2020年3月3日(火) 今日のひとこと 弓場先生から

おはようございます。
おとといの日本は記録的な暖冬、と言われていましたが、立春を過ぎて、暦の上ではもう春です。
そろそろウグイスのひな鳥たちが、美しく鳴くための練習を始める頃かと思います。

さて、みなさん、今日はなんの日でしょうか。
…そうです。ひな祭りです。
3月3日、今では「桃の節句」と言われますが、五節句という区切りの中では「上巳(じょうし)の節句」。その起源は、日本から少し離れた中国でのお話。漢の時代の話です。

むかーしむかし、漢には徐肇という人がいました。
徐肇のもとには3人の女の子が誕生しましたが、生まれてすぐに亡くなってしまいます。
これは悪霊のたたりだ! と考えた当時の人々は、この日を禊(みそぎ)の日(悪い霊を追い払う日)としたのです。

日本にも昔から、人形に邪気を移して水に流す禊の習慣があり、これらが合わさったものが現在のひな祭りだと言われています。
ちなみに桃は、中国では邪気を払う魔よけの植物として慣れ親しまれてきました。
漢文には桃がたくさん出てくるのですよ。
日本で「桃の節句」と言われるのはここからきているのですね。

先日、私はお雛様とお内裏様の前に飾るひし餅を買いに行きました。
わたしは上から桃色、白、緑いろ、となっているひし餅を買いました。
これにもきちんと意味があり、「雪の下にはみどりが芽吹き、空を見上げると桃の花が咲くでしょう」という明るい気持ちを表しているのだそうです。

なんだか今の状況にぴったりだなあと思いました。
今は、いろいろなことをじっと待つ時期かもしれませんが、いずれ大きくたおやかで、きれいに咲く花たちを、みんなで見ることができたらいいですね。

では、また皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。

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