校長挨拶(1学期終業式)毎日ニュースでも放送している通り、昨年末から、「新型コロナウィルス感染症」の被害が、世界中で広がりました。そして多くの人が病気で苦しみ、たくさんの尊い命が失われました。 こうした中、東京でも多くの感染数が出て、学校も約3か月の間お休みになり、みんなは一日のほとんどを家で過ごすことになってしまいました。 先生たちはみんなが家で過ごしている3か月の間、一日も早くみんなが帰ってくることを願って、またみんながお家でも元気に過ごしてくれることを願って、新学期の授業を準備したり、動画を作成したり一生懸命準備をしてくれていました。 でもみんなのいない学校はとっても静かで、とっても寂しいものでした。 臨時休業期間も終わり、6月になって、徐々にみんなが学校に戻ってきてくれました。 やっとクラスの仲間が全員揃った時の嬉しさを先生たちはこれからも忘れません。何よりもみんなが元気な笑顔で登校してくれたことが先生は一番うれしかったことを覚えています。 そんな中みんなは1学期本当に頑張ってくれました。 感染防止のために、毎日マスクを着けることや、何度も何度も手洗いを行う事、友達とも大きな声で話さないことなど、本当によく頑張ってくれました。 元八っ子全員の協力のおかげで、元八王子小学校からは一人も新型コロナウィルスで苦しむ人を出さずに過ごすことができました。本当にありがとう。 校長先生が1学期、何よりもうれしかったのは、新型コロナの中でも元八っ子全員が落ち着いて先生の話を聞き、学校やクラスをより良くするために努力してくれたことです。 多くの人が授業でも姿勢を正しく、先生のお話をしっかり聞いて勉強していました。 将来生活やお仕事で困らないように毎日算数ドリルや漢字ドリルを頑張りました。 将来いろいろなことが解決できるように、たくさんのことを考えたりまとめ発表したりできました。 それだけではありません。 分からない友達に教えてあげたり、困っている友達に声をかけてあげたりして、友達を思いやる優しさも見せてくれました。 よりよいクラスになるように、クラスの課題を話し合い、よりよいクラスになるための話合いも重ねてきました。 高学年は、学校全体のことを考えて、1年生のお世話だけではなく、縦割り活動や委員会活動などリーダーとしてより良い学校づくりに取り組んでくれました。 そんな元八っ子と元八小の先生方は校長先生の一番の自慢です。本当にありがとう。心から感謝しています。 これから約1ケ月間の夏休みが始まります。 新型コロナウィルスの影響でできないことも多いとは思いますが、しっかり休んで、ぜひ家族といっぱいお話をしてください。 一つでもよいので夏休みにしかできないことにチャレンジしてみてください。 校長先生はみんなの幸せを心から願って、2学期に元八っ子全員が元気に登校してくれることを心待ちにしています。 令和2年(2020年)7月31日 元八王子小学校 校長 長田 猛 |