平成26年1月30日(木)![]() ![]() ○冬にんじん・・・アフガニスタンで生まれた人参。 日本には、江戸時代後期にヨーロッパから長崎に入ったものと、ヨーロッパからアメリカを経由して入ったものとがあり(西洋系)、現在主流の人参です(五寸にんじん)。一方、アフガニスタンに故郷をもつ(東洋系)は、江戸時代初期に入ってきました。色も多彩で細長いものでした。現在唯一出回っているのは、先が細く深い紅色で、金時にんじん(京にんじん)です。 人参の栄養・・・カロテンが豊富な根菜です。 オレンジ色の色素はカロテンで、体の中でビタミンAに変わります。緑黄色野菜の中でもカロテンの含まれる量はトップクラスで、体の免疫力を高め、皮膚や粘膜を強くして病気に負けない体をつくります。人参のカロテンは油に溶けやすく、バターや油で調理すると体への吸収が進みます。カルシウム・ビタミンCも豊富です。皮の下にも栄養がたっぷりつまっています。できるだけむかないで調理しましょう! 人参が育つ適温は、18度〜21度で、地域の気候に合わせて、全国的には周年栽培されています(春・夏・秋・冬)。生産量1位は北海道です。給食ではいろいろな献立に、人参が登場します。体を元気にする働きのある人参をたくさん食べましょう! |
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