オリンピック・パラリンピック講演会
2月14日(火)5・6校時、本校のオリンピック・パラリンピック教育の一環として、講演会を行いました。
講師としてお招きしたのは、シンクロナイズドスイミング日本代表チームの一員としてロンドン五輪で5位入賞を果たしたのをはじめ、世界水泳選手権大会、アジア選手権大会、日本選手権水泳競技大会等で常に好成績を収めた足立夢実(あだちゆみ)さん。現在監督を務める国士舘大学シンクロナイズドスイミング部の学生さん二人を伴い、来校してくれました。 第1部は、「シンクロナイズドスイミングについて知る」。 足立監督が用意した映像を見ながら、シンクロナイズドスイミングについての理解を深めました。 第2部は、「実演を見る、体験する」。 冬場でプールが使えないことから、体育館内でできるトレーニングを見せていただきました(写真1枚目)が、大学生の現役選手がマット上で柔軟体操を始めたとたん、彼女たちの身体のあまりの柔らかさと動きのしなやかさに、生徒たちから驚きの声が漏れました。続いていくつかのトレーニングを見せてもらった後、代表生徒の体験(写真2枚目)。わずかな時間で確実に身体が柔らかくなることを目の当たりにし、生徒は驚いていました。 第3部は、「オリンピアンの講演を聞く」。 3歳で水泳を始めて以降、挫折や成功を繰り返したという足立監督ご自身のこれまでを振り返りながら、その時々でどのように思いどう乗り越えてきたかを話されました。その中で強調された次の2点は、生徒の心に特に響いたことと思います。 ・オリンピック出場といった大志は抱いてなかった。目の前にある一つ一つの小さな目標を達成するために精いっぱい努力をしてきたこと、これの積み重ねが日本代表としてオリンピック出場につながった。 ・シンクロナイズドスイミングの選手の中では身長が低い方で、これだけは努力でどうなるものでもなかった。身長165cm以上、これに及ばない者は1cmにつきマイナス1点との基準がある代表選手選考会では、常に−6点からのスタートだった。しかし、小柄で身軽なことで選手にとって花形といえるジャンプの役割を担えた。自分にとっての弱みは、努力によって大きな強みにできる。 体育館内がシーンと静まり返る中、足立監督の講演は終了、生徒会長のお礼の言葉(写真3枚目)で講演会の幕を閉じました。生徒会長の言葉も素晴らしいものでした。 |
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