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“外遊び”で学習意欲向上!
校 長 佐藤 晴実
先日、2・3年生は校外体験学習に行ってきました。それぞれいくつかの課題はあったものの概ね成功裡に終えることができました。
事前の学習はもとより、当日の班行動での体験は非常に有意義なものでした。
それは、自分たちで考え・行動する中で色々な問題を解決して行くことができるようになるからです。この校外体験学習を経験したことで、また一段と成長できたことと思います。
ところで、先日の新聞に次の様な記事が載っていました。
外で遊ぶと学習意欲向上
子ども時代に外で活発に遊んだ人ほど、本を読む割合や大学進学率が高い。
国立青少年教育振興機構は、こんな調査結果を公表した。調査に携わった千葉大の明石 要一教授(社会教育学)は、「子どもが外で遊ぶことで、探求心や知的好奇心を刺激し、学習意欲も向上させるのでは」としている。
調査は昨年末、全国の20〜60歳代の男女5000人と、小中高生1万1000人を対象に実施。「川や海で泳いだ」「友達と相撲をした」など30項目をもとに、外遊びの体験豊かなグループとそうでないグループとに分けた。
それによると、「体験豊か」という大人のグループは、1か月に本を1冊以上読む人の割合が71%にのぼり、少ないグループ(47%)より24ポイント上回っていた。最終学歴が大学以上(50%)という人も「少ない」グループより5ポイント多かった。
ただ、同じ調査では、外遊びのうち、海や川で遊んだ経験のある人が60歳以上で半数以上にのぼるのに対し、今の中高生は4割に満たない実態も浮かんだ。明石教授は、「学校や家庭は、子どもが外で遊ぶ機会をもっと増やす努力をすべきだ」と指摘している。
探求心、知的好奇心を刺激か
(5/25・火 読売新聞朝刊より)
さて、我々大人は子ども達にどれ程の外遊びを保証しているでしょうか? 勿論学校では意図的・意識的に色々な体験をさせるべく行事等に取り入れて取り組ませていますが、ご家庭でもぜひ、家庭でしかできない外遊びをさせてみては如何でしょうか。
そういった意味では、間近に迫ってきた“夏休み”を活用するのもよいことだと思います。ぜひ、家庭で話し合い計画的に外遊びを工夫し、探求心、知的好奇心を刺激し、学習意欲向上につなげていただきたいと思います。但し、気を付けたいこととして、外遊び=学習意欲向上ではなく、外遊び+学習=学習意欲向上としたいものです。