学校長挨拶

校長あいさつ

 

本校は、地域で大規模団地の開発が進んだことを受けて、昭和44年9月1日に、児童数53316学級の規模で開校しました。当時の資料によると、16学級のうち1年生が5学級を占めており、子どもの約95%が都内各地からの転入者でした。そのため、考えや習慣がそれぞれ異なる子どもが混ざっており、当時の学校において、多様な背景のある子どもが、早く新しい友達を作り、学校生活に慣れていけるようにすることはとても大切なことでした。そこで、知徳体の調和のある子どもの育成を通して、学校生活での「融和をはかる」ことを理念とした教育実践を積み重ねてきました。この開校時の理念は、現在の本校が「通常学級」「知的障害特別支援学級」及び「特別支援教室拠点校」として、多様な背景を抱える子どもを受け入れた教育実践を行っていることに通じるものがあると考えています。

現在の本校の教育理念は「学びにおいて誰一人取り残さない長房小学校」です。学校は、子どもにとってセーフティーネットであり、地域の義務教育の公立学校として、いかなる時も子どもから学びを奪わず、全ての子どもの学びを保障するという使命が学校にはあります。通常学級、知的障害特別支援学級及び特別支援教室がある本校には、子どもの数だけ、それぞれが抱える様々な背景があります。子どもの人生を長い学びの連続として捉えた場合、本校は小学校時代の教育を担っています。そのため、中学校やその後の進路まで見据えて、将来の素地となるような学びに向かう力を育成していくことが責務であると考えます。学んだことが、たとえ小学校の時には成果として現れなくとも、本校で学んだ6年間が子どもの人生にとっての土台となり、大人になった際に社会を生き抜いていく糧となるような、教育を実践していかなければなりません。

開校以来、これまで積み重ねてきた本校の教育実践を大事にしつつ、今の時代とともに変わる様々な教育課題に対応しながら、全ての子どもたちの学びを大切にする学校であることをめざしています。子どもたち、保護者、地域の方から、「自分の通う学校が長房小学校でよかった」「この町に長房小学校があってよかった」と思ってもらえるよう、教職員一同、まい進してまいります。

 

八王子市立長房小学校

校長 橋 本  潮