授業の様子から(1年 道徳)
- 公開日
- 2019/02/24
- 更新日
- 2019/02/24
副校長の日記
2月22日(金)
1年生の道徳の授業を参観しました。
「『公平』ってどんなこと?」を主題に、「どう分けるのがよいのかな?」という教材を使って学習しました。
くまさん、うさぎさん、ねずみさんの3匹が、お引越しのお手伝いをします。体の大きなくまさんは、たんすなど重いものを運びます。ウサギさんは、食器などを運びます。そして、一番体の小さなねずみさんは、軽い座布団などをせっせと運びます。さて、引っ越しが終わった後、ご褒美としておまんじゅうを6つもらいます。この6つのおまんじゅうを、3匹にどのように分けたらいいのか、みんなで考えます。
「2個ずつ分ける」(赤)という考えと、「くまに3個、うさぎに2個、ねずみに1個」(青)という考え方を示し、子供たちにそれぞれ自分の考えとその理由を考えさせます。そして、自分の立場をはっきり示すため、赤、青、黄色(どちらとも決められない)の3つのコーンを机上に置きます。
(赤)「くまさんに3個で、ねずみさんに1個だと、ねずみさんがかわいそうだよ。」
(青)「重いものを運んだから、くまさんは3個もらってもいいと思う。」
など、様々な意見がでます。
最初は圧倒的に赤の意見が多かったのですが、それぞれの意見を交流し合う中で、友達の意見を聞いて、自分の意見を考え直したり、深めたりするうちに、子供たちの心の中には迷いや、違った立場を認める発言なども聞かれるようになってきました。
一つの物事を、多角的・多面的にとらえ、道徳的な判断力を身に付けていく子供たちの姿がありました。