2020年3月5日 木曜日

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<R02.03.05>
【スチュワーデスの日】1931年のこの日、東京航空輸送が実施した日本初のスチュワーデス採用試験の結果が発表されました。今から89年前のこと。「エアガール」の呼び名で募集されて、2月5日に行われた試験には140人の応募があり、合格者は3人でした。この職業の呼び名「スチュワーデス」は、1980年代以降のアメリカのポリティカル・コレクトネスの浸透により、日本の各航空会社でも廃止され、現在は「キャビン・アテンダント(CA:日本語訳は客室乗務員)」に改められました。英語での表現は、「フライト・アテンダント」もしくは「キャビン・クルー」が標準的です。なお、飛行機を運行する機長・副操縦士・航空機関士・航空通信士のことを「コクピット・クルー」と呼びます。
〈ポリティカル・コレクトネス〉性別・人種・民族・宗教などに基づく差別や偏見を防ぐ目的で、政治的・社会的に公正で中立な言葉や表現を使用することを言います。1980年代に多民族国家であるアメリカで始まり、一部の表現の置き換えや言い換えにつながっていきました。例えば、英語の敬称で、男性を指す「Mr.」は未婚・既婚を問いませんが、女性のは未婚が「Miss.」、既婚が「Mrs.」と区別され、これが女性を差別だとする観点から、未婚・既婚を問わない「Ms.」に置き換えられました。黒人を指す「Black」はアフリカ系アメリカ人を意味する「African American」に、アメリカの先住民族を指す「Indian」(本来はインド人を意味する。)は「First Nation」に置き換えられました。職名に「〜man」がつくものは「〜person」などに変更されている職業があります。例えば、chairman(議長)→chairperson policeman(警察官)→police officer fireman(消防官)→fire fighter businessman(実業家)→businessperson cameraman(写真家)→photographer key man(要の人物)→key person などです。 身体的特徴を持つ人の場合には、直接的な言及を避けて婉曲表現を使います。例えば、「精神障害のある」はmentally challenged、「耳の不自由な」はhearing-impaired などです。日本でポリティカル・コレクトネスの考え方により用語が言い換えられた事例には、例えば、看護婦・看護士→看護師 障害者→障がい者・障碍者 保健婦→保健師 保母・保父→保育士 肌色→ペールオレンジ・うすだいだい 女優→俳優 などです。医学用語では、伝染病→感染症 痴呆症→認知症 精神分裂病→統合失調症 らい病→ハンセン病 などです。

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