しています。 しかし、この「挑戦」には、「自分から積極的に取り組む姿勢」ということが必ず含まれていることを忘れないでください。 自分で調べたり、自分で立候補をしたり、自分で我慢をし努力を続けたりすることこそが、自分のできることを増やすことに繋がります。 元八王子中のすべての先生方は、皆さんが自分で挑戦していく姿勢を身につけることが出来るように、厳しく、温かく皆さんにアドバイスをしてくれます。 以上、新入生の入学にあたって、「他の人と共に、よりよく生きる」という言葉を贈り、そのためには「思いやりの気持ち」すなわち、違いを認め新しい自分を見つける力、そして「チャレンジ、挑戦」すなわち、自分のできることを増やす力がとても大切であるというお話をしました。 ぜひ、これからの中学校生活の中で、心にとめておいて欲しいと思います。 保護者会校長からは「めざす元八王子中学校像」についての話があり、続いてPTA会長のお話、地域運営学校についての説明、職員紹介がされました。 お忙しい中参加してくださった保護者のみなさま、ありがとうございました。 新入生歓迎会生徒会役員による歓迎の言葉から始まり、各委員会の説明、部活動の紹介がされました。部活動紹介では、上級生が今日のために準備してきた内容を、楽しく分かりやすく発表しました。 1年生が身を乗り出して発表を見ている姿が印象的でした。 全校朝礼校長先生からは「安全で、安心でき、楽しく生活できる元八王子中」にしていくために、生徒一人一人が大切にしてほしい心構えについてお話がありました。 また、元八中の「生活のきまり」について、画面を見ながら具体的に確認しました。 少し長めの朝礼になったにもかかわらず、どの学年も集中して話を聞くことができ、元八中生の力が垣間見られる朝礼となりました。 平成28年度 着任式と1学期の始業式着任式では、転出された先生と転入された先生の紹介があり、転入された先生から、あいさつがありました。 生徒たちは、興味津々の様子で、よく話を聞いていました。 始業式は厳粛な雰囲気で執り行われました。 新2年生と新3年生は、新年度を迎え、先輩らしい立派な態度で式に参加しました。 入学式新入生全員が晴れやかな表情で元八王子中学校の門をくぐり、男子55人・女子51人の計106人が、元八王子中学校の一員になりました。 新入生の皆さん、学業や学校行事、部活動と実りの多い3年間にしていきしょう! |