全校朝礼

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10月16日(月)
写真上)多摩特研マラソン大会の表彰
写真中)卓球部の表彰
写真下)久しぶりの全校生徒集合
<校長講話>
 おはようございます。先週から合唱コンクールに向けてのクラスでの練習が本格的に始まりました。校長室にいてもいつも校内のどこかから皆さんの歌声が聞こえてくるこの季節が、私にとってはとても大好きな時間です。合唱の歌声は、本当に人の心を揺さぶる力があります。今年は本当に久しぶりに会場の相模原市民会館で、沢山の保護者の方にも聞いていただくことができます。どうぞ張り切って皆さんの気持ちを込めた歌を作り上げてください。
 さて、先月の朝礼から今日までの間に、3年生は修学旅行、1年生は移動教室、1組はマラソン大会と、それぞれが人生の中で初めての経験をしました。2年生は反対にどこかの学年がいない学校で、学校の中心役を担うという日々を経験しました。それによって、今まで見えなかったものが、また一つ見えてきたものがあるのではないでしょうか。参加していろいろとみたり体験したりしたということは勿論ですが、参加できなかったとしても、それに向けていろいろな取組みをしたりいろいろな思いを巡らしたり、準備をしたりといったことも、とても大きな経験をしたと言えるのではないかと思います。
 いま、一人一人がひと月前とは違う新しい境地にいるのです。しかし、一つ一つの取組の中では、目の前にある何か一つ、例えば他の誰かのことだったり、自分自身のことだったり、といったことがとても大きな壁となることがあります。その壁のことで頭がいっぱいになってしまうこともあったかもしれません。これからだってそういうことはあるに違いありません。そんな時、ぜひ遠くを見てほしいと思います。
 皆さんの中で、将棋が好きな人はいますか?先週の水曜日、藤井聡太さんが将棋の8つあるタイトルを1年のうちにすべて制覇し、史上初めての8冠を達成しました。その藤井さんが永瀬拓矢王座を破ったとき、私がちょうど家に帰ったら家族がabemaテレビで見ていたので、一緒にかたずをのんで見ていましたが、終盤の局面を分析したAIの予想値では、永瀬王座が勝つ確率が99%と表示されていました。最後はお互いに持ち時間を使い果たして1分以内に次の手を打たなければならない局面になっていましたが、そこで永瀬御王座が打った123手目、角を前に進めて王手なのですが、それを打った瞬間AIの予想が正反対に変わり藤井さんが99%勝つだろうと表示されたのです。私のような素人からみると、王手だし、どうしてかな、と思ったのですが、少しわかっている人からは、それは痛恨のミスだったのは明らかだったのです。その日の朝からず〜っと頭をフル回転させながらやってきて、勝利目前だったのに、ほんの一手で一気に形勢が逆転してしまう将棋というもののすごさと面白さを感じました。終わった後対戦した二人で感想戦といって、あの時こうだったらどうしたのか?などと対局を振り返りながらのコマのやり取りをするのですが、二人はいつも一緒に研究し合ってきた間柄ですから、本当に仲良くあれこれ言いながらコマを動かしていたのも印象的でした。
 その藤井さんが、インタビューで自分の現在地を富士山に例え、「ちょうど5合目に当たる森林限界を超えたあたりでしょうか」と言っていました。実績を見れば「もう頂上です!」と言ってもおかしくないのですが、まだまだ真ん中をちょっとすぎたくらい、と言い「もっともっと面白い将棋を指してみたい」とも言っていました。常に遠くを見ているからこそ、目先の勝敗にすらあまりこだわらないので平常心を保てるのだと思いました。
 さて、皆さんの中学校生活も日々色々ありますね。合唱コンクールは来週の金曜日が本番ですから、もうあと1週間ですね。1学期から今まで、いろいろと準備を進めてきましたが、いよいよこの1週間がクライマックスです。音楽の時間は限られていますから、練習の中心はクラスでの自分たちでの取組となります。人には得意不得意があるように、合唱が得意でない人もいると思います。そんな中で、各クラスわずか10分に満たない時間の中にクラスのみんなが息を合わせて表現をするのです。これは簡単なことではありません。皆さんは難しいミッションに取り組んでいるのです。しかしそのミッションの先にあるのは、きっと大きな感動と新しい境地だと思います。本番まで残り1週間、クラスの目標をみんなで確認し、今まで身に付けた最大限の知恵と工夫によって、クラスの取組を進めてください。合唱に取り組んだ頑張りが、必ず皆さんの遠く先に続く人生に大きな力となって生きてくるはずです。いつか同窓会で集まったときに、みんなでクラスの歌を一緒に歌えたらすてきですね。
 また今度の土曜日は地域のお祭りである「宮上下柚木秋祭り」が学校であります。地域の人たちが力を合わせて作っているお祭りです。吹奏楽部など、舞台に出る人や司会進行の生徒会本部役員や会場係としてボランティアの生徒が参加します。楽しみにしています。

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