5.29 耳と舌が日本語が前提となる前に!そこで、八王子市では、英語を母国語または第二言語として流ちょうに扱うことのできる先生(ALT)を各校に派遣して、各校で活用をしています。君田小学校では、外国語活動の学習が始まる中学年では年間約30%、読むことと書くことの学習も増える高学年では年間約7%の授業に加わります。外国語にかかわる授業のない1.2年生にも、年間のどこかでALTと一緒に活動する日設定していく予定です。 5月に入り、今年度のALTが来校して、その授業が始まりました。 流暢な外国語の発音に触れるのが初めての3年生では、「えっ、何を言ってるか分からない」というスタートかでした。しかし、ALTが作ってきたスライドをもとに行う自己紹介を聞いているうちに、好きなものの英語での伝え方を自然と覚えていました。また、ALTが繰り返す身振りや手振りから、言葉が理解できなくても何を言いたいのかをどんどん感じ取れるようになり、授業の終わりの頃には、ALTの発音を自然とリピートしながら、耳と舌をどんどん使う様子が見られました。 貴重なALTとの授業日は、学校だよりでお伝えしています。 5.25 協議を踏まえて授業をアップデート!研究授業とは、教員が同じ目的をもって授業を構成し、その授業で講じた手立ての有効性や改善策について、同じ授業をもとにして協議をするものです。 君田小学校では、45分の授業を大きく4つの段階に分け、「子どもが学習したいと内発的に思う授業導入」「自分の力でできるところまで解決しようとするための教師の支援」「考えが広がり、深まるための対話の方向づけ」「各教科の特質に応じたまとめ」を特に強く意識して授業改善を進めています。 協議会では、教科の専門性の高い講師の先生から、講じた手立ての成果と課題について、厳しくかつあたたかい指導をいただきました。 同じ授業を土俵として協議をすることで、有効な手立てや改善策を全教員で共有して、各自が普段の授業改善に生かしてまいります。 2年1組のみなさん、授業提供ありがとう! 5.17 「学びに向かう力」内容は、子どもたちに身に付けさせたい学力観の一つである「学びに向かう力」への意識を問うもので、一人一台の学習用端末で回答しました。【写真1.2】 「学びに向かう力」とは、自分の学力や学習に対する興味関心、自分が思考をした過程などについて、子ども自身が理解(いわゆるメタ認知)して、好きなことや得意なことをより深く探究的に学んだり、苦手なことを補おうと学び直しをしたりする力で、近年重視されている学力観です。 この力を子どもたちに身に付けさせるためにはどのような指導が有効なのか、学校の指導法との相関を分析し、よりよい教育活動へと生かしていきます。 君田小学校では、学び直しをする機会を確保するために、地域人財の力を活用することで「パワーアップタイム」を教育活動に位置付け、5月よりその取組をスタートさせました。【写真3】 今後も分析結果などをもとに、授業展開、家庭学習(宿題)の内容などを見直してまいります。 6年生、昨日は調査への協力ありがとう!4、5年生、近々調査に協力してもらいますのでよろしくお願いします。 5.16 価値のある授業、活動は何日も前からつくられる「どのように授業に入ろう」「どのようにねらいにせまろう」「困っている子をどうやって救おう」「次につながる授業の終わり方は?」…。45分をどれだけ効果的に、価値のあるものとするために、授業の中で教員は常に頭を回転させています。 しかし、教員は、授業の初めの合図で子どもと一緒に教科書を開いてから考え始めるのでは手遅れ。一つの授業が始まる前日、数日前、そして時には何ヵ月も前から、計画的に準備に取り組んでいます。 写真1 前日から準備 今日と明日は体力テストのソフトボール投げを行う日。前日の雨が上がった瞬間に、先生たちで協力してラインを引いていました。 写真2 数日前から準備 6年2組の社会の授業です。「固定資産税」など、文字だけでは理解が難しい「税金」について、イラストを合わせて提示した方がよいと考えた担任は、何日も前からプレゼンテーションソフトの作成をして授業に臨んでいました。 写真3 数ヶ月前から準備 今にも太陽が沈もうとする夕刻、植物を植えるための畝をつくっていたのは4年担任。初夏の理科の学習にある植物の観察や実験に向けた準備でしょうか。 写真にはありませんが、6年担任がつくった隣の畝には、じゃがいも(?)ずいぶんと生長しています。 教員にとっては、よりよい授業をつくるという使命感への挑戦は、「よろしくお願いします」という授業開始のあいさつのずっと前から始まっているのです。 5.10 教員相互授業公開スタート!写真1 今年度の先陣は図工のS主任教諭。教室に入ると、ホワイトボードには、学習の流れが記されていました。特に子どもたちの作業スピードに差が生じる学習では、一斉の指示ができないためにとても有効なことを学びました。 写真2 2つ目の授業はH主幹教諭の国語。他学年の若手教員が、自分のクラスの授業準備などを放課後に回して時間をつくり出して学びにきていました。 文学作品の学習では、作品に出会ったときに抱く「違和感(疑問)」を学習課題としていく授業づくりが、子どもたちの主体性を育みます。 読み深めたときにSさんが呟いた「伏線回収だ〜」の言葉。参観した教員は最高の場面に立ち会えました! 写真3 第3弾はS主任教諭による6年生のリレーの学習です。 「バトンの受け渡しをするところの手前に引かれた等間隔の線」「バトンパスの受け渡しをする場所の外側に置かれたチームカラーと同じく色のフラフープ」「チーム数と同じだけの学習用端末」「たくさんのバトン」「ゾーンを区切るカラーコーン」…。授業開始前から、たくさんの準備物が校庭に見られます。この準備だけで授業前に数十分かかります。 それぞれが、安全に、思考や工夫をしながら学習を進められるようにするための手立てでした。 参観した教員は、6年生のゴール(小学校の出口)の子どもたちの姿を見ることで、「自分の学年ではここまで高めよう」とイメージを湧かすことができたことでしょう。 5月末までに全教員がまずは一度以上、授業を公開していきます。 |