本校は、八王子の北西に位置し、親子三代にわたって本校に関わりをもつような児童も多く、今年度で１１４年目を迎える歴史と伝統のある学校です。
　最寄の駅はJR西八王子駅ですが、JR・京王線 高尾駅からもバスで約１５分のところにあります。高尾街道に面した所にあり、高尾街道のケヤキ並木や校庭の桜が春夏秋冬、それぞれの装いで迎えてくれます。 近くには、元八王子幼稚園、元八王子保育園、元八王子中学校、共立女子第二中学校・高校があります。また、義務教育９年間を見通した教育活動を通し、学力向上を図り、社会性・人間性豊かな児童・生徒を育成するために、弐分方小学校、元八王子中学校と小中一貫教育を進めています。
　目指す学校像は、３つのき「来たくなる、規律ある、きれいな」学校です。（児童にとって）毎日が楽しく、明日も通いたいと思うことのできる学校、（教職員にとって）各自が自己の役割を認識し、目標に向かって協働する学校、（保護者・地域にとって）安心して子供を通わせることができ、誇りに思うことのできる学校を目指し、様々な教育活動に取り組んでいます。
　令和６年度は通常学級が１３学級、くわのは学級(特別支援学級)の４学級を合わせて、１７学級、４２３名でのスタートとなりました。更に特別支援教室の拠点校として、地域の特別支援教育の推進役を果たすことが出来るようになりました。
　元八王子小は「子どもたちの社会的自立」を合言葉に学校（教師・子ども）・家庭・地域が強力に連携しながら、『Try＆Error』に挑戦し続けます。
　また、学力向上を本年度も重点として、『学力向上推進計画』を策定し、全学年一部教科担任制の導入、中学生・高学年指導による1，2年生対象の『放課後学習教室』の実施、全学年『学習定着確認テスト期間』の設定、PTCA組織による算数授業での授業補助、校内研究におけるICTを効果的に活用した『個別最適化学習』等、様々な取組を力強く進めることで子供たちの学習の定着を図ってまいります。
　新たな出会いを一期一会として、１１４年もの間、地域から愛され続ける元八王子小学校を、地域の皆様の熱き思いを引きつぎ、学校・家庭・地域協働による学校づくりを目指します。
　「義務教育」とは、子供たちが自信をもって社会に出られるようにしてあげること。ご家庭で育んでこられた子供たちのエネルギーを最大限に生かしながら、未来を生き抜く子供たちに必要となる力を、学校・家庭・地域が連携・協力しながらしっかりと育てていきます。保護者・地域の皆様におかれましては、子供たちの健やかなる成長のために、これからも変わらぬ御支援・ご鞭撻を賜りますようお願いいたします。

八王子市立元八王子小学校
校長　内田　克美