校歌

作詞 中村雨紅 作曲 権藤円立

八重垣の 山はみどり すきとおり すきとおる
ひかりひかり 集まる恩方 恩方川 帯に流れて
眉に迫る 新城が峰より高く 空をうつし 花を浮かべ歌いつつ
我等が胸に 湧き立つ希望 濁らぬ心 たゆまぬ学び
我等の目指すは 人世の文化 我等の理想は 世界の平和
ああ誇れよや その名 恩方中学校 ああ讃えよや その名 恩方中学校

校章

校章

本校の校章は、柏の葉が三枚組み合わされている。

校章の由来

柏は古来よりめでたい樹木とされた。江戸時代中期以降、五月の節句前には恩方から多量の柏の葉が江戸に送られ、 水無瀬橋際の河原では「柏の市」が開かれていた。 元禄年間、上恩方地区の入会山で柏の葉の採取をめぐって村民の間に争いが起こった。訴状を受けた代官所も仲介に入り、円満な解決を見た。
 本校の小山熊治初代校長は、当時の様子等を調べ、柏の葉はかつて恩方の人びとの経済を支えた大切な収入であったことから、恩方の生活を象徴し、柏の葉を通して、上恩方 ・ 下恩方の人びとが仲よく結ばれていったことから、恩一小 ・ 恩二小 ・ 元木小(後に追加)の子どもが、中学に入学して一体となって協力、団結して、より立派な社会人に成長してほしいとの願いをこめて、校章に柏の葉を取り上げたのである。