0521校長一日一話
校長 一日一話
皆さんに伝えたいこと、感じたことやこれからのことを臨時休業の期間中、毎日一話ずつご紹介していきます。 5月21日 「明るい社会をつくるために」 みんなが安全で安心な暮らしができる「明るい社会をつくる」ことはすべての人の望みです。犯罪や非行をなくすためには,どうすればよいのでしょうか。取締りを強化して、罪を犯した人を処罰することも必要なことです。しかし,立ち直ろうと決意した人を社会で受け入れていくことや犯罪や非行をする人を生み出さない家庭や地域づくりをすることも、とても大切なことなのです。 明るい社会をつくるためには,一部の人たちだけでなく,地域のすべての人たちがそれぞれの立場で関わっていく必要があります。では、中学生として、どのような行動をとったらよいでしょうか。そのことについて、社会を明るくする運動(社明運動)についてのある中学生の意見を紹介します。 まず、みなさんは「社明運動って何?」という疑問を持つと思います。「社明運動」とは、社会を明るくする運動というものです。その目的は、犯罪や非行を防止し、犯罪のない地域をつくっていこうということが目的です。 では、私たちは、どのようにしてこの運動に携わっていけば良いのでしょうか。 私はこう考えます。 まず、自分が悪い行動をしないということです。 みなさんは、「なんだ、当たり前のことじゃないか」と思うと思います。ですが、その当たり前のことをいつも行うということは、簡単ではありません。例えば、軽い気持ちで、少し夜遅くに出歩いて、遊んで出たゴミを道や公園に捨ててしまうなどをしてしまうかもしれません。当たり前の正しい判断をするために、常に冷静な判断ができるよう、自分で考える習慣が大切です。 次に、みなさんから見て、この行動は良くないと思ったら、注意してあげるということです。「何かトラブルが起きそうだ」、そう思ったら、そうなる前に止めてあげられるようにしましょう。 少し声を掛けてあげる、その小さな行動で、その人を正しい道へ戻し、地域での悪い行動をする人を減らしていくことにつながると思います。 一人ひとりがしっかり気をつけ、これから地域での犯罪、非行を減らしていき、明るい社会を作ることに貢献していきましょう。』 犯罪や非行の防止のために、中学生としてできることは、紹介した意見にあるように、『自分が悪い行動をしない』、『この行動は良くないと思ったら、注意してあげる』などの小さな行動で、自分や地域での悪い行動をする人を減らすことが大切だと思います。 明るい社会をつくるために、自分がどのような行動をしたら良いかを考えてみてください。そして、そのために、小さな行動で良いので、実行してみてください。自分で考え、自分の行動に責任を持って、川中生全員が過ごせることを期待しています。 今日のパワーフレーズ 「与えた恩は忘れろ。受けた恩は忘れるな。」 だれかに「力になってあげたのに!」と思うことがあります。でも、力を貸した時には、見返りを求めて力を貸したわけではないと思います。また、自分自身も、ほかの人から恩を受けたことに気が付かなかったり、忘れてしまったこともあるかもしれません。 |