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今日の豆知識 Part7

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吹奏楽の豆知識 Part 7        
                     
 昨日残念なニュースが発表されました。皆さん知っていますか?今年度の吹奏楽コンクールが中止となりました。打越中学校は昨年度大会には参加をしていませんでしたが、それまでは参加をすることが多かった、と聞いています。今日の豆知識は、このコンクールについてです。

豆知識 12 吹奏楽コンクールに参加する意味って何?

 その答えは一つではない、ということをまず初めに書きます。皆さんにとって吹奏楽コンクールに参加する意味って何ですか?吹奏楽コンクールに参加するのとしないのとではどんな差がありますか?
吹奏楽コンクールを企画運営しているのは、学校の先生たちだって知っていましたか?学校で皆さんに音楽を教えている先生たちが、組織に参加し、音楽活動が活発になるように色々な企画をし、運営をしてくれています。もう60年近くコンクールは開催されています。
コンクールでは賞がつきます。賞には「金賞」「銀賞」「銅賞」「努力賞」「奨励賞」があります。どの賞にあたいする演奏であるかを審査してくれるのは、プロの演奏家です。プロの先生方の耳は確かで、しかも妥協がありません。「妥協」というのは、「きっと勉強などが大変で練習時間もないなか頑張ったんだろうな」「練習を始めて1,2年だからね」「普段からよく頑張っているから」などなど個人の事情を配慮して演奏を評価する、ということです。日々の努力や、演奏者のことを知って聞く音楽のよさもあります。でもコンクールでは、「音楽としての評価」がつきます。それはとても厳しいことで、頑張っていたのに思っていた賞がとれなかったり、自分たちの演奏が否定された気分になったり、時には自分たちは下手くそなんだ、って思ったり・・・。コンクールに参加することはいいことばかりではありません。ではそんなコンクールに参加する意味って何なのでしょうか?
それは、コンクールでプロの審査員の方に聴いていただくために、自分たちの演奏をより妥協のないものしようとみんなで協力できることです。「妥協をしない」というのは苦しいことで、時には言い争ったり、涙をながすこともあります。しかし、よいよいものを作ろう、という思いがあれば、その苦しさは乗り越えられます。仲間がいるのですから。そして、その努力は、賞にあらわれなかったとしても、その後の私たちの演奏に必ず活きてきます。聞いている人たちにより伝わる演奏になるのです。つまり、コンクールに参加する意味は、自分たちにできる最高のパフォーマンスを目指し、仲間と努力できる、ということだと思います。皆さんはどう思いますか?
YouTubeなどには全国大会出場校や金賞受賞校の演奏がアップされています。彼らの演奏には妥協がありません。だから私たちを感動させてくれるのかもしれませんね。


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