八王子市長房小学校 学校安全ボランティア
<はじめに>
地域には、本当にいろいろな方々が暮らしています。住んでいる人と同じだけ考えがあります。
そうした中、「子供を犯罪から守る」という思いを共有して、歩んで行こうとした仲間です。しかし、私たちは犯罪防止のプロフェッショナルではありません。この地域に住む一人として、出来る事を普通に行いたいと思っています。普通に行う中で結果として、私たちなりの活動の型ができればそれでよいのではないかと思います。今の世の中は結果が全てという風潮になっていますが、私たちの活動においては経過を大切にしたいと思います。
結果を求めることを急ぎすぎると、どこか軸がブレてしまいバラバラになってしまうこともあります。中には、そうじゃないだろうという意見もあるのでしょうが、私たちはまずはこのことを心に留めて続けていきたいと思います。
現在、私たちの近隣で凶悪な犯罪は発生していません。このような「平常時」でこそ、冷静に活動を考えることができると思っています。その「平常時」での活動は犯罪を未然に防止することにつながる活動であるとともに、「非常時」においても動揺することなく落ち着いた活動へとつながるものと考え、「本会」を立ち上げることにしました。こういった活動には達成地点や終点はないと思いますので、工夫や改善をしながら日々、仲間の皆さんと共に歩んで行きたいと考えています。
最後に、本会発足に至るまでには、町会や自治会の皆様をはじめ、民生児童委員様などから、様々な御支援・御指導をいただいて参りました。心より感謝申し上げます。
【安全ボランティア交流会】
<学校安全ボランティア会要綱>
1.名称
(1)本会の名称を「八王子市立長房小学校 安全ボランティア会」(略称:長房小安全ボランティア)とする。
2.活動の目的
(1)地域の子どもたちの安全を確保し、かつ健全に育成することを目的とする。
3.主な活動の内容
(1)長房小学校及びその学区を中心に、子どもたちの安全確保や健全育成に関する活動を行う。
4.活動する時の心得
(1)犯罪を目撃したり不審者を見つけた場合は、110番通報をする。不審者さがしや犯人逮捕が活動の目的ではないので、自分で解決しようとせず、
メモをしてすぐ警察に通報する。
(2)犯罪者は「地域の目」を嫌う。近所の人に見られたり、挨拶されたりしても犯行をあきらめる。
(3)活動を行う時は腕章をつける。腕章をつけているだけで、犯罪の抑止効果がある。
(4)一人一人が自己の認識に基づいて判断し、都合のつく時間帯で無理のない活動をする。
(5)安全確保や健全育成に関して、知らせた方が良いと判断したことは、学校または世話人へ連絡する。
但し、緊急を要すると認めた場合には警察に通報する。(長房小学校 TEL661−2081・副校長)(警察 TEL110)
5.組織
(1)安全ボランティア会は、全会員をもって構成する。
(2)安全ボランティア会に会長を置き、会長は長房小学校長とする。
(3)会長に不都合がある時は、会長が指名する会員が会長の代理をする。
(4)安全ボランティア会の中に世話人会を設置する。世話人会は、会長が依頼した数名の会員で構成し、その中から代表を置くこととする。
(5)世話人会は緊急時の対応や情報交換などを随時行う。
(6)全体交流会では、全体の取り決めや申し合わせについて共通理解を図る。
6.任期
(1)安全ボランティア会員の任期は、原則として1年とする。但し、継続して活動できる会員については任期を延長することができる。
7.招集
(1)安全ボランティア会は、交流会と世話人会を含めて年間3回程度、会長が招集することを原則とする。但し、会長が必要と認める場合には随時招集できるものとする。
(2)交流会は、会員相互のほかに本稿児童や教職員との交流も含める。
8.事務局
(1)本会の事務局は、長房小学校に置くこととする。
附則 この要綱は、平成19年4月1日から実施する。
<私たちの活動 申合せ>
《キャッチフレーズ》
「無理なく 根気よく」
[そのためには]
「出来る事を 出来る時に 出来る範囲で」
1.人数の規模や活動の内容を、他の所とつい比較しがちですが、私達の行動に誇りをもって地道に歩みましょう。
2.行動する前から、マイナスになりそうなことを考えるのではなく、仲間と話し合い、時には専門家からアドバイスをもらいながら進みましょう。
3.いつまで続けることができるだろうかなど、先のことばかりを考えて、まだ来もしない将来を悲観しないで活動しよう。
4.活動することによって生まれる仲間を大切にしよう。問題にぶつかった時にも、一人で抱え込まないで仲間と共に解決方法を考えよう。
5.自分や仲間の年齢・体調・地域の状況に合わせて、自分なりの方法で行いましょう。パトロール時にはペンとメモ帳を携帯しよう。
6.子供を見かけた時はあいさつをしてください。最初は、あいさつを返さない子供であったとしても、2度3度あいさつをしているうちに、長房小の子供は必ずあいさつを
返すようになります。
7.仲間や子供たちと顔見知りになり気軽に声をかけ合うようになれば、地域に連帯が広がります。その連帯が、犯罪者を寄せ付けない『地域の力』になります。
<学校安全ボランティアの応募について(お願い)>
草花にも春の近づきを感じております。皆様には、御健勝にてお過ごしのこととお慶び申し上げます。
日頃は、本校の教育活動に対して何かと御支援を賜り深く感謝申し上げます。
また、皆様におかれましても、パトロールや「ピーポくんの家」などに御協力をいただいておりますこと、心より御礼申し上げます。
この度、子どもたちのより一層の安全確保を図るために、学校安全ボランティアに応募してくださった方々で『長房小学校安全ボランティア会』を立ち上げました。第1回の『安全ボランティア交流会』は地域から応募された方々を中心に、本校で開催いたしました。「要綱」や「申合せ」などについての意見交換と、安全確保や健全育成についての情報交換を行い、貴重な御意見・御指摘をいただきました。
その交流会での資料等を、皆様にお届けします。御高覧の上、御指導・御助言をいただければ幸いです。
平成19年、つつじが丘トンネルの開通にともない、3・4・57号線が全線開通しました。交通量の増加によって地域の変容が予想されますが、いつまでも、子どもたちが安心して通学できる地域でありたいと願っています。皆様の温かな目を、ぜひ、子どもたちに注いでいただきたく、改めてお願い申し上げる次第です。
学校安全ボランティアとして御協力いただける方は、
長房小学校(TEL 661−2081・副校長)までご連絡ください。
お待ち申し上げております。