2020年 4月23日 今日のひとこと 皆川先生から

外出自粛中に家で起こった、大したことのない話をします。
マンガでも読むような気持で、楽に読んでください。

終日自宅で過ごすことになり、コーヒーを何杯も飲むようになりました。
もちろん好きで飲んでいるのですが、しだいに「癖で」飲むようになりました。
そのうち胃が痛くなりました。

これはいかん、と思い、「コーヒーは朝と午後の2杯まで」というルールを自分で作りました。それ以外は白湯(さゆ)を飲むことにしました。白湯とは「お湯」のことです。
白湯生活を続けると、胃の調子もよく、朝夕に飲むコーヒーもおいしく感じられるようになりました。

このルール、もちろん作ったのも、守るのも私自身です。
もちろん、ルールを破ったところで何の罰則もありません(胃が痛くなるくらいです)。
その程度の、何ということはない話なのですが、大事なことがひとつあります。
それは、「ルールが先にできたわけではない」ということです。

自分の思ったように生活していると、何らかの不都合が生じます。
自分の胃が痛くなることもありますし、他人に迷惑がかかることもあります。
そこで、「ではどうしたら、自分も他人も快適に過ごせるだろうか?」という考えのもとに、ひとりひとりが「ちょっと我慢」すること、ルールとは本来そういうものだったはずです。

ネット上で「アフターコロナ」という言葉を目にするようになりました。
コロナウイルス収束後の世界、ということでしょうか。ともかく、アフターコロナの世の中では、いまと全く異なるルールもできるでしょう。中には複雑で難解なものや、厳しい罰則のあるルールも当然あるでしょう。

人の尊厳を奪うような、理不尽なルールなら断固反対すべきですが、時には自分の意に沿わなくても、守ったほうが良いルールに「自分を合わせていく」。そんなことも、生きるためのひとつの知恵になるかもしれません。

そして、もし皆さんが将来、ルールを「つくる」立場になったら、この話を思い出して、「どうしたら自分も他人も快適に過ごせるだろうか?」という考えのもとに、納得できるルールを作ってほしいと思います。

以上、大したことのない話と、最後にちょっと大事な話をしました。

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