2020年3月11日(水) 今日のひとこと 高橋先生から

おはようございます。
心も身体も元気に過ごせているでしょうか。

今日は3月11日。東日本大震災から9年が経とうとしています。
突然訪れる災害に多くの人の命が亡くなり、日本中が悲しみに包まれた記憶が鮮明に残っています。未だに避難生活を送られている方々もいます。被災した方々に想いを寄せながら、今一度、家族で災害時の避難場所の確認をしたり、防災用具や備蓄を確認するなど、自分たちが今できることを考えていきましょう。

ひよ中では、3学期に2年生が授業で合唱曲「群青」を学習しました。東日本大震災で被災した福島県小高中学校の生徒たちによる作詞に、音楽の先生が作曲しています。

   あたりまえが 幸せと知った

この旋律の歌詞に込められた想いが、時を越えてなお強いメッセージとして伝わってきます。曲ができあがった当初は辛い想いが溢れ出し、歌声にならなかったそうです。少しずつ時間をかけて心が音楽によって癒され、少しずつ歌声となっていったというエピソードを聞きました。音楽は人を楽しませるだけでなく、多くの癒しを与えるものだと感じます。
そして災害は突然にやってくるものです。今回のコロナウイルス感染症に備えた休校も突然のことで、先生たちもこの状況に対してのとまどいや、生徒と授業ができない寂しさを感じています。先日、受験を直前に控えた3年生が「授業がしたいなあ」と言って帰りました。その素直な一言に嬉しくもあり、寂しくもあり、切ない気持ちでした。卒業式に向けて「大地讃頌」や「友」の歌の練習を重ねていく時間を皆と共有できなかったことが本当に残念でなりません。けれどもこの非日常を体験してこそ、いままで過ごしてきた日々がいかに幸せであるかを感じることができるのだと思います。この時間があるときにこそ、いつもお世話になっている人、育ててくれている人、励ましてくれている人などに「ありがとう」の気持ちを伝えてみてはどうでしょうか。また、修了式、卒業式を行うことができるという幸せもかみしめながら、今年度の残りの時間を有意義にすごしていきましょう。


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