2020年3月11日 水曜日【パンダ発見の日】1869年のこの日、中国で伝道中のフランス人の神父 アルマン・ダヴィドが、四川省の民家で地元の猟師から白と黒の奇妙な熊の毛皮を見せられました。今から151年前のこと。博物学にも長けていたダヴィド神父は、パンダのレプリカ標本をパリの自然歴史博物館に送り、これが西洋でパンダが知られるきっかけとなりました。現在パンダの生息地である密林は環境破壊が続いていて、個体数が激減しています。後を絶たない密猟もあって、野生パンダの環境は厳しいものとなっています。 1869年の出来事には、スエズ運河の開通、ドミトリ・メンデレーエフが元素の周期律表を発表、ワーグナーの歌劇『ラインの黄金』の初演、などがありました。 〈パンダ〉ジャイアントパンダは、哺乳網食肉目クマ科ジャイアントパンダ属に分類される肉食類で、学名は「Ailuropoda melanoleuca」、別名はオオパンダです。長い間、中国の山奥で暮らしていました。日本に最初に来たパンダは、カンカン(雄1970-1980)とランラン(雌1968-1979)で、1972年10月28日に東京の上野動物園に来園しました。日本と中国との国交正常化を機会に、中国から贈られたものです。 |