聴覚障がい者講話(4年生)3時間目の始めは聴覚障がい者は見た目には気づきにくいことや、普段の生活の中での、上手な関り方を教えてもらいました。次に「手話」を教わりました。あいさつや拍手、手だけでなく口元(口形)を見せることで伝わりやすくなることを、子どもたちはとても興味深く聞いていました。 4時間目は、自己紹介の仕方を学びました。3グループに分かれて一人ひとり、自分の名字の手話での表し方を教えてもらい「わたしの/名前は/〇〇/です/よろしくお願いします。」という手話を、全員がみんなの前で発表しました。 最後には、子どもたちの質問にもたくさん答えていただきました。「話しかけられた時はどうしていますか」「手話が伝わらない人にはどうしていますか」「音が聞こえなくてもテレビを見ますか」「好きな歌はありますか」など、子どもたちは実際に聞いてみないと分からないことを、たくさん聞くことができました。1人ひとりの質問に真剣に明るく答えてくれる講師の先生の笑顔がとても印象的で、素敵な時間でした。最後の1人まで全ての質問に答えていただくことができ、子どもたちにとって素晴らしい学びになりました。 今回、障がいのある方に来校していただき、子どもたちと顔を会わせて関わらせていただいたことで、子どもたちの中にあった「知らないことへの怖さ」が無くなったように感じました。関わり方をたくさん教えていただいたことで「どうしていいか分からない」という気持ちから「こうすればいいんだ」へと変わりました。子どもたちの心のバリアが無くなったようです。 4年生では障がいについて知ったり、バリアフリーについて考えたりすることを通して、様々な人が生きる社会の中で互いがより良く生きていく共生社会についても考えています。今回の学習をきっかけに、互いに関わり合い、互いに支え合い、互いによりよい社会をつくっていける仲間としての関係をより深いものにしていってほしいと思いました。 |