特色ある教育活動


ア 小中一貫教育
 1.中学校との系統を踏まえ、小学校における目指す児童像を、「進んで学び、ねばり強く課題に取組む児童」「やさしい心をもち、自分も人も大切にする児童」「自分から心や体を鍛え、前向きに行動する児童」とする。
 2.実技教科を中心に第六中学校の教員と小学校教員とで、ティーム・ティーチングを行う。第六中学校の補充学習に小学校教員が参加するなど「ティーチャーズネット」を充実させる。
 3.「小中一貫教育の日」を活用し、小中学校の教員が互いに授業を見合うことで学力観や指導観の共通理解を図る。
 4.夏の2回の合同研究会で学力調査等の結果をもとに昨年度作成した「連携カリキュラムの考え方」の見直しや生活指導上の課題や改善策の検討を行い、9年間を見通した指導ができるようにする。
 5.算数、漢字について小中一貫学習確認テストを2、3学期の初めに実施し、国語や算数の基礎的・基本的な知識・技能の確実な定着を図る。

イ 学力向上の取組
 1.週3回、朝読書・朝学習の時間を設定し、東京ベーシックドリル等を活用した主体的な学習や保護者ボランティアによる読み聞かせを充実させ、児童の読書への関心や漢字・計算等の技能を高める。
 2.読書については、図書館サポーターや保護者ボランティアを活用した読書指導や図書館の整備を一層進め、図書館の本の年間100冊読破を目指す。
 3.月1回の補習タイム、夏季休業中に実施する補習教室を学年単位で計画的に実施し、児童の基礎学力を定着させる。
 4.低・中・高学年ごとに児童の実態や発達段階を踏まえて作成した三小版「家庭学習ガイダンス」を4月の保護者会で配布、説明し、家庭との連携で児童の基礎学力を育む。
 5.児童の漢字習得の意欲を喚起するきっかけとしてPTAと連携し、2月に漢字検定を実施する。

ウ その他
 1.東京都人権尊重教育推進校(2年目)として「自分も人も大切にする子供の育成」をテーマに、国語、学級活動の授業を中心に全教育活動をとおして伝え合う力や自尊感情を高める実践を重ね、その成果を1月に研究発表する。
 2.学び、遊び、図書の三つの保護者ボランティアを中心とする「三小学びの支援ネットワーク」を充実させ、保護者や地域の方と共に児童を育てる「共育」を推進する。
 3.朝の時間を活用して「とんとん昔語り部の会」による昔語り(1〜3年生)を、4年生の総合的な学習の時間で昔話に由来する場所の地域めぐりを実施し、地域の歴史に関心をもち、地域を愛する心を育む。
 4.市の幼・保・小連携モデル校として子安保育園と連携して教員交流や児童・園児交流を計画的に行い、学びや生活、指導法に関する相互理解を進める。また、その他の近隣保育園、幼稚園との合同協議会も行う。
 5.地域のネイティブの協力を得た英語活動を1〜4年生で実施し、コミュニケーション能力の基礎を育む。
 6.栄養士による給食の献立紹介、担任、家庭科専科、栄養士のティーム・ティーチングによる食育指導、年1回の給食試食会と食育講演会、夏季休業中の親子料理教室を通じ、食事と栄養、食のマナーや伝統について、児童の指導と保護者への啓発を図る。