戦う気持ち 1
いま、日本で多くの人たちがラグビーを観ていることでしょう。ラガーマンは、戦う男の代名詞と言って良いでしょう。あのタックルは、交通事故と一緒。一般人では、まず耐えられない。
その中でも、ひときわインパクトがあり、熱い気持ちにさせてくれるのが、ニュージーランド代表が試合前に披露する伝統の踊り「ハカ」。 ハカは、エネルギーや恐怖心を外に出す手段として使われるそうです。 「HAKA」の「HA」は息、「KA」は炎という意味があり、結束して、エネルギーを外に出して、集中するため儀式。 恐怖心といっても様々あるでしょう。敗北、プレーのミス、相手へのタックル、ケガなどなど。それら、一切の恐怖心を払拭して、戦う準備や心構えをする。 それが「ハカ」。もちろん、そこには、相手への敬意も含まれているはずです。 チームとして行うハカは、恐怖心を取り除いて、団結を与えたり、奮い立たせてくれるものです。戦いの他にも、お祝いや歓迎にも用いられます。例えば結婚式や授賞式といった名声が与えられる時、何かを成し遂げた人が誇りを示す意味も行われたりするそうです。 |