学校長あいさつ
令和6年度が始まりました。ここ数年間は桜の開花も早く、春休み中に花が散り、新緑の葉桜の新学期でしたが、今年度は桜の花の舞い散る中、4月8日に始業式、同日午後には入学式が挙行されました。上の学年に進級した2、3年生は新たな目標を掲げ、目を輝かせて登校してくれました。また、本校の標準服を着た159名の新入生は、少し緊張した様子でしたが、新たな中学校というステージでこれから3年間、様々なことに挑戦していこうとする決意と意欲を感じることができました。全校生徒485名がよりよい一中を築いてくれることを期待しています。
さて、昭和22年に開校した本校は、今年度78年目を迎えます。この間、多くの卒業生が卒業し、地域に愛され、温かいご支援とご協力を賜り、本校の素晴らしい教育活動が脈々と受け継がれているは、とてもすごいことだと感じます。これらの伝統を引き継ぎ、さらに発展させることができるよう日々の教育活動を充実したものにしていきます。以下に本年度の本校の学校経営の重点とその方策を記載します。
令和6年度の学校経営の重点と方策
〔1〕日々の授業の充実と教員の指導力の向上 −生徒と教師の学びの充実−
(1)興味関心を高める教材の活用と思考や対話を重視した学習過程の工夫
(2)学習端末を効果的に活用した授業改善と家庭学習の充実
〔2〕組織的な課題対応と安全管理の徹底 −不登校支援の充実といじめの未然防止−
(1)不登校生徒へのきめ細やかな支援と別室登校、教育相談体制の充実
(2)いじめの早期発見、早期対応を図る組織的な取組の徹底
〔3〕特別支援教育の充実 −個に応じたきめ細やかな支援−
(3)特別な配慮や支援を必要とする生徒へのきめ細やかな継続的な対応
(4)特別支援教育に関する教員の指導力の向上と特別支援学級との交流の充実
〔4〕部活動改革と地域の教育力の活用 −部活動の精選、地域人材の発掘・活用−
(1)段階的な部活動改革の検討・実施、地域の活動と連携・協力
(2)学校運営協議会の充実、新たな体制でのPTA活動の推進
令和6年4月
八王子市立第一中学校 校長 石代俊則