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           春に向かって・・・
 
副校長  香川 雅子
 
 先週末の雪は、校地内の木々や花々にもうっすら、白く積もりました。春の訪れを待ちわびながら、咲き広がりつつある校地内の梅や椿の花にも雪をかぶり、晩冬を感じさせられました。この雪もようやく溶けて、再び春の訪れを呼び込んでいます。
 都立高校の受検(一次、分割前期)を控えた3年生、昼休みには、男子は1年生、2年生と一緒になって、元気よく校庭でサッカーに夢中です。本校は小規模校であり、全校男子の人数は女子より少ないのですが、3年生は、下級生によく声をかけ、みな、仲良く関わっています。
 このような小規模校ならではの、全学年一緒のほほえましい触れ合い「上級生、下級生のよい関係」は、ぜひこれからも毎年続いていってほしいものです。そして、3年生は、来週ある受検に、下級生から贈られた教室の絵馬やみんなの応援を力として、合格目指して頑張ってほしいと思っています。よい結果がでるよう、みんなで願っています。 
 さて、1月24日(月)から5日間、2年生はご協力下さった近隣の事業所で、職場体験学習をさせていただきました。地域の大人の方と接し、社会勉強をしてきました。生徒は、5日間の体験を終え、初めて社会参加をし、仕事をやり終えてきた安堵の表情に加え、少し大人に成長した顔で学校に戻って来ました。職場体験学習で、地域社会の一員としての心構えや、自覚ができ、自己の自信にもつながりました。これからも地域のみなさまといろいろな機会で関わり、学んでいきます。みなさまから、社会生活について教えていただき、ご指導をいただいて、将来のよき社会人に向けて、いっそう、学びを深めていきます。職場体験学習でのみなさまのご理解とご協力を感謝申し上げるとともに、今後とも、引き続きよろしくお願いいたします。
 1年生は、1月26日(水)から二泊三日の宿泊体験学習(スキー移動教室)で長野県へ行って来ました。スキー経験初めての生徒も経験者も、それぞれが頑張り、上達できた実感を味わい、達成感をもって帰って来れました。また、宿泊を伴う集団生活の中で、引率した教員も、参加した生徒も、ふだんの学校生活では気付かなかった一人一人のさまざまな面を新たに発見し、そのよさを知ることができました。生徒は、宿泊体験学習で互いに協力し、仲間との絆をいっそう深めることができました。これらの経験は、これからの学校生活のさまざまな場面に活かされることと期待しています。
 立春を過ぎ、春はもうすぐです。3年生は進路決定に向け、今、直前の勉強に努力を重ねています。健康管理に十分注意して、万全の体調で臨んでください。素晴らしい春が待っています。2年生は、まとめのこの時期に、「勉強やその他やり残していることはないか」自分を振り返ってほしいものです。2年生としては、後1ヶ月と少しの間です。春には、最上級生の希望あふれる自分であるよう、今がまとめと仕上げの大事な時期です。1年生は、入学以来、この10ヶ月で、心身ともにたくましく成長しました。昨年入学を前にして、「こんな中学生になる」と思い描いていた自分があるように、2月、3月をしっかりと過ごしてください。
 春に花開き、咲き誇る校地内の桜の木々にも、その枝にはもう花芽のきざしが見えます。
素晴らしい春の訪れのために、今のこの時期を大切に、大事に過ごしていきたいものです。