2020年3月12日(木) 今日のもうひとこと 古川スクールカウンセラーから

緊急事態、上手に乗り切りましょう

 
 学校が休みになって11日経ちました。皆さんどんな気持ちでしょう。今は「緊急事態」です。見えないウイルスを封じ込めるために、多くの国民が不安の中で耐えています。正に「ストレス状況」です。心や体にかかるストレスの元をストレッサーと言います。いつもの生活ができない不自由さ、ウイルスからどう自分を守ったらいいか分からないことや先行きの不透明さ、ずっと家にいなければならないこと、遊べないこと、勉強ができないことなど、全部ストレッサーです。
 こんな状況に長くいると、心や体に変化が現れることもあります。例えば、心の面では、意欲や関心の低下、イライラ、不安、気分の落ち込み、元気がなくなるなど、体では、頭痛、めまい、肩こり、腰痛、胃痛、便秘、下痢、動悸、不眠など、行動の面では、食べ過ぎ、生活リズムの乱れ、暴言・暴力、作業能力の低下、うっかりミスなど。
 実は、生活から「ストレッサー」がなくなることはありません。けれども私たちは、日々のストレスとうまく付き合えるように工夫していくことで、乗り切ることや、プラスに変えることができます。そのような工夫をストレスマネジメントといいます。練習しておくと、ずっと役に立ちますから、お家の人とも考えてみてくださいね。

1やっていると楽しいこと、気が休まることをできるだけたくさん挙げます。
例えば、音楽を聴く、歌を歌う、楽器を演奏する、テレビを観る、You-Tubeを観る、絵を描く、本を読む、物作りをする、料理をする、運動をする、お菓子を食べる、ご飯を食べる、ゲームをする、散歩、ストレッチ、走る、買い物に行く、お風呂に入る、瞑想、寝る、信頼できる大人と話す、友達と電話やラインでおしゃべりをする、勉強する!等
2できるだけ細かく書いてみる。例えば、お菓子を食べる→チョコが好き→キットカットが好き→抹茶味の2本入りが好き→キットカットの抹茶味を、ホットミルクを飲みながらゆっくり食べると幸せ!という感じで。
3「今」できることを選ぶ。今は、家庭外の閉鎖空間で複数の人と濃厚接触をすることを避ける、と考えてみましょう。
4気をつけることを考える、ルールを決める。例えば、生活リズムは崩さない、ゲームは時間を決めて、ラインは言葉に気をつけて、とか。
5ゆる―く時間割を作って、「リラックスタイム」を入れる。

実は、お家の人とずっといることがストレスになることもありますから、お互いに自分だけの時間も大事にして過ごし、春を待ちましょう。そしてつらい時は学校に連絡してください。土日以外は、あなたの話に耳を傾けてくれる先生が必ずいますから。電話で話を聴いてくれる機関でもいいですね。ではまた新学期。

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