2020年4月27日 月曜日

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コロナウイルスに感染しない/させないための行動
一 3密(密閉・密集・密接)を避けよう
一 手洗いを徹底しよう
一 咳エチケットを守ろう
一 不要不急・夜間の外出を控えよう
〜八王子市ホームページから
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人との接触を8割減らす10のポイント
ビデオ通話でオンライン帰省/スーパーへは1人か
少人数で空いている時に/ジョギングは小人数で
公園は空いた時間と場所を選ぶ/待てる買い物は
通販で/飲み会はオンラインで/診療は遠隔診療
/筋トレやヨガは自宅で動画活用/飲食は持ち帰り
か宅配/仕事は在宅勤務/会話はマスクを着けて
〜政府の公表資料から
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<R02.04.27>
【哲学の日】紀元前399年のこの日、ギリシャの哲学者 ソクラテスが、時の権力者から死刑の宣告を受け、刑の執行として獄中で毒を飲んで亡くなりました。今から2419年前のこと。彼はギリシャの町 アテネで、対話の問答を通じて、相手にその無知さを自覚(無知の知)させようと活動していましたが、市民からは受け入れられず、また、伝統的な神を否定し、影響を受けた若者たちを惑わす危険思想として告発され、裁判で死刑判決が下されてしまいました。彼の弟子たちは脱獄することを勧めましたが、「悪法も法である。」と言って毒杯を煽ったのでした。

〈ソクラテス〉古代ギリシャの哲学者です。彼自身は著述をしていないので、その思想は弟子である哲学者 プラトンやクセノポンの著作を通じて知ることができます。世界で最初に「人間はどう生きるべきか」を考え始めた、哲学の祖(創始者)です。
第1に、ソクラテスの思想の土台は、絶対的な真理を追い求めること(絶対主義)でした。しかし、当時は抽象的なこと、例えば「正義とは何か」との疑問に、価値は人間個人によって異なる(人それぞれである=「人間は万物の尺度である」)と考える相対主義が主流でした。この考え方で市民に弁論術や自然科学などを教えて報酬を受け取るソフィスト(知恵ある者)と呼ばれてた人たちは、真理の追求よりも、いかに相手を論破するかに力を注いだので、詭弁(不合理・言いくるめ・ごまかしの議論)に陥ることが多かったのです。ソクラテスは、このソフィストの思考を厳しく批判し、徹底した対話法によって、絶対的な真理を目指しました。
第2に、人間の魂では理性や知性を重視(主知主義)しました。例えば、「良く生きるためにはどうすればよいか。」との問いに「魂を良いものにしなければならない。」と答える。「魂を良いものにするにはどうすればよいか。」との問いに、「それが知性である。」との答えでした。物事の真偽、善悪、美醜を見分けるには、知性や理性が重要だと考えました。例えば、悪い行為をしてしまうのは知性が足りないからであり、魂のレベルでその行為が悪いことだと認識できていない、と考えたのです。
第3に、知性と徳(善悪の判断)は同じであると言っています。知性があれば善悪が何かを魂のレベルで知ることができ、良い魂を持っていることになり、良く生きることができるということです。「知徳合一」と言います。
第4に、彼は問答法という弁論術を用いて、相対主義者を論破していきました。「そもそも論」を投げかけて、論理の矛盾を突いたのです。
第5に、「無知の知」という思想です。自分が(ある物事で)知らないということを知っている、という認識のことです。言い換えれば、知ったかふりをしている人よりも、分からないことを分かったふりしない自分はまだましだ、ということです。
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