保健室より
【平熱(へいねつ)という言葉を知っていますか?】
「平熱(へいねつ)」とは、普段の健康な時の体温のことをいいます。保健室でもよく「熱はかって〜」と言っていますが、体温は体の調子を知るための大切なバロメーターです。そして、その基本・目安となるのが平熱です。 ★平熱はみんな同じ? 一人一人のからだがそれぞれ違うように、平熱も人によってちがいます。日本人の一般的な平均は36.6度〜37.2度と言われていて、人によってかなり幅があります。「体温はかったら37.0度だった…!」といっても、例えば平熱が36.6度なのか37.2度なのかでその意味は変わってきます。 ★体温は一日中同じ? 人の体温は一日の間で変わります。24時間の体温リズムがあり、普通は朝が最も低く、夕方にかけて高くなっていきます。なので、朝体温をはかって熱があるときには、午後〜夕方にかけて熱が上がってくることが多いです。朝あまり調子が良くないとき、微熱があるときには、無理をせずゆっくり休んでくださいね。 さて、みなさん自分の平熱は知っているでしょうか?自分の体の調子を判断したり、説明したりするためにも、自分の平熱を知っておくことはとても大切です。 毎日体温をはかっていると、自分の平熱が大体何度くらいなのか、わかってくると思います。 自分の平熱、覚えておいてくださいね! ☻先生からの一言☻ みなさん元気に過ごせているでしょうか?コロナウイルスも心配ですが、風邪やインフルエンザは大丈夫ですか?手洗いうがいを忘れず、手の消毒も活用したりして、しっかり予防していきましょう。元気なみなさんに会える日を楽しみにしています! 養護教諭 圷 保健室より
感染症対策の基本は、こまめに正しい手洗いをすること、咳エチケットを守ることの二つが基本です。休校中、家庭でも規則正しい生活を心がけるとともに、体調管理には十分気を付けましょう。
★朝の健康観察をしましょう。 1.朝起きたら、具合の悪いところはないか、体の調子でいつもと違うところはないか確認しましょう。 2.体温を測って、熱がないか確認しましょう。 ★規則正しい生活をして免疫力を高めましょう。 体がウイルスや細菌とたたかう力「免疫力」を高めるためには、規則正しい生活を送ることが大切です。 【早寝早起き】 朝は学校に行く日と同じ時間に起きるようにしましょう。起きたらカーテンを開け、日光を浴びましょう。また、夜は夜更かしをせず、早めに寝て、充分な睡眠時間が確保できるようにしましょう。毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きることが大切です。 【適度な運動】 家の中で一日中ゴロゴロしているのではなく、積極的に体を動かしましょう。いつもはできないお手伝いをするのも良いですね。 【バランスのとれた食事】 偏った食事にならないよう、主食・主菜・副菜のバランスを考えて食べるようにしましょう。苦手な食べ物でも、まずはひとくち食べてみましょう。 ★空気の入れ替えや、温度、湿度の調整をして部屋の環境を整えましょう。 ・室内で暖房等を使っていると、どうしても換気が不十分になりがちです。こまめに窓を開け、室内の空気を入れ換えるようにしましょう。 ・空調の過度な使用は湿度を下げ、空気の乾燥を招きます。衣服での調節を基本とするとともに、湿度の管理にも気を付けましょう。湿度は50〜60%が目安です。 ★人込みへの外出は控えましょう。 ・たくさんの人が集まる場所へ行くのは控えるとともに、不特定多数の人が集まるイベント等への参加も控えるようにしましょう。 ※次の症状がありましたら、下記に連絡してください。 ・風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続いている。(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます) ・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。 →最寄りの医療機関ではなく、まずは「帰国者・接触者電話相談センター」に相談し、指示を受けてください。 〇八王子市保健所 042−645−5195 平日8:30〜17:15 〇都・特別区・八王子市・町田市合同電話相談センター[都内全域対象] 03−5320−4592 平日:17時〜翌9時 土日祝日:終日 ☻先生からの一言☻ いろいろな情報がたくさん飛び交っていますが、正しい情報をもとに、焦らず、冷静に、自分にできることをしっかりできるようにしていきましょう。規則正しい生活を送り、体調に気を付けて過ごしてくださいね! 【養護教諭 圷】 |