八王子市立第二小学校 校歌

光がいっぱい あふれるところ 燃えたつ健康 わきたつ希望 なかよく勉強 なかよく遊び
ながれる浅川 のびゆく文化 焼けても芽を出す いちょうのように みどりの肩組む 高尾を仰ぐ
機織る町の 八王子 まけずにやりぬく この気風 心も揃う 八王子
われらの第二 よい学校 われらの第二 自主の意気 われらの第二 よい学校
あすの日本の 力がそだつ いつもたゆまず はてなく進む 栄のその名を あげようわれら

校歌制定の背景

昭和36年7月14日、新校歌制定委員会が発足した。何回か検討を重ね、児童の詩や作文の募集の呼びかけを行い、題材集めを進めた。その後、旧音楽専科の紹介で、詩は勝承夫氏、曲は平井康三郎氏に依頼することに決定した。 ◇勝承夫氏(作詞)  東京都出身、東洋大学卒。作品には「うたの町」「小ぎつね」「かすみか雲か」などがある。 ◇平井康三郎(作曲) ドイツ古典派、作品には「平城山」「九十九里」などがある。 昭和37年3月15日、新校歌発表会を校庭で行い、翌16日には、南校舎3階3教室打ち抜きの講堂において、新校歌の発表会が行われた。  2年後の昭和39年10月16日には、PTAが5年間積み立てた資金によって、グランドピアノを購入した。その披露を兼ねた演奏会が行われ、校歌の作曲者である平井康三郎氏とその子息の丈次郎氏を招き、子息のピアノ演奏会、作曲者自身の指揮による児童の校歌斉唱も行われた。当時のPTAだよりには「平井父子の指揮・演奏による本校児童の校歌斉唱は、満場を魅了し尽くした」と記し、PTA会員の一人は、「校歌斉唱は平井父子の指揮・演奏で引き立ち、すばらしかった。私たちも合唱練習したいと思った」と書いている。 この校歌の作曲者の直筆楽譜及び作詞者の直筆歌詩は、現在も校長室に飾られている。

校歌2校歌1銀杏

旧校歌をふりかえる

緑色深き 多賀の森 體をきたへ 智を磨き
神鎮まれる 宮近く 道をいそしむ 同胞が
歴史も長き 光営の 誠実 カ行 共同の
誉を負へる 第二校 教のもとに 睦み合い
心一つに 手をにぎり 僥まず行かば やがて見ん
誓ひし友は 千五百 高嶺にすめる 月の影

(昭和12年3月卒業の記念アルバムより)  旧校歌は、作詞・作曲者共に不明である。