休校4日目
●2001年 U17日本代表 田嶋監督(現JFA会長)
海外遠征の際、ドイツ、フランス、イングランドと同じ宿舎だったときの出来事です。 「朝食のとき、他国の選手は髪を整え、ポロシャツをズボンの中にきちんとしまい、靴もしっかりと履いていた。対して日本の選手は、寝癖がついた髪にジャージの裾のチャックは開けたままサンダル履き。あいさつもしっかりとできない。その状況を見て「勝負あった」と。実際にゲームでも大差で敗れた。」 他国の選手はアーセナルや、バルセロナのアカデミー所属だった。技術指導だけでなく人間性や社会性、国際性を育むエリート教育を受けている。サッカーに対する基本的な姿勢や考え方。言葉遣いや話し方、身だしなみ、礼儀作法も含めてしっかりと教育されていた。 これをきっかけに、世界の強豪に打ち勝つためには、日常生活の立ち振る舞いも重要だ!となっていきます。 ●マザーテレサの言葉 思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。 言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。 行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。 習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。 性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。 生活習慣がいかに大切か、ということです。 休校3日目
こんな時こそ、基礎の徹底をしてほしい。
普段の基礎練習はウォーミングアップ程度でしかない。チーム練習ができない時だからこそ、個人練習に時間を費やしてほしい。 思い通りにコントロールするための力加減やインサイドキックのフォーム、ヘディング、などなど。 毎日ボールを触っていれば、この2週間で劇的に上手くなる(感覚がつかめる)かも。 ずっと昔に、プロチームのキャンプに参加させてもらったことがある。一緒にパス練習をしたのは、プロ2年目の選手だったのだが、とにかくミスをしない。蹴られたボールは、ずっと同じ所に飛んでくる。 「フリーでやっている(プレッシャーが掛からない)限り、ミスはしませんよ!」と当時のコーチが言っていた。 どれだけ、ボールを蹴ったか、だよね。 漢字の書き取りや計算練習も勉強の基礎ですから、しっかりと取り組んでほしい。 どれだけ書いたか、どれだけ解いたか、だよね。 休校2日目彼は、プロボクサーになりたいという夢を持っていますが、母親からは体が心配だからという理由で反対をされています。 「大事なのは、君がやりたいと決めたことなら曲げないことだ。自分が選んだその道でいつも全力を出し切っていく、そうすれば夢は必ず花開くんだ。私はずっとそう信じて生きてきた。」 彼は、この言葉を聞いてプロになる決意を固めます。 いつも同じ試合展開で負けてしまう、頑張りきれない選手に対してもアドバイスをします。 「ボクシングは10年15年練習をして自分の戦い方を見つけていくのかもしれません。でも「これだ!」とはっきり分かる瞬間は突然訪れるものなのです。自分を信じて、自分を変える挑戦を続けること、それが大切なんです。」 休校2日目 一日おきに野猿峠へ走りに行っても、体を休める時間は十分にあるはず。 休校 初日NHKのドキュメンタリー番組「奇跡のレッスン」から 最強コーチ ウラジミール・シン ボクシングで選手時代は旧ソ連ライトミドル級チャンピオン。 指導者としては、ウズベキスタン専務理事兼強化委員長として、2016年のリオ五輪で出場国最多の7個のメダルをもたらした。 ボクシングは厳しい減量なども必要な自己管理が欠かせないスポーツです。食事、睡眠の管理も大事ですが、勉強をしているかも非常に重要なのです。 ボクシングは規律正しく行うスポーツです。だから、勉強にきちんと取り組めない子はボクシングにも向き合えません。 学校があるときと同じように過ごせ、というのは無理な話。でも、突然にできた自分の時間をどう使っていくかを真剣に考えてほしい。 この時間が、いつまで続くか分からない。なくなってしまったときに後悔しないために。 |