0507校長一日一話
校長 一日一話
皆さんに伝えたいこと、感じたことやこれからのことを臨時休業の期間中、毎日一話ずつご紹介していきます。 5月7日 授業をよくするために 日本の学校には、授業研究という独自の先生の活動があります。明治時代に、日本に学校というものが設置され、学校で良い授業を創ろうと、先生が自主的に続けてきている活動です。戦争や戦後の教育改革の後でも、変わることなく続いてきました。その方法のひとつとして、研究授業があります。 研究授業とは、自分の授業を他の先生に見せる、あるいは、他の先生の授業を見ることにより学ぶことです。教師としての対応や子どもの反応の様子について、その後の協議会で具体的に観点やねらいについて、授業した先生や参観した先生が議論し学びあいます。今、海外では、日本の授業研究の良さが認められ、研究者や教師が日本に学びにきています。 授業を他の人に見せることは、自分独りよがりの授業ではなく、より客観的な、子どもにとって良い授業(わかる授業、できる授業、考える授業)ができるようになるという利点があります。授業を行う上で、意識したい観点を川口中では、決めています。 1めあてや見通しを明確にしている。 2板書が分かりやすい、書きやすい。 3教材を効果的に使用したり、教材を工夫して、興味や意欲を引き出している。 4授業の組み立て方や流れを工夫している。 5発問の工夫している(生徒が考えるきっかけとなる発問) 6考える場面や時間を適切に設定している。 7授業の振り返りをしている。 1〜7の観点が毎回必ず、どの授業にも表れることは、難しいかもしれません。しかし、それらを意識し、できるだけ多くの観点が意識される授業を繰り返すことにより、良い授業が出来てきます。 皆さんや多くの人の頑張りで、授業を再開できる日も近づいています。先生方も、授業の再開に備えて、良い授業を行うための準備をしています。授業では、先生も一生懸命授業をするので、皆さんも一生懸命授業に取り組んでください。 今日のパワーフレーズ 「また会ってみたいと思われるような人になりなさい。」 皆さんは、どんな人がまた会ってみたい人ですか。 |
|