2月28日(水)今では、どこの家庭でも当たり前のように食べられているふりかけですが、一体ふりかけのいつ生まれたのでしょう。ふりかけの歴史は意外と浅く、約100年ほどとも言われています。大正の初期、熊本の薬剤師、吉丸末吉さんという人が、日本人のカルシウム不足を心配して、小魚を姿のまま乾燥させ粉末にしたらどうだろうと思いつきました。そしてその粉末に、調味料・煎りごま・ケシの実・海苔などを加え、魚臭さを消して魚ぎらいな人でもご飯にふりかけて食べられるよう考案し、瓶詰めで売り出したのが始まりだと言われています。しかし大正時代に考案された時は、「ふりかけ」という名称はありませんでした。その後、商品があっても「ふりかけ」という名前はないという時期が続き、「御飯の友」「食卓の友」「遠足の友」「旅行の友」といった『○○の友』がふりかけの名前のように使われていました。その後、昭和34年全国ふりかけ協会が設立されてからは、ふりかけ食品として定義づけられ、正式に名称として使われだしたのです。『○○の友』がふりかけの代名詞だった大正時代から昭和になるとネーミングも変化を見せ、「鮭ふりかけ」「しらす茶漬」「たらこふりかけ」といった、原料名を表したものが増えはじめました。今日の給食はアーモンド・胡麻・かつお節を使った「ふりかけ」を作りました。 |