 令和7年度(2025年度)【心の教育をめざす長房小学校】 校長 川村 和人 入学を待っていたかのような満開の桜と春らしい暖かい日差しの中、2年生から6年生までの進級と新1年生28名の仲間入りを喜びながら、令和7年度をスタートすることができました。目を輝かせて活気あふれる子どもたちを迎え、私たち教職員一同も決意を新たにしています。 さて、本校では、学級閉鎖、体調不良、ご家庭の都合等様々な理由に対して、ネットワーク通信を活用した欠席連絡や学校情報の配信通知、児童1人1台の学習用端末を活用したオンライン授業など、様々な状況にあっても、学校と児童・保護者との【繋がり】を保つ対応を行ってきました。 そこで、令和7年度長房小学校の学校経営をすすめる上で、基本的な考えを保護者並びに地域の皆様、児童・教職員に以下のように、お伝えいたします。 八王子市教育委員会による令和7〜11年度の第4次八王子市教育振興基本計画「ビジョンはちおうじの教育」において、「あふれる元気 かがやく心 仲間とともに はばたけ未来へ」という基本方針をうけ、本校の教育活動の中で具現化していくことをめざしてまいります。 その上で、新たな変革の推進に当たってのスクラップ&ビルドを進める中で、過去2年間の長房中学校地区地域推進会議の支援によるキャリア教育を基盤として、引き続き学校経営の中心に据えていきます。これまでの授業の実践からは、子どもたちばかりではなく、学校・保護者・地域が様々な支えとなった人々との絆、一緒に学び合える喜びを実感できたことを経験し、一つの継承として、今後にもつなげていけると考えています。 正に、「主体的・対話的で深い学び」の体現でしたが、今後も経験したことのない大きな変化として、AIを中心にした電子情報化やワールドワイド規模での様々な人や文化に触れるグローバル化等急激な社会的変化、人的や自然的な不測の事態及び災害等に、次々と直面するものと予想できます。引き続き、私は校長として、学校は子どもたちの安全を守るとともに、未来の創り手として必要な学ぶ力や、人と共に知識を生かす力を身に付けさせることが最も重要な責務であり、使命であると考えています。正に、「主体的・対話的で深い学び」を体現できるように、子どもも大人も共にみなが参加し、共に知恵を出し合う新たな創造に向けて、地域の中で感じ、考え、行動するという「地域がステージの学び」をめざしてまいります。
【令和7年度学校経営方針概要】 ◎よく考えやりぬく子〇じょうぶで明るい子〇なかよく助け合う子 地域運営学校として学校に関わる全ての人がウェルビーイングを実感できるために、【言われてうれしい言葉をつかい、みんなと仲良く助け合い、学ぶ喜びを体得し、地域と共に歩む学校】を基に、人との関わりを児童のよりよい成長につなげる教育をめざす。 〈1〉めざす子ども像と長房中学校グループ(長房中・長房小・船田小)の児童・生徒像〉 ○自分の考えをもち、よく考えやりぬく子(自ら問いをもち、仲間と共に学ぶ子) ●「学習を大切にする子」・・・【問題解決力】 ○健康安全に気を付けじょうぶで明るい子(自他の健康安全・運動等の向上に挑戦する子) ●「体を動かすことを大切にする子」・・・【学びへの実践力と調整力】 ○豊かな心をもち、なかよく助け合う子(命と真心を大切にし、すすんで人の役に立つ子) ●「自他を大切にする子」・・・【人間関係形成力】
◎義務教育修了後、『社会の中でよりよく生きようとする人』の育成をめざす。
〈2〉めざす学校像 ○子どもが落ち着いて学べる学校(児童が、できる楽しさ・分かる楽しさを味わう学校) ○子どもが安心して生活できる学校(認められる楽しさを味わう学校) ○地域から親しまれ信頼される学校(保護者・地域住民の方々が、児童を安心して通学させ、自らも参画する学校)
〈3〉めざす教師像・・・【目をかけ、声をかけ、手をかけ、心をかけ、適切に時・人をかける】5かけ指導 ○常に明るい笑顔で未来に生きる子どもたちの力を最大限に伸ばそうと前向きに挑戦する教師。 ○一人ひとりが分掌のリーダー、フォロワーになり、チーム力で学校を創っていく教師。 ○地域運営学校の一員として、保護者・地域の方と一緒に、子どもたちの力を育むために連携を図っていく教師。
|