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         横川中の豚汁について
副校長  香川 雅子
 
 東京都教育の日〔今年度は11月6日(土)〕は、本校では、授業公開の後、地域清掃を行っています。この地域清掃には、本校生徒のほか、保護者、地域、小学校の先生方、小学生など多くの方々が参加してくださいます。今回は、約50名の参加がありました。 この地域清掃に、毎年、青少年対策横川地区委員会、育成指導員、PTAのみなさんが、参加した生徒や地域の方々に豚汁を作り、振る舞ってくださいます。毎年続くこの行事を楽しみにされ、毎回、清掃に参加してくださる地域の方もいます。
 本校の豚汁は、とても美味しいと、生徒をはじめ、参加したみなさんに好評です。この豚汁作りには、毎年、受け継がれているレシピがあります。また、具材の野菜などを調達する店も、野菜は地域のこの店で、肉はここで・・・と決まっています。調理する時には、レシピ通りの調理法〔切り方(具のサイズ)、調理の順番、炒め方など〕で行われます。本校の豚汁は、肉を炒め、具のだしを十分に活かし、具だくさんが特徴です。いも類は、じゃがいもではなく、里芋を使うのも、本校の豚汁ならでは・・・です。体育館前には、この時期、柚がたくさん実り、この柚も豚汁に入れます。(柚は、地域の方にも持ち帰っていただきました。ご家庭で、料理やゆず湯などに、お使いになられるそうです。以前、本校のタラの芽や、つくしを、家庭で天ぷらや煮物料理にしてもらっている生徒の話をしましたが、この生徒は、今回は、この柚で、マーマレードを作るそうです。)
 このように、横川中の豚汁は、毎年変わらず同じもの、同じ味でいただけるのです。卒業生も、同じ豚汁を食べてきました。
 毎年恒例の豚汁は、今年も同じように調理され、振る舞われました。卒業生も来校し、本校の味を懐かしみながら食べました。この横川中の豚汁が伝統の味となって、引き継がれていることを強く感じました。
 用意された400食は、おかわりも多く、短時間で完食しました。豚汁作りには、当日のお手伝い以外にも、打ち合わせや、準備があります。大勢の方がご協力くださり、美味しい豚汁をいただくことができました。ご協力くださいましたみなさまに、感謝申し上げます。
 生徒によい思い出となる豚汁は、家庭や地域と連携した教育活動として、本校の伝統行事となり、特色ある教育活動の一つとなっています。次の代の生徒にも、同じもの、同じ味で、横川中伝統の豚汁をいただきたいものです。