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吹奏楽の豆知識 Part5

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吹奏楽の豆知識 Part 5        
                     
 打楽器パートの方々、お待たせしました!今日の豆知識は打楽器についてです。合奏の時に、いつも忘れられがちで、ちょっと悲しい思いをしてしまうことがある打楽器の皆さん。今日はあなた方なしでは、音楽が成立しない、ということを熱く語りたいと思います。

豆知識 9 鍵盤楽器のマレットにはたくさんの種類があります。なぜそんなにたくさんの種類があるのでしょうか?

 鍵盤楽器は、打楽器です。だから、木や金属をたたいて音をだします。「たたく」=「たたいたものがすりへる」ということです。ですから、音楽室には、毛糸や糸がボサボサになったマレットがあります。それは楽しい音楽をたくさん奏でた証です。でも、何事も「すぎる」はよくありません。ボサボサになってしまったら、新しいマレットに変えないといけませんね。
鍵盤楽器には、金属のバーで音程を作るグロッケンやビブラフォンと、木製のバーで音程を作るシロフォンやマリンバなどがあります。素材が違うものを、同じマレットでたたくことは大変危険なことです。何が危険なのか、というと金属をたたいて良い音を出すマレットは、固い素材で作られています。そんなマレットで木製の楽器をたたいたら、木が割れてしまいます。またマリンバなどの柔らかい楽器で柔らかい音を出すマレットでグロッケンをたたいても、本来のキラキラとした音は出てきません。さらにシロフォン用だけでも何種類ものマレットがあります。玉の素材や大きさ、巻いている材料の違いで音色が変わります。曲によってマレットを変えることは大切です。演奏会などの動画をよ〜くみると、マレットを曲の中で変えたり、楽器の前にたくさんの種類のマレットを見つけることができますよ。
鍵盤楽器は管楽器と一緒に演奏しながら、その音をより豊かなものにするためになくてはならない存在なんですね。

豆知識 10 音楽の3要素ってなんでしょう。

音楽を構成する大切な3つのものは「メロディー」「ハーモニー」「リズム」です。この3つはどれが欠けても美しい音楽にはなりません。(でも一人で歌うときにハーモニーはできませんね)今日はこの中の「リズム」について書きます。吹奏楽の中で「リズム」の中心となっている人は誰でしょう。もちろん打楽器です。打楽器がない状態で曲を演奏すると、まるで「串のない団子」「アイロンのかかっていないシャツ」のようになんとなくふにゃっとしていたり、だらしない感じに聞こえてしまうことがあります。打楽器がいると、管楽器の人は、その音を頼りに安心して演奏ができます。だから、打楽器の人は、周囲に気を使いながらも淡々と正しいリズムで同じテンポを刻むことが求められています。打楽器の人がふらふらしてしまうと、演奏もふらふらし、聞いているひとも心配になってしまいます。打楽器の人の役割は本当に大きいですね。ちなみに、私は打楽器を上手にたたけません。左右同じように美しい音で楽器がたたける打楽器の人をすごいな〜と思っています。ドラムをたたいている人もチョーかっこいいですよね。

 豆知識 楽しんでもらえていますか?普段何気なくやっていることにもちゃんと意味がありますね。そんな小さな発見があると嬉しいですね。では、よい週末を♪

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