「しっていますか、この鳥さん?その3」 副校長(ふくこうちょう)先生この鳥の名前(なまえ)は何(なん)でしょう? …… …… …… …… …… …… …… …… …… 答え(こたえ)は「カラス」。 簡単(かんたん)でしたか? 正しく(ただしく)は「ハシブトガラス」。 「くちばしが太い(ふとい)カラス」ということで、この名前が付きました。 ところで「カラス」は漢字(かんじ)で書く(かく)と「烏」 「鳥(とり)」と比べて(くらべて)みると、上の方(うえのほう)の横棒(よこぼう)が1本足りません(たりません)。 なぜでしょう? …… …… …… …… …… …… …… …… …… 答えは「目がどこにあるかわからないから」。 この漢字、もともと鳥の形(かたち)の絵(え)からできあがったものなのですが、烏の場合(ばあい)、黒目(くろめ)なのでどこにあるかわからず、絵から漢字になったときに一本少なく(すくなく)なってしまったようです。 ゴミを散らかし(ちらかし)たり、他(ほか)の動物(どうぶつ)に意地悪(いじわる)をしたりと、嫌われる(きらわれる)ことの多い(おおい)カラスですが、実(じつ)は頭(あたま)がとても良い(よい)ことでも有名(ゆうめい)。 雪(ゆき)が積もった(つもった)屋根(やね)にひっくり返って(ひっくりかえって)寝そべって(ねそべって)、シャーッと滑って(すべって)遊ぶ(あそぶ) 硬い(かたい)木の実(きのみ)を、道路(どうろ)に置いて(おいて)、車(くるま)に踏ませて(ふませて)割って食べる(わってたべる) 一度(いちど)、人になつくと、どこまでもついてきて「遊んでー」とせがむ そんな一面(いちめん)もあるのだそうです。 賢い(かしこい)鳥もいるのですね。 <風待人さんによる写真ACからの写真を引用しました。> |