2020年3月6日(金) 今日のひとこと 中村先生から

休校となり、早くも5日目となりました。生徒のみなさんは、どのように過ごしていますか。毎日提示している課題はきちんと取り組んでいますか。最近のニュースを見ていると、コロナウイルスの情報ばかりの暗いニュースの連続です。この一連の流れの中で、先生も週末の楽しみにしていたラグビー観戦も、延期や中止となり本当に残念です。


 そんな毎日ですが、今日はみなさんに歴史の話をしたいと思います。
 最近知ったことですが、今回大流行している「コロナウイルス」以前にも、世界では「ペスト」や「コレラ」、「スペイン風邪」といった疫病があったのはご存じですか。
 今から100年ほど前、「スペイン風邪」が大流行しました。1918年から1919年にかけて流行し、当時の世界の人口約16億人のうち、5億人が感染したと言われています。人類の3分の1がこの病に感染し、世界で約5000万人から1億人が死亡しています。
 その100年ほど前の1820年には、コレラが大流行しました。19世紀は産業革命で都市に多くの人が集まりましたが、労働者は劣悪な環境で働かされたためにコレラがまん延しました。その結果、衛生環境や労働環境に目が向けられ、今は当たり前の公衆衛生という考え方が生まれました。
 さらにその100年前の1720年には、フランスを中心にペストが大流行しました。ペストは黒死病とも呼ばれ、それ以前も度々流行していましたが、国をあげて防疫体制が整備されました。
 こうやって考えてみると、なんと100年おきに疫病が流行していることが分かります。驚くべき歴史の偶然ですね!覚えることがたくさんあって苦手意識を持つ人の多い歴史の学習ですが、日常の些細なことから歴史をひも解くとびっくりすることの連続です!少しでも興味や関心があったら、調べてみるのも良いでしょう。
 

 さて、生徒のみなさんの中には、楽しみであった部活動などもできず、悶々としている人も多いでしょう。また、3年生に関しては、卒業式がどうなるか落ち着かない人も多いでしょう。いつになったら、日常の生活が戻ってくるか不安で仕方ないと思います。そんなみなさんに先生の座右の銘を送ります。

「冬は必ず春となる」

長い人生の中では、良い時や楽しい時もあれば、辛い時や苦しい時もあるでしょう。それらが巡って自分自身の成長があるように、日本の四季の中でも、温かい春があれば、厳しい冬があり、巡り巡って歴史が流れていきます。たとえどんな厳しい冬でも必ず春が来るように、1人ひとりのみなさんは、学校で勉強できない、部活動ができない、遊びにも行けないなど、辛く苦しい「冬」を過ごしているのです。しかし、今この時期に自分が何をするかよく考えて行動していくべきではないでしょうか。今の頑張りが、新学期以降必ず実を結びます。今、日本は国をあげてコロナウイルスの終息を目指して最大限の努力をしています。1日でも早く終息することを信じて、日常生活が戻ってくることを信じて。「春」がやってくることを信じて頑張っていきましょう。先生たちも生徒のみなさんが生き生きとした姿で学校生活が送れるよう、「春」に備えて万全の準備をしていきます。
元気なひよ中生のみなさんに会える日を楽しみにしています

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