下柚木小の窓から【11月30日その4】もう一つお話しします。挨拶のお話です。毎朝登校した時に、そして夕方帰る時に、職員室や校長室に元気に「おはようございます」「さようなら」と挨拶をしてくれるみなさん。とても素敵です。廊下ですれ違った時にしっかりと挨拶してくれる人もいますね。挨拶は無理やりやらされてするものではありません。恥ずかしいし、面倒だし、嫌だなって思いますよね。だから校長先生は黙ってすれ違った人に「あなた挨拶していませんよ」なんてことは言いません。でもひとつ絶対に言えることは、これからみんなが大人になっていく中で挨拶は必ず必要になります。ここでいう挨拶とは、自分のよく知っている友達や家族にだけする気楽な挨拶のことを言っているのではありません。大人は気の合う者同士でなくても、初めて出会った人にでも挨拶をします。それは挨拶が人とつながる力そのものだからです。でも挨拶をするには、誰でもちょっとした勇気がいります。その力がある日突然身に付くということはありません。子供の時から勇気をもって、だんだんとこの力を育てていくことができる人は、たくさんの人とつながることができて、豊かな人生を送ることができます。挨拶は未来の自分を幸せにするための手段なのです。人は一人だけで生きていくことは難しいです。誰かとつながって生きていく、たくさんの人とつながって生きていく。その時の便利な道具として挨拶がいつでも使えると素敵ですね。挨拶はする人もされる人も心を明るくすることができます。今日はこのあと、代表委員会の人たちがいじめ防止のお話をしてくれるそうです。これもとっても大事なお話です。ぜひしっかり聞いてくださいね。お話を終わります。 |