数学科の関数の授業
3校時の3学年の授業中、ある生徒から「関数は何に役立つのか?」といったつぶやきが聞かれました。この素朴な「問い」がとても大切で、数学を学ぶことの楽しさの実感につながります。そのためには指導する教師が、日常生活や社会で数学がどのように利用されているのかを生徒に話題として提供することも授業の深まりにつながります。教科書を見ると、パラボラアンテナのコラムがありました。パラボラは"parabola"と綴り、「放物線」を意味する英語です。3学年の生徒が学習している二次関数そのもです。住宅のベランダやマンションの窓際等に据え付けられているBS・CS放送用のアンテナも同じです。今夏、開催されたオリンピックの聖火をアテネで着火する時に使用された器具も同様です。私たちの周りには、気付かない中で多くの数学の題材があるようです。数学科の教員に聞いてみますと、「鉄橋等のアーチも二次関数です。」と説明を受け、感心しました。色々な角度から生徒のつぶやきに応えて行き、学習に励む生徒をそだてていきたいと思います。
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