2020年5月29日 金曜日 今日は何の日?![]() ![]() NEW LIFESTYLE〜「新しい生活様式」の具体例 NEW NORMAL(新常態) ●一人ひとりの基本 症状がなくても外出の時はいつもマスクで 人との間隔はできるだけ2メートル空ける 手洗いは水とせっけんで30秒程度(念入りに) ●日常生活の基本 こまめに手洗い、手指の消毒 せきエチケットの徹底 室内はこまめに換気 人との距離を確保 「3密」を避ける 毎朝の体温測定と健康チェック ●日常活動では 発症時に備えて、誰とどこで会ったかをメモ 食事のときは横並びに座り、おしゃべりは控えめに 料理は大皿で取り分けず1人ずつに トイレはふたを閉めて流す 買い物は通販や電子決済を利用 公園へは空いた時間と場所に 公共の乗り物では会話を控えめに 帰省や旅行は控えめに 冠婚葬祭などでは大人数で会食しない など ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ <R02.05.29> 【エベレスト登頂記念日】1953年のこの日、イギリス探検隊のメンバーでニュージーランド出身の登山家エドモンド・ヒラリーと、ネパール出身のシェルパ(民族の名称)であるテンジン・ノルゲイが、世界最高峰のエベレスト山の登頂に世界で初めて成功しました。今から67年前のこと。第二次世界大戦後、多くの国々がエベレストの初登頂の名誉をかけて争っていましたが、先に登頂に挑戦したイギリスのジョージ・マロリー以来の悲願が達成されました。 1953年の出来事には、日本で国産初のテレビ(早川電機 現シャープ)発売、NHKが日本初のテレビ放送を東京で開始、ソビエト連邦(現ロシア)の指導者 ヨシフ・B・スターリンが死去、阿蘇山(熊本県の複式活火山)が噴火、イギリスでエリザベス2世(現女王94歳)が戴冠、紀州大水害の発生(死者・行方不明者1046人)、朝鮮戦争で休戦成立、航空会社 日本航空株式会社が発足、遺伝物質DNAの二重らせん構造の決定(分子生物学者ワトソンとクリック)、レム睡眠(Rapid Eye Movement Sleep急速眼球運動を伴う睡眠)の発見、などがありました。 〈エベレスト山〉 ネパールのヒマラヤ山脈にある世界最高峰の山です。山頂はネパールと中国の国境上にあり、標高は8848メートルです。日本の富士山が3776メートルですから、2倍以上の高さがあります。標高は周辺のプレートテクトニクス(地球表面の岩盤の移動)によって年々高くなって(年に4mm)おり、山頂も北東へ移動している(年に3〜6mm)と考えられています。山頂ではエベレストの名称は、インド測量局の長官 ジョージ・エベレストにちなんで命名されました。英語では「エヴェレスト」、チベット語では「チョモランマ」、ネパール語では「サガルマータ」と呼ばれます。山頂への登山は熟練の登山家でも危険を伴いますが、ネパール側の南麓6000メートル以下の山腹までは難所が少なく、高山病対策さえとっていれば、一般の観光客でもトレッキング(山歩き)を楽しむことが可能だそうです。 エベレストには入山料支払って入山します。年齢は16歳以上とされ(ネパール側からの登山)、最高齢の登頂記録は、日本の三浦 雄一郎(80歳2013年)です。近年は登頂者数が増えており、登頂者が「渋滞」するほどです。また、登頂ツアー(商業公募隊)が多数あり、日本人の登頂もそのほとんどが商業公募隊かテレビ局の撮影だそうです。初登頂を果たしたエドモンド・ヒラリーは、登山ツアーを「商業活動」と批判、日本の登山家 田部井 淳子(女性初の七大陸最高峰の登頂成功)も登山の過度の商業化を危惧しています。一連の「登山ビジネス」の活発化は、山に対する敬意や畏怖の念を薄れさせると懸念する声もあがっています。また、登山ルートには、度重なる登山のゴミが廃棄されていて、その量は増え続けています。生態系に与える影響や水質汚染などが心配されています。 〈ジョージ・マロリー〉 イギリスの登山家。1920年代にエベレスト遠征隊に参加していました。1924年の第3次遠征で、パートナーのアンドリュー・アーヴィンと頂上を目指しましたが、頂上付近で行方不明となってしまいました。75年間後の1999年、国際探索隊によって遺体で発見されました。マロリーが世界初の登頂を果たせたのかどうかは分かっていません。彼が生前に、「なぜあなたはエベレストに上りたいのですか?」と尋ねられて、「そこにエベレストがあるからだ(Because it’s there.)。」と答えた逸話は、日本でも「そこに山があるから。」との意訳で有名です。 〈エベレスト山を題材にした映画紹介〉 『エベレスト』2015年 アメリカ 出演/ジェイソン・クラークほか 1996年にエベレストで実際に起こった遭難事故の映画化。登山ガイド会社を営むロブ・ホールが率いる登頂ツアーがネパールに到着し、頂上を目指して出発した一行は、第4キャンプまで順調に上っていた。そこで急激に天候が変わり、激しい嵐のためにスケジュールが大幅に遅れてしまう。ブリザード(吹雪を伴った冷たい強風)と酸欠との過酷な状況のなかで、生き残りを賭けた能力を試されることになる。 |