学校日記

アルファ化米を炊いている様子

公開日
2018/09/04
更新日
2018/09/04

給食室

実際の災害時にはお湯や水を加えるだけで
食べられるアルファ化米ですが
給食で食べる場合は窯で
撹拌しながら作ります。

一食ごとに小分けになったものもありますが、
今回防災課から支給してもらったものは
一度に50人分のごはんが炊ける
大きなサイズのものです。

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【アルファ化米とは】
炊いたり蒸したりしたお米を、
熱風で急速に乾燥させておいしさを閉じ込めたお米です。

お米にはエネルギー源となるデンプンが含まれています。
お米のデンプンには2種類あり、
生のお米は水分が少ないため
腐りにくいけれど食べても消化されにくい「β(ベータ)デンプン」、
炊飯したご飯は体内で速やかに消化されるものの
水分が高く腐りやすい「α(アルファ)デンプン」の状態です。

通常、炊飯したご飯を放置すると
デンプンは生のお米の構造(βデンプン)に戻ろうとします。
しかし、炊飯直後に熱風で急速に乾燥させることにより、
デンプンはアルファ化の状態を保つので、
アルファ化米と言われるようになりました。
また、乾燥することで水分が少なくなり
腐りにくい状態になっています。

(参考文献:アルファー食品株式会社)